スイープトウショウとは (スイープトウショウとは) [単語記事]

スイープトウショウとは、栗東・渡辺厩舎所属、渡辺引退後は栗東・鶴留厩舎に所属していた元競走馬である。
主な勝ち鞍は宝塚記念・エリザベス女王杯・秋華賞など。

概要

2歳のデビュー時から人気を集め新馬戦・GIIIファンタジーステークスと連勝。
しかし本番の阪神ジュベナイルフィリーズでは一番人気に押されるものの５着と敗れてしまう。

3歳時に渡辺調教師引退のため、鶴留厩舎へ所属を変更する。このときに主戦騎手も角田から池添へと変更された。
オープンレースでの勝利後、桜花賞トライアルのチューリップ賞を優勝。しかし、桜花賞では5着、オークスでは2着とGIでの勝利に恵まれないまま3歳春を終える。
その後ローズステークスを経て秋華賞に出走、見事いままでのリベンジを果たし優勝する。

古馬となってからは人気を落とすものの安田記念で2着、宝塚記念で39年ぶりとなる牝馬での優勝を果たした。さらに秋にはエリザベス女王杯も優勝する。
さらに年を重ねても重賞ではたびたび連対し、GI戦線で存在感を示し続けた。

6歳のエリザベス女王杯を最後に現役を引退。繁殖入りした。

スイープたんハァハァ

2～3歳時は出遅れ癖、古馬になっても馬場入りを極端に嫌がるなど周りを悩ませ続けた。
特に調教ではどれだけ関係者が努力しても数十分その場から動かず、調教が出来ないこともままあった。このことによりレースを回避したこともあり、そのワガママ娘っぷりはファンにも知られるようになっていた。
その難しい気性により、通常だと入る順番が決まっているゲート入りもスイープトウショウだけは一番最初に入るなど、特別な措置がとられていた。

しかしそんなワガママっぷりからレースになると一変、切れる脚を最大限に生かし素晴らしいレースを展開する。
そんな彼女の周りを困らせながらも最高のパフォーマンスを見せる女王様っぷりにファンは惹かれ、スイープたんにハァハァと悶え続けていた。競馬界きってのツンデレ牝馬である。