Mナンバーとは、
である。本記事では、2番目の事項について扱う。
Mナンバーは、日本のアニメーションや特撮の音楽・音響制作の中で生まれた。
アニメや特撮には、作品1本につき、数十曲から数百曲に及ぶこともあり、多数の音楽が使われる。その上に、テレビや映画で出される作品の音楽はその作品のために作曲される劇伴が中心になっていることが多い。全ての楽曲に本タイトルを付けることは、劇伴作家や音響制作担当などアニメの音に携わる人間にとって手間となるため、仮題とMナンバーを付ける慣習がある。
Mナンバーは、基本的に分類記号で分けられており、例えば、1クールのみのテレビアニメであれば単純に「M-1」「M-2」「M-3」……と順番で分類されるケースもあるが、分け方はこれだけではない。
ドラゴンボールシリーズでは、1回の録音ごとに「M-100」「M-200」と百の位を進める慣習があり、 A~J にそれぞれジャンル分けされた番号が付与される。プリキュアシリーズでは「MH-1」や「P-1」などM以外のアルファベットを使ってシリーズごとに分けられている。このような慣習は番号被りをし、管理をしにくくなることを防ぐためであり、これも制作者側の工夫の1つとなっている。
一方で、サウンドトラックを好んで買う劇伴マニアやサントラオタクなどと呼ばれるファンが存在するが、これらのファンはこのMナンバーをサウンドトラックの曲名につけられることを好む傾向にある。
これは、サウンドトラックでつけられたタイトルが後付けされているためであり、Mナンバーこそが正題であると主張する者もいる。そのために、Mナンバーがついていないサウンドトラックのインターネットレビューには「付けて欲しかった」というレビューが散見される。しかし、実際はMナンバーが判明しているアニメや特撮作品の方が稀であり、極論を言えば、普通に視聴する分にも全く問題ないことは事実である。
また、劇伴マニアの中にはこのサウンドトラックには収録されていない劇伴音楽のMナンバーやアニメや特撮作品の未使用曲のMナンバーを考察するかなりコアな者もおり、TwitterにいるユーザーのツイートからはアニメのBGMへの奥深さを感じられる。
上記はMナンバーが記載されたサントラの例。単なる筆者のおすすめ。
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最終更新:2024/12/21(土) 21:00
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