ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]とは、公式外伝『ADVANCE OF Ζ』に登場するモビルスーツである。
グリプス戦役時にティターンズが開発した汎用MS。
ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]を量産機として再設計したMSでガンダムTR-6の兄弟機である。
元来のTR計画とは[インレ](現在でいうガンダムTR-6[インレ])と呼ばれるあらゆる可能性を秘めた大型ガンダムの開発計画であり、その中枢に据える多種多様な万能化換装システム「BUNNyS」を採用した単機単一のマルチロール機の開発も目標とする。
換装システムの完成に至るまでにGパーツ[フルドド]や緊急脱出ポッド[プリムローズ]等のオプションパーツの実験が行われた。胸部ブロックを[プリムローズ]に換装、ラッチを増設したガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]は素体の役割を持つ拡張性に優れる機体となった。
その後、アウスラをベースにしたインレのコアMS「ガンダムTR-S」を開発するも、メンテナンス性の向上を促す「機種統合計画」で開発された更なる新型機、ガンダムTR-6[ウーンドウォート]に役割を譲っている。しかしTR-6の開発は思いのほか難航し、投入は敗戦直前にずれ込んでしまう。
予定通りTR-Sの量産を進め、インレを投入できていればティターンズの勝利は確実だったと言われている。
また、Mk-Ⅱ系の量産機「バーザム」にはTR計画の進行の遅れを受け、ヘイズル系や開発中のウーンドウォートの技術もフィードバックされている。このためバーザムはTR-SやTR-6系の簡易生産型の側面も持つ。
TR-Sはグリプス戦役後にエゥーゴに接収されていた。
後にアナハイム社のAOZ計画のベースとして利用され「ΖΖΖガンダムユニット」に生まれ変わった。
U.C.0090年代、宇宙ステーション「SSD(スターシップダウン)」に配備されている。
ドラム・フレームとプリムローズを採用しており、ヘイズル同様大型強化パーツ装着用のフルドドⅡを装備し、大型機の素体にもなれる。胸部中央にはウインチユニット、腕部にはグレネードランチャーユニットを装備している。
TR-S専用の強化パーツはTR-6以前から開発されていた。役割はTR-6系(機種統合計画後)の強化パーツとほぼ同じだが、外観が大きく異なる。
最初に判明したヘイズル・フレアの換装形態。ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]ギガンティックアームユニットの完成形となる仕様であり、後述の[ラブスカトル]の護衛随伴機として開発された。
⇒詳細は「ガンダムTR-S[エルアライラー]」を参照。
また初掲載のホビーマガジン本誌は最終号であり、本誌の紙面ピンナップでは最後に掲載された機体となる。
TR-4[ダンディライアン]のコンセプトを受け継いだ形態。ガンダムTR-6[ダンディライアンⅡ]はこの形態を基にして開発されたという。
⇒詳細は「ガンダムTR-S[ラブスカトル]」を参照。
ΖΖΖガンダムはZ3ユニットやAOZユニットとも呼称される、TR-Sを母体に開発された新型機である。
SSD計画、AOZ計画の産物であり、スターシップダウンの防衛に使用されている。
⇒詳細は「ΖΖΖガンダム」を参照。
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最終更新:2025/12/06(土) 15:00
最終更新:2025/12/06(土) 15:00
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