ドラゴンクエスト(第1作) 単語


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ドラゴンクエスト

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ドラゴンクエストとは、エニックス(現:スクウェア・エニックス)がファミリーコンピュータ(ファミコン)向けに1986年に発売したゲームソフト。略称はドラクエ1DQ1。タグはドラクエ1がよく使われている。

タイトル画面 ドラゴンクエスト
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売 エニックス(現スクウェア・エニックス)
開発 チュンソフト
発売日 1986年5月27日
価格 5,500円(税別)
その他 北米版のタイトルは『Dragon Warrior』。

概要

家庭用ゲーム機では初ともいえる本格的ロールプレイングゲーム(RPG)である(ちなみにファミコン初のRPGは1985年8月6日発売の『ドルアーガの塔』とされるが、これは現在の視点からはRPGとは呼び難いものである)。

当時毎週600万部強売れていた週刊少年ジャンプのライターだった堀井雄二氏がゲームデザイン、同じくジャンプの看板作品『ドラゴンボール』の作者である鳥山明氏がキャラクターデザイン、ザ・タイガースなどに楽曲提供の傍らフジテレビの人気番組に携わったすぎやまこういち氏が作曲を担当、ヒットゲーム『ドアドア』の開発者として知られる中村光一率いるチュンソフトが開発、という強力なスタッフ陣であった。

彼らによる本作の制作過程は、「ドラゴンクエストへの道」という漫画作品としてもまとめられている(ただし、漫画では脚色が入っている)。

上記の中心人物らの他にも、堀井雄二と同じく週刊少年ジャンプのライターだった宮岡寛、チュンソフトに所属していた内藤寛や高橋宏之など、その後のゲーム業界で存在感を示していくことになる多数の人材が開発に関わっていた。

当時ジャンプにドラクエの情報が逐次掲載されたことでジャンプ読者を中心に徐々に人気が高まり、またファミコン自体が大人気だったこともあって、149万本の大ヒットとなった。その結果エニックスはゲーム会社として大成功し、またドラゴンクエスト2や3と、次々に続編が制作されていくこととなった。

なお制作当時の堀井雄二はパソコンのRPG「ウィザードリィ」や「ウルティマ」の面白さに熱中していたとのことで、移動画面には「ウルティマ」の、戦闘方式には「ウィザードリィ」の影響が見て取れる。

プレイヤーの目的は、伝説の勇者「ロト」の血を引く勇者として、「竜王」にさらわれたローラ姫を救い出し、そして竜王を倒して物語の舞台「アレフガルド」の地に平和を取り戻すことである。

ドラゴンである竜王がラスボスだからこその『ドラゴンクエスト』であるが、今作以後のナンバリングシリーズ作ではドラゴンがラスボスを務めることは無くなった。なお「勇者が魔王を倒すために旅立つ」というものは所謂RPGの「王道的展開」「お約束」となっており、その元になったのが本作から続く『ドラゴンクエスト』シリーズとされるが、実はラスボスである竜王は本作では一度も魔王と呼ばれていない。

ドラクエ1の舞台「アレフガルド」は、ドラクエ2、ドラクエ3にも登場しており、「ロトの勇者」の系譜をたどる一つの物語となっている。

ファミコン版では、主人公を含め登場するキャラクターは全員常にこちら側を向いている。これは当時のファミコンの容量では、キャラクターの絵のパターンが多く描けなかったためである。横に歩く時もこちらを向いているので「カニ歩き」とも評される。またキャラクターに隣接しても「そのキャラクターの方を向く」という事が出来ないため、「はなす」コマンドにはいちいち方角の指定があった。他にも容量の制限によって使える文字の種類が限定されており、その制限の上で登場する町・モンスター・魔法などの名前が決められている。

ドラクエ最弱の敵は「スライム」であるが、1作目から最弱である。その強化版として「スライムベス」が1作目には存在する。まだ仲間の概念は無く、一人旅である。扉を開けるための鍵は使い捨てであり、後半の町で購入する事が出来た。また、洞窟内部は暗闇に支配されており、「松明」や「レミーラの呪文」と言った明かりを灯す手段を用いないと満足な探索が行えない等、続編には受け継がれなかった本作限りの要素が存在する。

MSX・MSX2・ゲームボーイ・スーパーファミコン・Wii・フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)・スマートフォンなど様々なハードウェア向けに移植されている。ゲームボーイ版やスーパーファミコン版では『ドラゴンクエストI・II』として、Wii版では『ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III』として、続編ソフトと合わせた商品となっている。

ファミコン版においては、セーブはラダトームの王様から聞くことができる「復活の呪文(ふっかつのじゅもん)」によるパスワード式だった。しかしやはり不便さもあり、移植版で「復活の呪文」式を採用しているのはかなり初期の移植であるMSX版とMSX2版のみである。ただし、上記のWiiソフト『ドラゴンクエストI・II・III』においては、中断セーブがいつでもできるという事もあって「復活の呪文」方式も再現しており、ファミコン版の復活の呪文をまだ持っていればそのまま使える。

移植作の他、本ゲームのストーリーを元にアレンジされた「剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣」や、本作のif世界的なストーリーを描いた「ドラゴンクエストビルダーズ」などの関連作品もいくつか存在している。

楽曲一覧

No 曲名 英名 ピコカキコ ピコカキコのレス
1 序曲 Overture March
441
ドラゴンクエスト#57
2 ラダトーム城 Château Ladutorm
1795
ニコニコ大百科:ピコカキコヘルプ#68
3 街の人々 People
1667
ドラゴンクエスト(第1作)#9
4 広野を行く Unknown World
1668
ドラゴンクエスト(第1作)#10
5 戦闘 Fight
2032
ドラゴンクエスト(第1作)#14
6 洞窟 Dungeons
2027
ドラゴンクエスト(第1作)#13
7 竜王 King Dragon
2005
竜王(ドラゴンクエスト)#1
8 フィナーレ Finale
1139
ドラゴンクエスト(第1作)#2

関連動画

シナリオ神がドラクエ1の勇者に優しく語りかけた。


中2の人が頑張って耳コピした。


第1作のBGM集。


TASさんが日本語版ドラクエ1を攻略する。


TASさんがドラクエ1を最速攻略する。

関連商品

ゲーム

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関連コミュニティ

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関連項目

  • ドラゴンクエスト
  • ドラゴンクエスト関連用語の一覧
  • エニックス
  • チュンソフト
  • 堀井雄二
  • 鳥山明
  • すぎやまこういち
  • 中村光一
  • ローラ姫
  • 竜王(ドラゴンクエスト)
  • ロト(ドラゴンクエスト)
  • ゆうてい
  • アレフガルド
    • ラダトーム
    • メルキド
    • マイラ
    • リムルダール
  • 復活の呪文
  •  ドラゴンクエストへの道(開発史)
    • やる夫がドラゴンクエストの開発者になるようです
  • ドラゴンクエストI・II
  • ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III
  • 剣神ドラゴンクエスト 甦りし伝説の剣
  • ドラゴンクエストビルダーズ
  • コンピュータRPG
  • ウィザードリィ
  • ウルティマ
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