スーサイド・スクワッド(Suicide Squard)とは、DCコミックスに登場する特殊部隊、及び2016年9月公開のクライム映画である。配給はワーナー・ブラザーズ。
元々は、「The Brave and the Bold」というアメリカン・コミックのシリーズ内において1959年に初登場したアメリカ合衆国の軍事部隊である。メンバーはリーダーのRick Flag, Jr.、彼の恋人で紅一点のKarin Grace、有能な科学者Dr. Hugh Evans、悲運の科学者Jeffrey Jesse Brightの4名だった。
このチームの特徴は、全員が有能ではあったものの、超能力者でもサイボーグでも魔法使いでも神でもない、全くの人間であったこと。人間でありながらも、類まれな能力と科学技術・チームワークによって、恐るべき敵と戦うことができる部隊だったのである。しかし、このSuicide Squardはその最後のミッションにおいてメンバーの死を含む痛手を負い、チームも一旦解散する。
その後、1987年にDCコミックス内のクロスオーバー企画「Legends」内でRick Flag, Jr.が再登場。アメリカ合衆国政府の高官「Amanda Waller」によって結成された、スーパーヴィランやアンチヒーローを集めた秘密組織のリーダーに据えられる。ここで、「ヴィラン(悪役)によって結成された特殊部隊」という現在よく知られる形のSuicide Squadが誕生することになる。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に引き続いて公開される、『DCエクステンデッドユニバース』シリーズの三作目。今回はバットマンシリーズに登場するヴィラン達に焦点を絞った作品となる。
監督は『エンド・オブ・ウォッチ』や『フューリー』などのデヴィッド・エアーが務める。『マン・オブ・スティール』や『バットマンvスーパーマン』のザック・スナイダーも製作総指揮に回っている。音楽はスティーブン・プライス。
キャストは凄腕スナイパーのデッドショット役にウィル・スミス、バットマンの宿敵ジョーカー役にジャレッド・レト、ジョーカーの押しかけパートナーであるハーレイ・クイン役はマーゴット・ロビーが演じる。
その他原作に登場する数多くのファン垂涎の有名ヴィラン達が出演しており、またヒーローの映画ではなく、悪側のヴィラン映画という異色作ということもあって期待が高まる。
『バットマンvスーパーマン』でバットマンを演じたベン・アフレックも同役で登場する。
原作ではスーサイド・スクワッドにジョーカーは参入していないはずだが……?
原作にも登場する「スーサイド・スクワッド」とは直訳で「自殺部隊」という意味であり、おそらく重犯罪者を集めた使い捨ての部隊という意味合いが含まれていると思われる。
DCアニメイテッドのOVA「アサルト・オン・アーカム」の日本語字幕ではアマンダ・ウォーラーの"Suicide Mission"というセリフに、『決死任務』という訳が充てられていた。このため、ニュアンスで言えば「決死部隊」、もっと言うなら「特攻隊」とも呼べるかもしれない。暴走族風のカタナ的な意味で。
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最終更新:2025/12/11(木) 04:00
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