SCP-7103とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
| SCP-7103 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| OC | Euclid |
| 収容場所 | サイト-19 |
| 著者 | Karathh, AnAnomalousWriter (共著) |
| 作成日 | 2022年9月12日 |
| タグ | 人間型 共著 像 知性 自我 碑文 通信 |
| リンク | SCP-7103
|
| SCPテンプレート | |
SCP-7103は高さ1.6mほどの人型の彫像。いたるところに空洞や割れ目等の損傷が目立っている。面白いことに、財団の研究服のようなものが胴体部に彫られている。
SCP-7103には目はないが、眼窩に当たる部分に2つの空洞が空いており、周囲を認識し自律的に行動可能。このSCP-7103の視界に入った人は、視界から外れるまで動くことが出来ない。この能力を活かしてSCP-7103は財団職員から避けるように行動する。
この像がはじめて姿を見せたのは2022/06/22。サイト-19に木製のコンテナに内蔵された状態で突然現れた。監視機器や目撃者によればこの地点では空間現実歪曲が発生していたという。このコンテナには「ラボ-19」という文字と、財団マークに似た紋章が側面に表記されていた。しかし、財団のマークが内向き矢印で、真円もそれを取り囲むように3つの突起がある丸の中にしまい込まれているのに対して、SCP-7103の場合は円が飛び出ていて矢印も突起部分からその円を突き抜けるように外向きに飛び出している。
SCP-7103の胸ポケットからは金属製のカードが発見されており、こいつは「ギッゲル・グレオクグ」という名前でセキュリティクリアランスレベル3の生物人類学部門の職員であるらしい。同時に2体の類似実体がコンテナ内にいたが、なぜか初期回収チームは誤ってその彫像の首をへし折って破壊してしまった。残骸は崩壊し、SCP-7103は2体の仲間の成れの果てをみてパニックを起こしたようだ。その後、財団職員に見られていることにSCP-7103が気付くと、恐怖とパニックの症状を示すようになっている。またこの時無線による救難信号を発信していたが、2時間で停止している。この通信の解読及び受信者の解析がすすめられている。
上記の説明がSCP-173 (彫刻 - オリジナル) に似通っていることは薄々読者諸兄らもお気づきのことだろう。両者ともにサイト-19に突然現れており、起源はわかっていない。ただし見られていると動かないSCP-173に対して、逆にSCP-7103は自分が人間を見ることでその人を動けなくする。また、SCP-173は首をへし折ってくるが、SCP-7103の同族たちは逆に初期回収チームに首をへし折られた。SCP-173は追いかけてくるがSCP-7103は逆に逃げる。
これについてはSCP-ENのディスカッションにて、共著者の1人、Karathh氏がSCP-173にインスパイアを受けていたことを説明している。SCP-7103の元いた世界は逆に人間がSCP-173のようなポジションであったという。
SCP-7103自身は財団に収容状態にあるが、項目名が「石像化」ということもあり、今後この「アノマリーと人間の関係が逆転した世界」との接触が増えていくのかもしれない。はたして、囚われのギッゲルくんはお家に帰ることはできるのだろうか。
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最終更新:2025/12/18(木) 11:00
最終更新:2025/12/18(木) 11:00
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