Twitter翻訳小説『ニンジャスレイヤー』の主人公。本名フジキド・ケンジ。普段はイチロー・モリタという偽名を名乗っている。ヘッズからは主にフジキドと呼ばれる。
元は妻子持ちの中流サラリマン。質素な暮らしの中でも暖かい家庭を築き幸せに暮らしていたが、その生活は突如勃発したニンジャ・クラン同士の大規模な抗争で幕を閉じる。
妻子を殺され、自身も死の淵に立たされた時、謎のニンジャソウルが憑依。彼はニンジャを殺すニンジャ、「ニンジャスレイヤー」となり、妻子の仇として全ニンジャへの復讐を始めるのだった……。
ニンジャはおろか、時としては一般人も容赦なく殺害する、生粋のダークヒーロー。そのカラテはほとんど敵無しの強さ。舌鋒も鋭く、言葉だけで敵を圧倒することもある。その挑発はヘッズ達から定評があり、「ドクゼツ・ジツ」などと呼ばれることも。
一方、「自分の復讐が多くの人々を不幸にしているのではないか」と良心の呵責に苦しむ一面も持ち合わせる。自らが狂人めいた殺戮者だと自覚しながらも、人間性との間で葛藤する姿が彼の魅力と言える。
そんな彼のヒューマニティーによってか、第一部ではほとんど孤立無援状態だったが、徐々に仲間(ニンジャ含む)が増えていった。第三部では初体面のニンジャと共に行動することも。しかし、下記のナラクの存在に加え、様々な組織から常に狙われているため、友好的なニンジャや人間とも基本的に距離を置いている。
フジキドに憑依した邪悪なニンジャソウル。他のニンジャソウルと異なり明確な自我を有し、全ニンジャ抹殺を標榜する。その正体は謎に包まれている。
性格は残忍で、フジキドに協力的なニンジャですら殺させようとする。惨たらしい殺し方を好み、嗜虐衝動の赴くまま非ニンジャに危害を加えようとすることも。そのため、ニンジャ抹殺という目的が一致しながらフジキドとは衝突を繰り返す。
ニューロンに語りかけるナラクの声に対し、フジキドが「黙れナラク!」と返すのはお決まりのやり取り。
多くのニンジャに関する知識を有しており、 その助言がフジキドを救ったこともしばしば。特に初見殺しなジツ(術)を用いる敵に対して有効な対策となる。
ただし、肝心な事柄をド忘れしたり、戦闘に直接関係のないうんちくを語り出すことも。
始めはフジキドをジョルリ人形扱いしていたが、物語が進むにつれ、両者の関係は改善されていく。
一方でとぼけた言動が目立つようになり、ヘッズからはすっかりカワイイおじいちゃん扱いである。どうしてこうなった。
フジキドはニンジャ固有の特殊能力「ユニーク・ジツ」を持たず(ナラク化が実質それに値するが)、もっぱら体術全般を指す技術「カラテ」で戦う。作中の戦闘哲学、「ノーカラテ、ノーニンジャ」を実践しているニンジャの一人と言える。以下、彼が扱う技について述べる。
なお、これと言った弱点は無い。フロストバイト=サンが「射撃戦が苦手」と劇中で発言しているが、普通にスリケン・ジツや回避動作で射撃戦をこなしているので真偽は不明。
だからといって無敵ではなく、強力なカラテやジツを持つ相手に苦戦し、敗北を喫したこともある。また、毒や各種拘束術を用いたアンブッシュを受けやすい傾向がある。グワーッ麻痺毒!
ニンジャへの復讐のため、変装して敵をおびき寄せたり、独自の調査を行ったりすることも多い。その辺りは世間一般のイメージする忍者らしい行動を取っていると言える。
第三部では暗黒非合法探偵という肩書きで探偵活動も行なっている。目的のために窃盗やデッカー(警察)の変装など、犯罪行為も辞さない。実際暗黒非合法な。その変装はワザマエだが、演技はそれほどでも……アババーッ!?
また、ハッキングを用いた調査は専門家であるナンシー・リーに任せることが多い。
シリアスな性格のニンジャスレイヤー=サンだが、時に天然めいた言動を取る。特に顕著なのが登場シーンで、
などと挙げればキリがない。そのためヘッズからは「出落ちスレイヤー」「エントリー職人」などの仇名をつけらている。本人は至って真面目であり、そのギャップも相まって腹筋を爆発四散させられる読者は後を絶たない。
「ドーモ、○○○=サン、ニンジャスレイヤーです。」
忍殺伝統のアイサツ。ニンジャに無慈悲な彼も、アイサツとオジギは欠かさない。
「ニンジャ殺すべし。慈悲はない。」
殺戮者としての彼を象徴する台詞。その復讐の先に待つのは果たして……
「ハイクを読め。カイシャクしてやる。」
虫の息のニンジャに対して彼が与える、最後の慈悲。しかし大抵のニンジャは死を覚悟できず、命乞いや悪あがき、あるいは混乱している間に殺されるため、ハイクを詠んだ者は少ない。
「Wasshoi!」
彼が登場する際によく発するシャウト。気合いを入れる際にも用いる。原作者の一人ボンドいわく、「日本人が大きな困難に立ち向かう際に自らを鼓舞する言葉」。
彼がこの台詞を放つと、ヘッズが一斉に「Wasshoi!」と合いの手を入れるのが、ツイッターアー上でのお約束めいた光景となっている。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/12(金) 03:00
最終更新:2025/12/12(金) 03:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。