DCエクステンデッド・ユニバース 単語


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ディーシーエクステンデッドユニバース

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DCエクステンデッド・ユニバース(DC Extended Universe,DCEU)とは、DCコミックスワーナー・ブラザーズによる、世界観を共有する一連の映画作品シリーズである。

なお、この名前は公式側から出されたものではなく、報道される中でいつの間には定着したものであるexit

2022年DCスタジオピーターサフランジェームズ・ガンの二頭体制になると、公式は「DCユニバース」の名前を使うようになっている。

2023年以降のDCコミックス実写映画展開などについては「DCユニバース」の記事を参照。

概要

DCヒーロー同士のクロスオーバー構想は2002年頃のワーナーによるバットマンVSスーパーマン映画企画や、2007年頃の『マッドマックス』のジョージミラー監督による『Justice League:Mortal』などの制作が進行していたが、同年の全脚本家組合ストライキ独立性が強くクロスオーバーなど望めそうもない作の『ダークナイトシリーズの成功等の理由により中止となった。

しかしダークナイト・トリロジー完結マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』(マーベル・シネマティック・ユニバース)の成功を受けて、ワーナーは再びスーパーマンのリブート作品である『マン・オブ・スティール』に始まり、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』より本格的に始動する『DCエクステンデッド・ユニバース』の構想を打ち出した。

結果から言えば、単独作で見れば成功と言える作品はあるものの、ユニバースものとしては成功しているとは言い難い状態であった。監督交代や路線変更、役の役者交代などが相次いだほか、最初の集大成ともいえる第5作『ジャスティス・リーグ』が良い行成績・作品評価を残せなかったのが厳しい。

そのような事情もあり、2022年から制作体制を再度変更。2023年にはユニバースの一部リブートを行うことが発表された。下記の「2022年の出来事」「2023年の出来事」を参照。2023年の『アクアマン/失われた王』を最終作としてDCEUは終焉を迎え、2025年からリブートされることとなった。

また、一部リブート後の作品群は「DCユニバース」所属作品となる。

2022年の出来事

2022年はDCエクステンデッド・ユニバースにとって動の一年となった。大きな出来事を時系列順に列記する。

まとめ

ワーナーの会社統合と、それに続くジェームズ・ガンのトップ就任により、ユニバースは大きく再編されることが決まった。

ジェームズ・ガンの計画するユニバースザック・スナイダーが関わった作品のがどこまで残るかも不明であり、これはスナイダーバース終焉だ、と言う意見もある。

2023年の出来事

1月30日ジェームズ・ガンはこれからのロードマップを発表したexit。重要な部分を抜き出してみると

などの情報が出ている。23年開予定の映画4作品はそのまま開。ジェームズ・ガンが体となる作品の展開は24年から、映画では25年からとなった。

また、公式側からシェアードワールドの名称として「DCユニバース」が使われるようになった。

ジェームズ・ガン導のユニバースに関しては「DCユニバース」の記事を参照。

DCEU作品一覧

マン・オブ・スティール(2013年) - 監督ザック・スナイダー 
記念すべきDCEU一作映画後半のメトロポリスの戦いは設定上「ブラックゼロ事件」(Black Zero Event)[1]と呼ばれ、後のBvSに大きなを及ぼす。映像ではレックスコープのビルウェイン・エンタープライズ衛星などが確認できる。
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年) - 監督ザック・スナイダー
ワンダーウーマン映画初登場を果たすほか、ザ・フラッシュ(セリフあり)、アクアマンサイボーグ、パラデーモン、そしてアルティメットエディションのみステッペンウルフが顔見せする。
スーサイド・スクワッド(2016年) - 監督デヴィッドエアー
デッドショットジョーカーやハーレイ・クインなど、バットマン関連のヴィラン役を担う作品。フラッシュバットマン/ブルースウェインがカメオ出演。
ワンダーウーマン(2017年) - 監督パティ・ジェンキン
現在よりもはるか以前、第一次世界大戦におけるワンダーウーマンオリジン(誕生秘話)が描かれる。
ジャスティス・リーグ(2017年) - 監督ザック・スナイダー→ジョス・ウェドン
バットマン軸に、強大なヴィランに対抗するためのヒーローチーム結成を描く。
アクアマン(2019年) - 監督ジェームズワン
ジャスティス・リーグで登場したアクアマンオリジンを描く。
シャザム!(2019年) - 監督デヴィッド・F・ザンバーグ 
偶然スーパーパワーを手に入れ、変身できるようになったシャザムのオリジンを描く。
ハーレイ・クイン麗なる覚醒 Birds of Prey(2020年) - 監督:キャシー・ヤン
スーサイド・スクワッド以後、ジョーカーと破局したハーレイ・クインのその後のエピソード
ワンダーウーマン1984(2021年) - 監督パティ・ジェンキン
1984年舞台になんでも願いをえる石像をめぐる世界危機に立ち向かう。
ジャスティス・リーグ スナイダーカット2021年) - 監督ザック・スナイダー
2017年開の「ジャスティス・リーグ」をスナイダーの脚本に忠実に再編集した作品。ファンの要望に応える形で制作され、追加撮などもされている。
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(2021年) - 監督ジェームズ・ガン 
新生”スーサイド・スクワッド”。ハーレイ・クインをはじめとするヴィラン達が、減刑を懸けて命違反や失敗=死の難関ミッションに挑む。
ブラックアダム(2022年10月 日本12月) - 監督:ジャウム・コレットセラ
5000年の眠りから覚めたアンチヒーローブラックアダム。彼を危険視したヒーローチームJSA(ジャスティス・ソサエティオブアメリカ)が彼の前に立ちふさがる。

以降の作品は、DCユニバース揮を執るサフランとガンに高く評価され、演のDCユニバースでの復帰の可性に言及した。実際、『ブルービートル』はDCユニバースでも同じキャストで登場する。その他の作品がDCユニバースに組み込まれるかは2025年7月現在では不明。

シャザム! ~神々の怒り~(2023年3月開) - 監督デビッド・F・サンドバー
中身は子供ヒーローシャザムは神々を怒らせてしまい、ドラゴンを伴った「神の」が地球に襲来する。
ザ・フラッシュ2023年6月同時開) - 監督アンディ・ムスキエティ
殺された母親を助けるためにフラッシュ過去タイムトラベルを行うが、そので現代に強大なヴィラン復活してしまう。
ブルービートル2023年8月開)- 監督アンヘル・マヌエル・ソト
宇宙人テクノロジーで作られた「スカラベ」に寄生されてしまい、に身を包んだヒーローとなったブルービートルの活躍を描く。
日本では劇場開。
アクアマン/失われた王2023年12月開) - 監督ジェームズワン
DCEU最終作品。アクアマンヴィランブラックマンタに対抗するため、かつての敵と手を組むことになる。

ドラマ作品

DCコミックス関連は多数のドラマ作品も存在しているが、ここではDCEUに属するとされた作品のみ記述する。

ピースメイカシーズン1
『ザ・スーサイド・スクワッド』のキャラクターピースメイカー」を役としたスピンオフドラマ日本ではU-NEXT独占配信作品。制作には映画から引き続きジェームズ・ガンが関わっている。
シーズン2からはDCユニバースに移籍。シーズン1もほとんどのシーンDCユニバースでも正史として扱われるとされている。

お蔵入り/制作中止作品

以下はジェームズ・ガン、ピーターサフラン就任以前の企画であり、DCEUの終焉に伴って制作がとん挫したものである。

DCEUから外れた作品

関連動画

 

関連項目

脚注

  1. *戦いで使用されたクリプトン人の巨大宇宙名前ブラックゼロ
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