あの夏のルカとは (アノナツノルカとは) [単語記事]

秘密を抱えたあの夏
 僕たちは
少し大人になった・・・

あの夏のルカ（原題：Luca）とは、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作の長編アニメーション映画である。2021年 6月18日にDisney+にて独占配信後、2023年 12月20日に劇場公開された。

概要

基本情報
あの夏のルカ
監督	エンリコ・カザローザ
脚本	ジェシー・アンドリューズマイク・ジョーンズ
音楽	ダン・ローマー
製作	ピクサー・アニメーション・スタジオウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給	ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開	2021年 6月18日(Disney+配信) 2023年 12月20日 (劇場公開)
上映時間	96分
映画テンプレート

2020年公開の『ソウルフル・ワールド』に次ぎ、1995年公開の『トイ・ストーリー』から数えて24作目となる作品。監督のエンリコ・カザローザは、今作の舞台である北イタリアで生まれ育った人物であり、今作に込めたメッセージについて「この映画が描いているのは、人生の試練に立ち向かい、夢を追う勇気を見出したすべての人の物語です」と語っている^[1]。また、エンリコ監督はジブリ映画を愛しており、完全なリアリティを追求しない「漫画の水しぶき」を作る上でジブリ映画を参考にしたと明かしている^[2]。

イタリアの小さな港町・ポルトロッソを舞台に、人間に擬態する2人のシー・モンスターが忘れられない"最高の夏"を過ごす物語。海の世界に住むシー・モンスターは、人間との交流がなく、互いにその存在を恐れていた。それでも人間の世界への好奇心を止めることができない主人公・ルカは、親友のアルベルトと共にポルトロッソに足を踏み入れる。美しいイタリアの港町を舞台に描かれる、サマー・ファンタジー・アドベンチャーと銘打たれている。

日本語版声優として、主人公のルカ役を阿部カノン、アルベルト役を池田優斗が務める^[3]。また、日本版エンドソングは、井上陽水の名曲「少年時代」をヨルシカのボーカル・suisがカバーする^[4]。

あらすじ

平穏な＜海の世界＞に暮らすシー・モンスターの少年ルカは、海底に沈んでいる“人間のモノ”に興味津々で、見たことのない世界への憧れは募るばかり。人間の世界を知るシー・モンスターのアルベルトと出会った彼は、ついに海の掟を破り、2人でポルトロッソの町に足を踏み入れる。身体が乾くと人間の姿になる性質を持つ彼らは、どこからみても普通の少年だが、少しでも水に濡れると元の姿に…この“秘密”を人間に知られる恐怖を抱きながらも、ルカは目の前に広がる新しい世界に魅了されていく。もっと知りたい。この世界のすべてを──
だが、ルカとアルベルトの無邪気な冒険はやがて、海と陸とに分断されてきた２つの世界に大事件を巻き起こす。果たして、ルカの禁断の憧れが生んだ＜ひと夏の奇跡＞とは、何か…？　

公式サイトより

登場キャラクター

ルカ・パグーロ: 主人公。シー・モンスターでありながら人間の世界に興味を持っており、親友のアルベルトと共に人間の世界に足を踏み入れる。内向的だが好奇心旺盛。
アルベルト・スコルファノ: もうひとりの主人公。ルカの親友であり、人間の世界について詳しく、ルカに様々なことを教えながら冒険する。やんちゃで恐れ知らず。