アドマイヤホープ(Admire Hope)とは、2001年3月7日生まれの日本の競走馬である。栗毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2003年:全日本2歳優駿(GI)、北海道2歳優駿(GⅢ)
父*フォーティナイナー、母*アドマイヤラピス、母父Be My Guest(ビーマイゲスト)という血統。
父*フォーティナイナーはアメリカのG1を4勝した馬で、種牡馬としては途中で日本に輸入されたもののアメリカに残した産駒が好成績を収めていたことから買い戻しの話があったとかなんとか。日本でのGI級勝ち馬は3頭ともダート馬であった。
母*アドマイヤラピスはオープン2勝に加え、ステイヤーズステークスでメジロブライトの2着となったこともあるステイヤー。アドマイヤホープの半弟には重賞3勝のアドマイヤフジや福島記念勝ち馬アドマイヤコスモス。*アドマイヤラピスの子孫には他にもアドマイヤデウス、サンレイポケットなどの重賞馬がいる。
母父Be My Guest(ビーマイゲスト)は重賞3勝馬で、種牡馬としても英愛リーディングサイアーとなるなど実績を残した。
生産は明治時代からの歴史を有する辻牧場で、母と同様にアドマイヤ冠で知られる近藤利一が馬主となった。
栗東の橋田満厩舎に入厩し、8月に芝1200mの2歳新馬に出走。武豊鞍上で2番人気に支持されたレースでは、追い込んだが逃げたナカヤマバスターに7馬身差の2着。
同月のダート1400mの2歳未勝利では単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持されると、番手から一旦下がって上がり最速を出してイスカンダルに3馬身差付けて勝利。
10月には北海道2歳優駿(GⅢ)に出走。芝の札幌2歳ステークスを勝利した地方馬モエレエスポワールに次ぐ2番人気に支持されると、楽な手応えで捲って地方馬オーゴンコウテイに3馬身差付けて勝利。モエレエスポワールは4着。
続いて11月に兵庫ジュニアグランプリ(GⅢ)に出走すると1番人気に支持されたが、先行したものの先頭にいたタイセイブレーヴとの叩き合いにクビ差で敗れて2着。
12月には全日本2歳優駿(GI)に出走するとここも単勝1.8倍の1番人気に支持され、先行して直線で先頭に立つと、追い込んできた9番人気オーゴンコウテイに3馬身差付けて勝利。
3歳初戦は2月のヒヤシンスステークス(OP)に出走して4番人気に支持されたが、カフェオリンポスの11着に終わった。レース中に右後肢を捻ったのか、跛行が見られたようで、予定していたUAEダービーへの出走は断念した。
7月にはジャパンダートダービー(GI)に出走。シーキングザダイヤとイギリス遠征中の武豊に代わり安藤勝己を鞍上に迎えて5番人気に支持されたが、先行したものの早くに沈みカフェオリンポスの最下位14着。
8月にはサラブレッドチャレンジカップ(GⅢ)に出走。4番人気に支持されたレースでは、トーセンブライトが圧勝する中、中央馬4頭の中では最下位となったものの3番人気で名古屋優駿勝ち馬の地方馬タカラアジュディには3馬身差付けての4着。
10月には上村洋行鞍上でシリウスステークス(GⅢ)に出走したが、8番人気で11着。
同月には更に芝の競走である福島民友カップ(OP)に出走し、16番人気で後方から10着。
霜月ステークスも検討していたようだが、11月には補欠から繰り上がった全日本サラブレッドカップ(GⅢ)に出走し、5番人気に支持されてディバインシルバーの4着。
兵庫ゴールドトロフィーは除外となり、12月には芝の競走である2004ファイナルステークス(OP)に石橋守鞍上で出走したが、12番人気で11着に終わった。
北海道スプリントカップは除外となり、4歳初戦は6月に芹沢純一鞍上で芝の競走であるバーデンバーデンカップ(OP)に出走したが、15番人気13着。
7月には芝の競走である米子ステークス(OP)に出走。11頭立てで単勝112.4倍の10番人気となったが、稍重の中でハンデ最軽量の51kgであることも生かして逃げ、そのまま番手のヒューマに3馬身差付けての快勝。単勝万馬券を演出した。
同月にはダートの北陸ステークス(OP)に出走したがここは5番人気10着。
8月のクラスターカップ(GⅢ)は障害競走中心に騎乗していた北沢伸也を鞍上に迎え、5番人気6着。
いよいよ北沢騎手を鞍上に障害に転向して9月の障害未勝利に出走すると、単勝3.3倍の1番人気に支持されて3着。
10月の障害未勝利は単勝2.6倍の1番人気に支持されたが、7番人気の牝馬オンワードラトゥルに4馬身差の2着。
11月の障害未勝利では単勝1.9倍の1番人気に応え、障害初戦の5番人気で後の中山大障害馬メルシーエイタイムに相手に先行して2馬身差の勝利。
12月の障害オープンでも単勝4.2倍の1番人気に支持されたが、ここは馬名の由来が「ゲーム上(ドラゴンクエスト)の最高の技」だというマダンテに4馬身差の2着。因みに3着は勝ち上がってオープンに出走してきたメルシーエイタイムで、この年の中山大障害でも10番人気で2着に健闘している。
5歳初戦は1月の中山新春ジャンプステークスに出走して2番人気に支持されたが、途中で一旦先頭に立ったものの結果は8着。
同月は更に障害オープンに出走して単勝2.0倍の1番人気に支持されたが、逃げたメイショウタローに6馬身差の2着。
どうもこの後に骨折していたようで、復帰は10月の障害オープンで6番人気4着。
12月のイルミネーションジャンプステークスでも3番人気となったが、クールジョイの7着に終わった。
6歳初戦は1月の牛若丸ジャンプステークスに出走して8番人気となったが、逃げたフミノトキメキ、そこから大差のマルブツトップと来て、半馬身差の3着。
2月に淀ジャンプステークスに出走すると単勝13.7倍の5番人気に支持され、好位から8番人気スリーオペレーターに4分の3馬身差付けて勝利。前年のマルカラスカルの記録を1.4秒上回るレコードでの勝利であった。
続いて3月には阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ)に出走。3番人気となったレースでは、番手のスリーオペレーターと逃げたコウエイトライの接戦となる中、大差で3着ファントムスズカ、そこから2馬身差の4着という結果となった。
同月の障害オープンでは2番人気となったが、後方からそのままコウエイトライの12着に終わった。
再び休養していたが、7歳初戦となる7月の障害オープンで復帰すると、7番人気でバトルブレーヴの5着。
このレースの後、同月にJRA競走馬登録を抹消して地方競馬に移籍することが発表された。
マンオブパーサーやプリンシパルリバーの佐賀移籍後の馬主でもある平田一雄の所有となり、佐賀競馬場の東美義厩舎に移籍。8歳初戦は4月の由布岳特別に出走したが、10頭立ての5番人気で9着に終わった。
以降は出走せず、2010年10月には地方競馬登録も抹消されたことが判明している。
ダート、芝、障害と色々なところを走ってその全てで勝利を挙げた馬であった。
| *フォーティナイナー 1985 栗毛 |
Mr. Prospector 1970 鹿毛 |
Raise a Native | Native Dancer |
| Raise You | |||
| Gold Digger | Nashua | ||
| Sequence | |||
| File 1976 栗毛 |
Tom Rolfe | Ribot | |
| Pocahontas | |||
| Continue | Double Jay | ||
| Courtesy | |||
| *アドマイヤラピス 1992 栗毛 FNo.1-l |
Be My Guest 1974 栗毛 |
Northern Dancer | Nearctic |
| Natalma | |||
| What a Treat | Tudor Minstrel | ||
| Rare Treat | |||
| Elevate 1985 鹿毛 |
Ela-Mana-Mou | *ピットカーン | |
| Rose Bertin | |||
| Sunny Valley | Val de Loir | ||
| Sunland |
クロス:Native Dancer 4×5(9.38%)、Nasrullah 5×5(6.25%)
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最終更新:2025/12/05(金) 22:00
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