『うまぴょい伝説』とは、Cygamesによるアプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のイメージソングであり、そこから派生したアニメなどの企画でも使用された楽曲である。
| うまぴょい伝説 | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| 初リリース | 2016年11月30日 |
| 作詞 作曲 編曲 |
本田晃弘(Cygames) |
| ジャンル | アニメ |
| 時間 | 4分30秒 |
| レーベル | ランティス |
| 楽曲テンプレート | |
初登場は2016年に開催されたアニメ・ゲーム等のイベント「AnimeJapan 2016」で『ウマ娘 プリティーダービー』が発表された際のPVである。
やたら耳に残るキャッチーなメロディと特徴的な歌詞から、「こんな電波曲聞かされたら馬主も断るわ」などとまで言われてしまうこともあった。
しかしファンやスタッフからはなんだかんだ言って本作を代表する楽曲として愛されており、CDシリーズ「STARTING GATE」ではCDごとに各ウマ娘達のバージョンが揃って収録されているため「課題曲」とまで言われた。うまぴょいから逃げるな
冒頭でも記した通り、この曲の作詞・作曲はどちらも「本田晃弘」氏が担当した。氏はCygamesに所属するサウンドプロデューサー/サウンドディレクターである。
本田晃弘氏は下記2つのインタビューにて本楽曲の制作秘話を語ったことがある(1つ目のインタビューの主題としては『プリンセスコネクト! Re:Dive』という別ゲームに関するものだが、インタビュアーが途中で本楽曲についても触れたため)。
その語った内容によると、「電波ソングを」というオーダーを受けたが本田氏は電波ソングがよくわかっていなかった。そのため1000曲(!)くらい聴いて勉強したがそれでも「電波具合が足りない」と言われてしまったらしい。
そこで本田氏は「ワインを開けるしかない」という考えに至ってしまったのだという。どうしてそうなった!
そしてワインを瓶で飲みつつ、パンツ一枚で踊りながら作った結果がこの曲になったとのこと。ワインを2本空けた結果、相当酔っ払って作ったのでアガる曲になったのだ、と語っている。
歌詞には平仮名や伸ばし棒やふんだんに使われているが、これはもともとレコーディングでわかりやすいように平仮名や伸ばし棒を多めに使った仮の歌詞で、本当は後から体裁を整えるつもりだったのにそのまま本採用されてしまったそうである。なお歌詞自体は素面の状態で作ったとか。そっちは酒入ってないんかい!
メインメロディの他にハモリや掛け声、セリフなど収録には大変手間がかかり、その上音域も高く歌詞も詰め込まれているので人によっては非常に歌いづらいのだが、この曲が声優オーディションで本当に課題曲だった事があったという。「歌唱力を見るオーディションでそれはどうなんだ」とさすがに思われたのか、その後別の曲に変わったそうだ。
なお、氏はかつてコナミに所属しており、そちらでも「Dr.Honda」名義などで多数の曲を書いていたが、いわゆる電波に該当するような曲は書いていなかった。[1]本曲の作曲作詞を知った元BEMANI勢からは「あのDr.Hondaが電波ソングとは……」と驚きをもって迎えられた。ファンによればバッキングのフレーズなどに確かにトレンディーなDr.Hondaの息吹が感じられる、とのこと。
その後、2018年からはアニメ版『ウマ娘 プリティーダービー』が放映されたが、OP/EDともに『うまぴょい伝説』とは異なる曲だった。その為に「まあ流石にないか」と言う声と「何処かで使ってくれないかな」と相反した声が飛びかった。
第13話特殊ED後に画面が暗転。
「位置について~」の声、聞き慣れたイントロ。
「うまぴょい伝説」が流れた瞬間であった。
なにげに「STARTING GATE」に選ばれていないウマ娘も歌っている。
後に、アニメ版のキャラクターCDシリーズ「ANIMATION DERBY」でトレーナー(沖野T)、おハナさん(リギルのトレーナー)、実況の赤坂さんバージョンが発表された。
これはおハナさん役の豊口めぐみさんが「私(達)も歌いたい」と言ったのが発端とされており、他の二人はとばっちりを食った格好に(笑)
2021年放映の『Season2』でも、案の定というかなんというか、最終回のEDとして採用。
(ネタバレ→)いつかの日、もはや2度と相まみえることは叶わないはずだったテイオーとマックイーンの2人が練習場とはいえ揃ってターフの上に立ち、(「位置についてよーいドン」とばかりに)駆け出す感動のラストと共に流れ始めた「うーーーーうまだっち」に苦笑してしまった人もいるかもしれないが、1ヶ月前に始まったゲーム版でもグランドフィナーレ的な立場になっており、もはやこの扱いは当たり前と言っても過言ではなかった。
歌っているのはSeason2に登場したウマ娘たち。アニメ初出の面々もしっかり参加している。
URAファイナルズを飾るハチャメチャに楽しい楽曲。
うまぴょい♪うまぴょい♪大盛り上がり間違いなし!
以下のレースで1着
この曲がイメージソングとして世に出てから4年11ヶ月、ついにサービスを開始したゲーム版では、ウイニングライブ楽曲の一つとして初期実装されている。『Make Debut!』と並び、育成ウマ娘全員分の歌い分けに対応している。(CDが出ていても、育成ウマ娘として実装されていないウマ娘は非対応となる)
ただし、開放条件はURAファイナルズ決勝で1着。育成ストーリー最後のレースを突破する必要がある。
ゲームを始めたてのトレーナーではURAファイナルズ決勝どころか、URAファイナルズに辿り着くことすら容易ではないというゲームバランスの中でのこれ。(少なくとも「新設!URAファイナルズ」シナリオ内では)全楽曲中最難関を誇る。
ウイニングライブは楽曲開放条件を初めて満たした場合自動的に流れるため、苦難を乗り越えてURAファイナルズを制覇したトレーナーは必ずうまぴょいで出迎えられる。最後のレースで有終の美を飾ったご褒美としてノリノリで盛り上がるか、あんだけ苦労した果てが電波ソングかと困惑するかはトレーナー次第。いずれにしても、ともに歩んできたウマ娘が「きみの愛
が!」と叫ぶシーンはユーザー間でも評価が高いようである。
また、ゲーム中では随所でBGMとしてうまぴょい伝説のアレンジが流れる。特に印象に残るのは育成終了時のものだろうか。うまぴょいを知らない新規ユーザーであっても、「これまで何度も聴いてきたメロディがエンディング曲(実質)として流れる」という、ゲームあるあるの感動的な流れを体験できるようになっている。
シナリオ中ではゲーム新キャラであるトレーナー・桐生院葵(とプレイヤーのトレーナー)が広報のため、ウマ娘たちには余計な負担をかけまいと(そして乙名史記者の放言に乗せられて)自分たちが代わりにうまぴょいする羞恥プレイイベントがある。やはり人間にとっても課題曲なのか。モーションはちゃんとやってくれているがボイスはないので、収録が待たれる。
新人トレーナー2人がその場で無茶振りされてうまぴょいしていることや、うまぴょい伝説に関する他のイベント(キングヘイローのランダムイベント「三人寄れば一流の知恵」など)からして、作中設定としても「関係者なら誰もが学んでいるような曲」である様子。
URAファイナルズを主題としていない第2の育成シナリオ「アオハル杯~輝け、チームの絆~」でも育成の最終レースは同様にURAファイナルズとなっているため、これからもずっと『うまぴょい伝説』は『ウマ娘』グランドフィナーレであり続けるのだろう。
ウマ娘アプリがくうぜんのひっとテレビや他メディアで話題になったこともあってか、『うまぴょい伝説』はウマ娘ファン以外にも本作を代表する楽曲として知られるようになった。
また、TikTokなどで本作とは無関係にBGMとしてつけられ、『ウマ娘』は知らないが『うまぴょい伝説』は知っているという例も現れ始めた。
そのようなことから、2021年以降、他メディアでも続々と『うまぴょい伝説』が歌番組のライブで流れたり、演奏されたり、馬が出てくる番組のBGMとして使われたりと露出度を増やしつつある。
2021年7月17日
にまさかの公共放送「NHK」のシブヤノオトにおいてテレビの初披露が行われ、うまぴょいが全国ネットで放映されるという事態が発生した。
[2]空気的に大丈夫か?というトレーナーの予想に反して宮田俊哉の後輩である佐久間大介が解説したりいつの間にかうまぴょいしてたりしたため無事上手く行った模様である。なおこの実現に関してはNHK側からの積極的なラブコールがあったとのこと。
その後、10月6日のフジテレビ系列のFNS歌謡祭でも披露され[3]まさかの披露2回目にしてゴールデン進出という偉業を達成した。そして司会が嵐の「相葉」雅紀だったために「君の愛馬が!」の時に「俺の愛馬」に混ざって「俺の相葉」が混ざったという珍事が発生した。
そしてこちらは前述のシブヤノオトとは違い時間が早めであったがためか少し共感性羞恥まで発生した。
しかしながら、NHKでの御披露目があったことで期待されていた最初で最後のチャンスであったであろう第72回NHK紅白歌合戦への出場については実現しなかった。(アニメ、ゲーム枠ではこの年にヒットした「鬼滅の刃」や「シン・エヴァンゲリオン」が選出されている)
2021年11月4日、セガの音楽ゲーム「CHUNITHM NEW」に収録された。ちなみにCygamesの他のゲームの曲もCHUNITHMにはすでにいくつか収録されていたりする。
歌唱メンバーは「STARTING GATE 01」の3人。
CHUNITHM NEWで新たに登場した、AIR-ACTIONノーツを多重化した「AIR-CRUSH」ノーツが多く使われている。MASTER譜面では「(位置について よーい ドン!)」に合わせてゲートから飛び出すような演出が仕込まれていたり、「3 2 1 Fight!」のかけ声に合わせて「3」「2」「1」や「Fight」の形をしたAIR-CRASHが飛んできたり、振り付け合わせの譜面が降ってきたりする。譜面作成者名の元ネタはサポートRカードの「[トレセン学園] 〇〇〇〇」と思われる。
なお、
それぞれ獲得できる。
| アーティスト | スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、 サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、 トウカイテイオー(CV.Machico) |
|||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| カテゴリ | POPS&ANIME | |||||
| BPM | 170 | |||||
| 難易度 | BASIC | ADVANCED | EXPERT | MASTER | ||
| 3 | 6 | 9+ | 12+ | |||
| 譜面作者 | [チュウニ学園] フェニックスレッド | |||||
2021年12月4日に行われた楽天イーグルスファン感謝祭2021において石田駿、内星龍、入江大樹、内間拓馬、藤井聖、高田孝一、早川隆久といった楽天のルーキー達がウマ娘に扮してレース&ウイニングライブを行うという珍事出し物が行われ、その際に歌われたのがこのうまぴょい伝説である。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/PacificleagueTV/status/1466987648829243394
前々よりウマ娘に関して音を上げていた廃人田中将大からの刺客かと思われたが、実際は藤井聖が提案したものらしい。
↑円盤の方は普通に映像が流れているのである意味貴重。
2017年時点のプロモーションビデオ
2021年のアプリリリース後の、実際のアプリ内の映像
歌い手:ななひら
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/akekodao/status/1052350707674664960
「うまぴょい伝説」を収録したCDを紹介。上記のように「STARTING GATE」シリーズには必ず本曲が収録されていることもあって、見ての通りかなり多い。
なおCDではなく電子データ版が配信販売されているタイトルもあり、そちらでは「うまぴょい伝説」のみを単曲購入できる場合もある。
どのCDにどんなバージョンの「うまぴょい伝説」が収録されているのかややわかりにくいので、「ウマ娘 プリティーダービー公式ポータルサイト」の「商品情報」で各CDの中身をよく確認しよう。
▶もっと見る
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最終更新:2025/12/06(土) 22:00
最終更新:2025/12/06(土) 21:00
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