ニコニコRPGの派生作品とは「ニコニコRPG」の非公式続編・外伝・リメイク作品等の総称である。たいていはRPGツクールの作品を指し、SSなどは含まない。
SD2氏製作のRPGツクール作品「ニコニコRPG」は史上初のニコニコツクールゲーであり、完成度も比較的高く、視聴者・プレイヤーに多大な影響を及ぼした作品である。
しかし劇中には消化しきれていない謎があったり(例えば、アナゴさんに敗れたFooさん達が、何故最終決戦の地に来られたのか等)、エンディングは物語の続編を意識させるような内容だった(魔王が魂だけになりながらも生き延びている等)。 また作品内で使われた最新のキャラクター・ネタも、本作品の完結から時間が経つにつれて次第に古くなった(年代設定も「200X年」でありこれも古いといえば古い)。
そのためSD2氏に対して続編の製作を望む声もあったが、氏は製作をしない方針をとり「続編などを作りたい人がいれば作ってよい」旨のコメントを残すに留まった。
そんな訳で別作者によってニコニコRPGの非公式な続編・外伝を名乗る作品や、物語は変えずに追加要素で新たなネタを保管していくリメイク作品が作られ動画投稿されていった。それらがニコニコRPGの派生作品である。
だが現実は非情である。派生作品のほとんどは見るも無残な結果に終わっていった。 というのもほとんどは様々な事情からエターなることになったり、その出来栄えから大して評価されなかったりするからである。
ではどうしてそんなことになるのか? 以下の項目にその原因をまとめておくので、ニコニコツクールゲーの関係者の方は参考にしてもらいたい。人間は過去の失敗から学ばなければならない。
特に表記のないものは既にエターなった作品である。個別の記事が作られてないものはここで説明する。
※動画が削除されているものは、ストーリーなどを覚えている方がいれば加筆修正を行ってください。ただしあくまで中立的な立場から行い、作者個人への誹謗中傷は避けるようお願いします。
作者:Kinaka氏
RPGツクール2000によるリメイク。おそらくツクール技術向上のための模倣だと思われる。
作者:パタッパー氏
主人公は「まな」というオリジナルキャラで、本編のFooさんサイドの活躍を描いた作品。本家wiki等で活躍した絵師達の分身キャラクターが登場する、内輪ゲーとオールスターゲーを混ぜたような内容。作品のクオリティは派生作品の中でも1、2を争うが、反面更新が非常に遅い。現在は作者の生活面や精神面の不安定を理由に「無期限休止中」。しかし作者は現在、pixivのユーザー企画に参加している状態であり、ツイッターでも本作に関して諦めの意思を表しているため、製作再開の可能性は著しく低く、事実上のエターなるとみても差し支えないだろう。
詳しくは「ニコニコRPG外(道)伝」のページを参照。
作者:tappy(ペルオキソ一セレン酸)氏
RPGツクールVXによるリメイク。本編と同じストーリーだが単なる移植ではなく、様々な追加要素を加えた意欲作。…だったが次第に追加要素が多くなり過ぎて、もはや別物といえるほどカオスなシナリオになり、視聴者からの不評の声がきっかけで製作を一時中断・動画を削除した事で、事実上のエターナルとなった。おそらく派生作品の中で最も完成度・知名度が高い作品だろう(黒歴史扱いだが)。 内容を一部説明すると、5人制パーティ・合体技を備えた新戦闘システムを搭載。プレイヤーキャラにレリィ=フェルプス(in those days!)とブロントさんを追加。敵も中ボスを含めて大幅に追加されているが、世界観とは無関係なものが多かった(幻想郷にFFのギルガメッシュがいるなど)。動画説明文にて2012年6月を目処に製作を再開するとの告知があったが、結局現在も凍結中である。
作者:ニコニコRPG2製作委員会(代表:Kinaka氏、HUMI-O氏)
主人公はロックマン。ストーリーは製作途中で一度作り直されたためシナリオが2つある。
本編終了から数ヵ月後、ロボットの町をDr.ワイリーのロボット達が襲撃、駆けつけたロックマンは、謎の存在「左上」の力で強化された襲撃隊のボス・メタルマンと交戦、一度は敗れるも、そこへ駆けつけたミクの兄・KAITOと共にこれを倒す。その後ミクがやってきて一件落着かと思いきや、魔王が登場、「新生魔王軍」の復活を宣言する。そしてロックとKAITOを蹴散らし、グランドソードを使ってミクを異次元に連れ去ってしまう。ロックとKAITOはまだ開いていた次元の穴に飛び込み、ミクを取り戻すべく異世界へと向かった。 着いた先は雲に覆われた場所(星のカービィの世界のスカイハイ)で、とりあえず先へ進んだロックとKAITOは倒れているカービィと出会う。このカービィは「()」ごしに会話が可能で、どうやら魔王に鉢合わせして襲撃されたらしく、魔王を倒すために二人の仲間になる。 魔王を追いかけて奥地へ向かった三人は、魔王とミク、そして魔王の協力者であるメタナイトと出会う。ここでカービィが魔王の呪いによって持ち前のコピー能力が使えなくなっていたことが明らかになる。それを知ったメタナイトは魔王を異次元に逃がし、三人を足止するために戦いを仕掛けてくる。バトル後半、一度遠くへ吹っ飛ばされたカービィがコピーの元「ビーム」を手に入れてパーティに再加入するというどこかで見たような演出があり、三人は戦いに勝利。メタナイトが逃走した後謎の爆発が起こり、三人は再び異次元に飛ばされる。
最初のミクがさらわれる所までは同じだがロックは重傷で動けず、KAITOのみが魔王にしがみつく形で異次元に飛んでいく。その後ロボットの町に駆けつけたピコ麻呂と坊主達はロックを見つけ、一緒にDr.ライトの研究所に自動転送された。シーンが変わり、魔王とDr.ワイリーとの会話。ここで魔王とワイリーは協力関係にあり、壊れたグランドソードを修理する換わりに、ロックの弱点を知るミクの身柄を引き渡す約束をしていたことが明らかになる。所変わってDr.ライトの研究所。無事に修理されたロックだったが、ミクを助けられなかったことに一人落ち込み不貞腐れていた。そこでピコ麻呂は友人の松岡修造を紹介し、彼の指導でロックは立ち直る。その後外を散歩していたロックと修造は、あたりが妙に寒くなっていることに気づき、寒さの原因になっていた氷の妖精チルノをやっつけて味方につける。
作者:カタノナ氏
本編で姿を晦ませたした闇サトシと水銀燈の2人と、パン屋の人達のその後を描いた物語らしいが、宣伝動画では公開すると言いながら未だに公開されておらず凍結中。現状、上の宣伝動画しかないので正確には派生作品とは呼べないかもしれない。
作者:R・MA氏
主人公は涼宮ハルヒとSOS団の面々で、本編の3ヶ月後の設定。ストーリーは琴姫が何者かに襲われた事件の謎を追うところから始まり、異世界を冒険していくというもの。カオスなシナリオと、当時小学生の作者が真面目に作っていたことから視聴者間で「グランドソードの再来」と呼ばれた。
作者:ふらつき氏
主人公は涼宮ハルヒとキョンで、本編の数ヶ月後の設定。
詳しくは「ニコニコRPG2」のページを参照。
作者:SUWA氏
なぜか玄人向け のウディタによる製作。本編の二次創作的な作品だが、本編とは全く関連性のないことを作者は公言している。これを派生作品と呼べるかどうかは疑問だが、現時点では唯一完結した作品である。主人公はキーボードクラッシャーで、彼が突然何者かの仕業で学校にワープしてしまい、黒神めだかや出会った仲間達と共に元の世界へ帰る方法を探すべく旅立つ。
作者:Rozen江南氏
本編終了から31年後の設定で、主人公は作者自身である。RPGツクールではなく紙芝居クリエーターによる作品。本編とのストーリー上の関連性は薄くネタ選びにも偏りがあるため、派生作品かどうかすら疑問視されている。
詳しくは「ニコニコRPG/NEXT」のページを参照。
作者:Prof.DON氏
主人公はニコニコの運営局に所属する「バン」というオリジナルキャラ。公表はないが作者は2013年中旬頃から動画を非表示にしており、おそらく製作から手を引いたものと思われる。以下が動画一回分のあらすじ。
前作のカオスの崩壊から数年後、異世界ニコニコは復旧しつつあった。しかしニコニコ運営局に勤める城ヶ崎バンは、馬鹿な人間の遊び場と化した現在のニコニコの姿に呆れていた。するとそこに同じく運営のFooさんが現れ、「まあまあ、彼らのおかげで我々は儲けられるのですよ、いいじゃありませんか」と黒い笑いを浮かべる。続いて、「コラー!ほんわかレス推奨です!」とニコニコ大百科担当の本和ゆるりが登場。そうこうあって平和なニコニコだったが、突然、空飛ぶniceboat.が空襲をしかけてくる。
作者:水撃ち200(aquashooting200)氏
非公式続編。 本編から数年後の設定で、主人公は「隼(はやぶさ)」というオリジナルキャラ。作者には申し訳ないが、作品の出来は中立的な観点から見ても過去最低レベルである。もう少し頑張りましょう。
本来なら本編との関わりが低いかほとんどない作品については、タイトルが同じだけの別モノとして処分すべきであり、微妙なものは審議すべきではあるが、何分マイナーなジャンルで人手が足りないためにそのような審議を行えないのが現状である。
明らかに別作品なのは以下のものである。
・ドナルドRPG
あくまで本編のパロディであり、続編等を名乗っていないため。
・ニコニコRPGオンライン
タイトルが偶然一致しただけの別内容のため。
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最終更新:2025/12/11(木) 22:00
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