「バリバリ呪うぞ♪」
キャスター(Fate/EXTRA)とは、原作担当のTYPE-MOONとイメージエポックが開発、マーベラスエンターテイメントから2010年に発売されたPSPの対戦型ダンジョンRPG、『Fate/EXTRA』に登場するスイーツ英霊サーヴァントである。
CV.斎藤千和

青いノースリーブの和服に狐耳、大きな尻尾が特徴の「露出度の高い着物を身に纏う妖艶な半獣の呪術師(公式)」。
狐の特徴を備えたその格好のため、ネット上では"キャス狐"と呼ばれ親しまれている事が多い。
マスターである主人公に対しては絶対遵守な態度を取り、良妻狐を自称する…というよりご主人様至上主義を掲げ、他のサーヴァントやマスターには一切の容赦無く毒舌を振るう。
上記のセリフ通り、エキゾチックで毒のある性格。堅苦しい振る舞いは一切スルー。喋っていて楽しい、笑顔で呪うブリっ狐お稲荷さん。
その言動はとってもコハッキー、もとい“割烹着っぽい服を着た誰かさん”に似ており、その笑顔の奥にもやっぱり複雑な過去がある様子。
だが主人公のことを一途に想い、主人公のために精一杯尽くし、そして主人公の言動に一喜一憂して照れたり拗ねたりはしゃいだりする様子は、さながら純粋なお年頃の乙女そのものである。
ちなみにおっぱいは大きい方だと思う。むしろ大きい。
戦闘ではキャスターのサーヴァントらしく、鏡と符を用いた呪術を使用する。
(狐という時点で真名が数人に絞られてしまっている。またネット上でも真名が度々出てくることがあるため、ネタバレが嫌いな人はあまり調べないことをおすすめしておく。ニコニコのコメント欄も消しといた方がいいだろう)
説明書に「最弱のサーヴァント」と書かれ、ゲーム内の会話でも自虐しだす程に辛い(ピーキーな)性能を誇る。
何しろクラスがキャスター(魔術師)なので他2名に比べて攻撃力も防御力もHPも低く、タイマンで殴り合うしか無いこのゲームで彼女を1周目に選ぶのは、まさに茨の道である。
一瞬の油断や無茶が即、死を招く。が、そこは愛と知識と努力と根性でカバー。
ちなみに彼女曰く「身体強化の魔術は最初から使ってる」そうで、それでも苦戦する辺り、本当に彼女の苦労が伺える。
しかし、後半になるにつれキャスターのクラスらしく攻防共に優秀な効果の揃ったスキル(相手の行動を封印できる攻撃スキル、自動MP回復、スキル威力が2~4倍になる効果ブースト、相手のスキル・宝具ダメージを激減+MP回復付きの防御スキルなど)を覚え、強力な魔力によるスキル連打によってサーヴァント(いわゆるボスクラス)が相手であっても完封・無双が可能。
大器晩成型、とは本人の弁。前半が辛い分、後半になればなるほど好き勝手に暴れることができて戦闘が楽しくなってくるタイプ。しかしやはり打たれ弱いので事故死はご愛嬌。むしろ相手に殴らせたら負けである。
2周目以降で選ぶ場合には引継ぎ要素(装備引継ぎや敵の行動パネル開示)があって大分楽になるので、どうしても待てない人以外は1週目は違うサーヴァントを選び、2週目以降からプレイしていくといい。
なおストーリー上で主人公の性別を選ぶ際、キャスターを選ぶ時のオススメは「プレイヤーが男であるなら、男主人公」とされている。一途に尽くしてくれるキャスターとのベタ甘な展開が楽しめる。(もちろん女性主人公ならではの会話もあるので、どちらでも楽しめるのが前提)
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真名は「玉藻の前(たまものまえ)」。
平安時代末期に鳥羽上皇に使えた絶世の美女であり、日本三大悪妖怪と名高い「白面金毛九尾の狐」が化けた姿とも言われる。
さらに厳密に言えば本質は野干(やかん、ジャッカル)であり、
「天照太御神(アマテラス)=大日如来=ダキニ天」として崇拝された「稲荷明神」。つまり「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」であると考えられる。
ぶっちゃけると本物の神様の一種とも言える存在。
Fate/EXTRAの設定としては、
『人間に興味を持ったアマテラスが、とても楽しそうに自分へ仕える人の姿を見て"自分も誰かに仕えてみたい"という願望を持ち、記憶を消して人間(玉藻の前)に転生した存在』となっており、九尾の狐ではなく「神様の一部(表情の1つ)」が正体として扱われている。
本来の彼女は英霊としてカテゴライズされる存在ではないのだが、
彼女が願っていた"良妻になりたい"というたった1つの想いを実現させるために(半ば無理矢理に)英霊となっているため、スペックを発揮できず本来の姿からも遠く離れた駄狐存在へと成り下がる羽目になってしまった。
彼女がもし悪霊や妖怪、荒御魂(あらみたま)として再現されたなら、例え百の英雄(サーヴァント)であっても返り討ちにする大化生へと変貌するスペックを誇る。日本三大化生の名は伊達ではない。
ちなみに真名を主人公に明かした後は自身のことを「タマモ」と呼ぶようになり、主人公も自室ではタマモと呼ぶようになる。
| スキル | 効果 |
| 陣地作成:C | 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。 が、どうも性格的に向いていないらしく、 工房を作る事さえ難しい。 |
| 呪術:EX | ダキニ天法。 地位や財産を得る法(男性用)、 権力者の寵愛を得る法(女性用)といった、 権力を得る秘術や死期を悟る法がある。 しかし過去さんざん懲りたのか、あまり使いたがらない。 |
| 変化:A | 借体成形とも。 玉藻の前と同一視される中国の千年狐狸精の使用した法。 殷周革命(『封神演義』)期の妲己に憑依・変身した術だが、 過去のトラウマからか、あまり使いたがらない。 |
タマモが使う呪術は魔術的効果を持つものではなく、彼女自身の肉体を使って(変化させて)行われる物理現象のため、対魔力などで無効化されることが無いという特徴を持つ。
タマモいわく「本来なら多数の尾から百万の軍勢を生み出せる」そうだが・・・。
しかし、その利点もパラメータがHP・筋力・耐久が伸び悩む代わりにMP・敏捷・魔力・幸運が伸びやすいというタイマン勝負では致命的とも言える性能に加え、
本来なら魔術師として必要不可欠な"陣地作成"が苦手、さらに"呪術"と"変化"は生前のトラウマが影響で使いたがらないという不利要素によって相殺されて余りある状況となっている。
そんなんだから関連項目に駄狐があったりその記事でほぼ名指し扱いなんだよ。
上述の通りかなりのハンデを持っている彼女だが、習得スキルは非常に強力なものが揃っている。
特に相手の行動さえわかれば、一切何もさせずに完封することができるスキルの数々は、彼女の本来のスペックの高さを窺わせる。
いかにMPを切らさず、相手に攻撃させず、こちらのスキルを当てていくかが勝負の分かれ目となるだろう。
相手に魔力大ダメージと、猛毒を付加する。タマモ最大の攻撃スキル。「いざや散れ、常世咲き裂く怨天の花・・・
常世咲き裂く大殺界(ヒガンバナ セッショウセキ)!」
タマモが持っている鏡、「玉藻鎮石(たまものしずいし)」と呼ばれる神宝の中の神宝の力の一部を、一時的に解放したもの。「出雲に神在り。
審美確かに、魂に息吹きを。
山河水天に天照す。
是、自在にして禊の証。
名を玉藻鎮石。神宝宇迦之鏡也!
なんちゃって☆」
「軒轅陵墓、冥府より尽きることなく・・・・・・」
実は以前の聖杯戦争にも参加しており、その時は今作の重要キャラクターであるトワイス・H・ピースマンと呼ばれる男のサーヴァントだった。
その際はあっさりと敗北しており、そのせいで彼女は"最弱のサーヴァント"の烙印を押されてしまうことになる。
今回の聖杯戦争にもトワイスが参戦・監視していることをタマモは気づいていたため、自身の情報をジャミングで防ぎ、気付かれないようにしていた。
彼とは後にまた会うことになるのだが、最弱と言いながらも彼なりに思い入れがあったのか、成長した彼女を見たトワイスは「君の健闘もまた、私には誇らしい」という言葉を贈っている。
「はい。それでは私の方からご挨拶をば。
私の真名は諸事情、Z的な規制等によって明かせませんが、
それはもう由緒正しい、自分でもどうかと思うぐらい霊験あらたかな、
狐耳のお手伝いさんです!どうぞ気兼ねなく、キャスター、とお呼び捨てくださいね。
あ、でもぉ……お・ま・え、とか、気安く呼んでくださった方が嬉しいんですけど!
きゃっ、アタシったら言っちゃったー☆」
改めての自己紹介から。不安いっぱいの主人公を気遣っての提案なのだが、後半から私情が丸出しになってしまう辺り、生粋のシリアスブレイカーと言える。
ちなみにZ指定についてはえろえろでアンタッチャブルなので触れてはいけない。
「いつも不思議に思うんですよねー。なんで男っていつも地雷を踏むんですかねー?
死にたいのかなー?それとも殺されたいのかなー?うーん、男の人の気持ちって分からないです☆」
プレイヤーが見えている地雷的な選択肢を選び、禁句を言ってしまった場合の反応。目が笑っていない。
「まずは金的!次も金的!懺悔しやがれ、これがトドメの金的だぁーっ!」
一夫多妻去勢拳の修練をしながら。ハーレム展開は許容しないらしい。
なおこのイベントは男性時のみである。
「ご主人様なんて、痛い目に遭えばいいんです。
階段から落ちて複雑骨折とか、ちょっと可哀想だからパス。
じゃあ朝起きたら芋虫になってる……もキモイからパス。
うん、購買で売ってるパンが賞味期限切れでお腹をくだす、ぐらいの天罰。
そういうの、落としたい気分です。」
物語後半、主人公が協力者である女性キャラを気に掛けているのに拗ねて。
本物の呪術師なので冗談じゃすまないが、罰の内容はやっぱり甘め。
「ワ、ワンモアプリーズ。い、いまの言葉、もう一度お願いしますっ……!」
「ご主人様!い、今のは”オレの嫁宣言”と見て、間違いありませんね!?」
上記の発言の後、誰が好きかを選ぶ際にキャスターを選んだ場合の反応。
この前後の発言も含めて、必見のイベント。
「へぇ、あなたは剣ですか、なら私はご主人様の鎧となります。」
「あらゆる鋭鋒からご主人様を守り、あらゆる魔手からご主人様を護る、絶対無敵の鋼となるのです。」
「なんせ剣より鎧の方がぴったりとご主人様に寄り添う事ができて、私も嬉しいですから!キャー☆」
物語終盤、敵のサーヴァントであるセイバーに啖呵を切りながら。シリアスな場面でもご主人様ラブは忘れない。
キャスターと一緒に「聖杯戦争に勝つためのコスチューム」を考えるという建前内容のウェブミニゲーム。
公式コンテンツなのだが、ユーザーからは「馬鹿ゲー過ぎるwww」「作者病気だろwww」「2時間やっても最後の鍵が壊れない!」などと大評判。奈須きのこも作者に対し、「いいから早く病院行って来い!!!」と言ったのだが、その後ノリノリで監修してたらしい。菌糸類ェ…。
まあやってみたほうが早いよ。→ウェブミニゲーム・きせかえ七変化★
バリバリ削るぞ♪(動画も)
(左)14:56~ 良妻狐のターン (右)本格的なゲーム開始はここから
(左)最強の敵、両儀式に挑む。ネタバレ注意。 (右)こちらもネタバレ注意。
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最終更新:2025/12/13(土) 07:00
最終更新:2025/12/13(土) 07:00
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