ニューヨーク(New York)とは、
本稿では2に付いて解説する。
ニューヨークとは、アメリカニューヨーク州南部に存在するアメリカ合衆国最大の都市であり、世界規模で見ても非常に巨大な都市である。漢字で書くと「紐育市」、略称はNY(New Yorkの略)。
現在の人口は市域(ニューヨーク市)だけで約820万人で、都市圏を含めれば2200万人を超えるという、超チート級都市である。(ちなみに、世界最大都市圏は東京で3200万人)面積は789km²(陸地)である。
また同市は、世界に大きな影響を及ぼす世界都市であり、「知らない人はいない」ほどの有名都市である。愛称は「眠らない街」。この都市に「国際連合」の本部がある。また、ビル数は香港に次いで世界第2位を誇る。
しかし、2001年9月11日予期せぬ事態(同時多発テロ)が発生。当時世界一の高さを誇っていたニューヨークの世界貿易センタービルは崩壊した。たった30分でそこにあったツインタワーは見る影もなく崩れ去ってしまった。この事件の影響で約1700人の尊い命が失われた・・・。
だが現在は、世界貿易センタービルが建設中で、2013年に完成する予定である。
ニューヨーク市は5つの行政区に分かれる。この項目では地域の特色についても記述する。さらに、この項目内では人口および面積記述の際に、例として、日本に存在する都市を用いて記述する。
マンハッタン区(161万人/59km²)
ニューヨークというと、とっさに「マンハッタン」というだろう。それもそのはず。マンハッタン区は、ニューヨーク市の経済、の中心部であり、多くの大企業なども出店し、有名大学、セントラルパーク等の文化施設も多くある。また、超高層ビルが多く建ち並んでいる。
人口は神戸市より5万人多いくらいで、面積は東京都大田区と同じくらい。人口密度は同市最大。
ブルクッリン区(256万人/183km²)
ブルックリン区はニューヨーク市最大の人口を誇る。独立した市だったせいか、マンハッタンなどとはまた一味違う文化が存在し、アメリカの中でも早期に遊園地が建設された。
人口密度はマンハッタン区につぎ第2位。人口は大阪市より10万人少なく、面積は兵庫県淡路島の洲本市と同じくらい
クイーンズ区(223万人/283km²)
クイーンズ区はニューヨーク市の行政区の中で面積が一番大きい。簡単に言うと、面積はブルックリン区より100km²広い。現在、この行政区は近代発展中で、のちのちニューヨーク最大人口行政区になる日も近いとか。また、この行政区には多種多様な民族が住んでいる。さらには同区北西部へのマンハッタンからの移住者も近年増加傾向である。最大人口行政区になる日が近いのはそのためなのかもしれない。さらに、ニューヨーク州の主要空港が2つもある。
人口は名古屋市より3万人少なく、面積は宮崎県えびの市と同じくらい。
ブロンクス区(139万人/149km²)
ブロンクス区はマンハッタン島の北東に存在する行政区。ニューヨーク市内の5つの行政区の中で、唯一の北アメリカ大陸と地続きである。また、ブロンクス動物園はアメリカ都市圏最大の動物園。ラップ、ヒップホップもこの地で誕生した。
人口は京都市より8万人少なく、面積は長野県信濃町と同じくらい。
スタテンアイランド区(47万人/265km²)
スタテンアイランド区は、ニューヨーク市の南西に位置する行政区。アイランド(島)と入っているために、地理的には島なわけだが、地学的にはハドソン川(の支流)によって内陸と離れたとされている。島内に鉄道は走っているが、郊外とつながる鉄道は存在しない。代わりにマンハッタン⇔スタテンアイランド間の無料フェリー(スタテンランド・フェリー)が運航しており、隣接するブルックリン区、ニュージャージー州には橋が架かっている。
この行政区には、昔(ニューヨーク開発当時)の面影が多く残されており、観光地としても一役買っている。さらには上記で記述した、スタテンアイランド・フェリーから見る「自由の女神像」、「エリス島」、「マンハッタン(ニューヨーク市街地)は絶景で、最高の眺めを楽しめるために観光客から人気が高い。また、ニューヨーク市内最後の天然林の一つが現存する。また、グリーンベルトという島の自然を保護するウォーキングトレイルもある。
人口は東京都江東区と同じくらい、面積は静岡県掛川市と同じくらいで、人口密度はニューヨーク市内で最下位。
ニューヨーク市では、交通機関が非常に発達している。この項目では、「鉄道網」、「道路交通網」、「航空網」の3つに分けて記述する。
ニューヨーク市内には、アムトラック(全米鉄道旅客公社)が通っている。アムトラックは、アメリカの首都「ワシントンD.C.」、「ボストン」、「シカゴ」、「マイアミ」、「トロント(カナダ)」などと繋がっている。
さらには、ニューヨーク市地下鉄も通っている。また、ニューヨーク地下鉄は、世界最大級の地下鉄網である。また、他にも市内を走る鉄道はある。(スタテンアイランド鉄道など)
MTA(ニューヨーク都市交通)のバスは行政区5つすべてに通っている。バス停は約1万2000ヶ所、2008年度利用者数は約7億4000人と、これまたチート級。さらに、世界最大バスターミナル「ポート・オーソリティ・ターミナル」もここに存在し、一日7000本のバスが発着する。利用客は一日20万人。
20万人ということは、埼玉県熊谷市在住の人全員がバスに乗るということと同じ。
さらに、交通網も広がっており、隣接するコネチカット州、ニュージャージー州や、ニューヨーク州の中の各都市と、「高速道路」、「公園道路(パークウェイ)」などで繋がっている。
ニューヨーク市は、旅行客から見れば、アメリカ合衆国内で最大の玄関口である。ニューヨークには、三大主要空港が存在する。そのうち2つがニューヨーク市内にあり、そのうちの「ジョン・F・ケネディ国際空港」は全世界の空の拠点である。拠点のため、ニューヨーク市の空は混み合っている。(これは観光客の増大のため。)その混み合いを解消するために4つ目の拠点空港をつくり、緩和に取り組んでいる。
ちなみに2005年、約1億人もの旅行客が3大空港を利用した。
| ジョン・F・ケネディ国際空港 | ニューヨーク市クイーンズ区 |
| ニューアーク・リバティ国際空港 | ニュージャージー州 |
| ラガーディア空港 | ニューヨーク市クイーンズ区 |
| スチュワート国際空港(緩和空港) | ニューバーグ近郊 |
ニューヨーク3大空港のすべての運営(スチュワート国際空港含む)は、『ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社』が運営している。
かつては世界有数の犯罪都市であったが、最近は大分マシになってきた。ルドルフ・ジュリアーニ市長(当時)が治安改革を掲げ、警察の綱紀粛正と強化を行って成果が出たため。
一例として警察官の致死性射撃件数を挙げる。1972年には1000件近くの射撃案件があったが、2010年には凡そ1/10まで減少し、1971年に統計を取り始めて以来始めて2桁/年になった。つまりそれだけ治安が改善しているのである、ってケリー警察委員長が言ってた。
もう一つの資料としてNYPDのCOMPSTAT(犯罪分析統計)の資料を挙げる。編集時点では2012年4月9日~15日までの一週間分の全市犯罪統計がうpされており、前年同週比と2年間での増減、2001年比、1993年比が見られる。ここでは長期間の増減を比較する為、2001年と1993年との比較を記す。
| 犯罪の種類 | 2012年発生件数 | 2001年比(%) | 1993年比(%) |
| 殺人 | 10 | -40.1 | -80.2 |
| 強姦 | 34 | -21.3 | -51.7 |
| 強盗 | 312 | -30.3 | -78.4 |
| 加重暴行 | 368 | -20.6 | -53.2 |
| 侵入 | 323 | -44.2 | -82.5 |
| 重窃盗 | 695 | -14.3 | -52.2 |
このようになっており、主だった重犯罪は1993年比で半分以下になっている。但し件数を見てもわかるとおり、絶対数そのものはやはり日本人からすると多い点は注意を要する。
同週の8個警ら管区毎の治安最悪ランキングは次の通り。ソースはここから管区毎の資料を見て。
| 順位 | 管区 | 主要犯罪合計件数 |
| 1 | ブロンクス | 335 |
| 2 | ブルックリン北 | 316 |
| 3 | マンハッタン南 | 298 |
| 4 | ブルックリン南 | 247 |
| 5 | クィーンズ南 | 236 |
| 6 | クィーンズ北 | 217 |
| 7 | マンハッタン北 | 193 |
| 8 | スタテンアイランド | 53 |
第8位は安定した治安の良さを誇るスタテンアイランド。裕福な人が多いだけでなく、その隔絶された立地がガラパゴス化を促しているようだ。
第7位にランクインしたのはマンハッタン北。ハーレムがあることから昔は治安が悪いイメージだったが、件数的には大分改善した。
第6位と第5位には南北クィーンズが入った。ロングアイランドに近いその地理のお陰でなのだろうか。
第4位はブルックリン南。思ったより頑張っているぞ。
第3位にランクインはマンハッタン南だ。4位を50件も突き放すその治安の悪さ。怒りの用心棒は眠る暇が無い。
第2位はブルックリン北。ここから300件台に突入。南北で70件も差があるのはなぜなんだぜ?
そして堂々の第1位はブロンクス!相変わらず治安が悪い。なんでそんなに悪いのか編集者もサッパリだが。
真面目になって。
一般的にアップタウンは治安が悪いと思われていたが、上記のように今はそれほどでもない。例えばマッドブルのせいで治安が悪いと思われている34分署管内だが、同週で発生した事件の総計は18件。一方で怒りの用心棒がいる13分署管内は35件と、ほぼ2倍の犯罪が発生している。
両分署の統計は内訳に違いがあって、34分署管内では殺人1件とレイプが2件発生している一方で、13分署管内ではどちらもゼロ。逆に重窃盗は34分署では4件なのに対し、13分署では26件が発生している。つまり13分署で起きた犯罪の大半は重窃盗と言うわけである。マンハッタン南の総事件数は北より多いが、実はその多くは重窃盗である。
管区全体の統計では殺人は両管内とも1件ずつ、強姦は南が2に対し北は7なので極端な差はなく、重窃盗の件数がそのまま総件数に反映された形となった。
というわけで実際にニューヨークに住む際は、スタテンアイランドかアップタウンをオススメします(判断は自己責任で)。
探せばまだあるはず。
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最終更新:2025/12/23(火) 02:00
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