ウォーリー(映画)とは (ウォーリーとは) [単語記事]

ずっと「ひとりぼっち」だったから、ずっと「一緒」にいたかった・・・。

ウォーリー(映画)とは、2008年に公開されたピクサーとディズニーによる長編アニメーションである。

概要

全編CGで作られたアニメ映画。

キャッチコピーは冒頭のもの以外に「いちばんの願いは、誰かと手をつなぐこと」や「キミは、ボクのタカラモノ」などが存在する。

話の主役はロボットだが人間賛歌でもある。

エンディングは古代エジプト風の壁画から始まっていき・・・

あらすじ

汚染されつくした地球を見限り人類がその住処を宇宙へと移してから約700年。

デブリに覆われた地球でゴミ収集ロボットのウォーリーは今日も仕事すませ、一人ピンポンに興じたりミュージカル映画を観て過ごしていた。

ある日、ゴミ溜めの中から植物を持ち帰ったウォーリーは近くに赤い光が照射されているのを発見する。
その光を追っていたら空から宇宙船が着陸し、中からイヴと名乗るロボットが降り立つ。

イブの興味を惹こうと自慢のゴミコレクションを見せるウォーリー。
すると植物を見つけたイブはそれを体内に取り込んで浮遊しながら眠りについてしまう。

何日か後、ミッションを達成したイブを持ち帰るため宇宙船が到着し宇宙へと飛び立つ。
誰も知る由もなく掴まったウォーリーも乗せて――

登場キャラクター

ウォーリー
キャタピラがついた四角い胴体に双眼鏡のような頭が特徴的なWALL-Eという型番の掃除ロボ。性別は一応男。700年ゴミを集めて圧縮し積み重ねるという作業を繰り返していた。長い年月の間に感情を持つというシステムエラーが発生している。ソーラーパネルや音声録音機能、画像録画機能、異常気象感知機能が搭載されており自身をキューブ状に変形できる。どこかが壊れてもパーツを取り換え自分で修理してしまう。

イブ
宇宙船から現れたクリオネのような白いロボット。地球上で光合成をする植物を探しに来たやたら高性能な植物探査機。地球到着直後は物音が聞こえたらビームを発射するなど神経質な面が目立ったがウォーリーと触れ合ううちに彼女にも徐々に感情が芽生えていく。

ハル
G。序盤の相棒。ウォーリーの頑強な友達。皆から嫌われるゴキブリもピクサーの手にかかれば愛らしいお供に早変わり。ウォーリーが宇宙へ旅立った後も健気に待ち続けている。

艦長(CV:草刈正雄)
宇宙船アクシオムの6代目艦長。最も台詞の多いキャラ。他の人間と同様太っていて知識が足りていないがイブが持ち帰った植物をきっかけに色々調べあげ地球への羨望を高めていく。

オート
操舵輪の形をした宇宙船アクシオムの自動操縦装置。歴代艦長をサポートしてきた。

モー
アクシオム艦内で微生物除去の任務についているロボット。「ガイライノオセンブッシツ」まみれのウォーリーを執念深く追いかける。空気の読める子。

バーニー
アクシオムの修理用ロボット。スピンオフ短編の主役。

人間
巨大宇宙船アクシオムに住む人々。700年思の間、ロボットの手厚い保護を受け暮らしているうちに全員運動不足で骨が細くなり自力で立つのも困難な極端なメタボ体型に。地球への興味などとっくに消え失せている。