モードレッド(Fate/Apocrypha)とは、小説版『Fate/Apocrypha』に登場するサーヴァントである。
またそれ以前から、『Character material』及び『TVアニメ版Fate/stay night』でキャラクターは公開されていた。
CV:桑島法子(TVアニメ版Fate/stay night)、沢城みゆき(Fate/Grand Order)
なお、記事ではこれ以降モードレッドと表記する。サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。
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この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
ここではTYPE-MOONより発売されていた設定資料集『Character material』におけるモードレッドを記述する。
円卓の騎士の一人にして、アーサー王とその姉モルガンの息子。伝承によると異父兄にガウェイン卿がいる。
ブリテンの王に対して謀反を起こし、カムランの丘にてアーサー王に討たれた叛逆の騎士。
ちなみにFateにおけるモードレッドは、モルガンが作り出したクローン(ホムンクルス)である。普通の人間よりも遥かに優れた能力を持って生まれたが、それゆえに短命というハンデを背負っていた。モルガンは自らの妄念を成し遂げるためにモードレッドを造り上げたのだが、当初のモードレッドはアーサー王に対して野心ではなく強い憧れを抱いており、その精神も気高きものだった。そして自身がホムンクルスであり、人間でないことを恥じていた。一向に叛意を抱かないモードレッドに業を煮やしたモルガンは、彼に対してその出生の秘密を告げる。
自分が王の息子であることを知ったモードレッドは自らの出生を誇るようになり、アーサー王に自分を後継者にするように進言した。しかし彼には王の器がないと判断したアーサー王はこれを譲らず、また不義の子であるためか、モードレッドを自分の息子としても認めなかった。
父親から手酷く拒絶されたモードレッドは、今まで抱いていた愛情を憎悪へと反転させる。
その最中、モードレッドはランスロットとギネヴィアの不貞を暴露する。これによってアーサー王はランスロットと敵対せざるを得ない関係となり、円卓崩壊のきっかけを生じさせた。その後モードレッドは多くの騎士を率いて、父であるアーサー王に反旗を翻す。国中の騎士が激突し、王国の崩壊を招く戦いが始まった。
TVアニメ版Fate/stay nightの第21話では、カムランの丘におけるアーサー王との対決が描かれている。
戦いの果て、その身を聖槍で貫かれたモードレッド。瀕死の状態になりつつも渾身の力でアーサー王に一撃を負わせ、その命は終わりを迎える。
最期まで王に反旗し、国を戦乱の渦に巻き込んだ叛逆の騎士。しかし、その根底にあった想いは憎しみではなく、ただ「王に認めてもらいたかった、ただ息子と呼んでほしかった」という純粋で切実な想いであった……。
ホムンクルスだけあって容姿は父上と瓜二つだが、アホ毛はない。
なお息子とは言うものの、小説版『Fate/Apocrypha』における性別は女性。スリーサイズも"父上"と同じである。これは設定が作られた『Character material』が試作段階に過ぎないための設定変更か、それとも"父上"と同じく伝承では"息子"と記されてきたのかの詳細は不明。ただしクローン(ホムンクルス)であるならば、"父上"と同性であることは別段不思議ではないだろう。
Fate/Apocrypha小説版で新たに登場したサーヴァント。小柄ながら重厚な全身鎧を纏った騎士。
"赤のサーヴァント"の一騎として登場、聖遺物の「円卓の欠片」によって召喚された。クラスはセイバー。
マスターは獅子劫界離。フリーランスの死霊魔術師(ネクロマンサー)にして傭兵。
その見た目は20歳を超えてない少女だが、女扱いされることを極端に嫌っている。そのためか男性的な口調をしており、一人称も「オレ」を使用している。容姿は彼の騎士王とほぼ同じだが、生前のように髪を後ろで編み上げてはおらず、軽くまとめる程度。霊体化を嫌っており、平常時は獅子劫に買ってもらった現代的な衣服を着て実体化している。
チューブトップに真っ赤なレザージャケットを羽織り、デニムのホットパンツに黒いブーツと軽やかな格好をしている。
(格好がどう見てもボーイッシュな少女だが、指摘すると殺される危険があるので絶対に指摘してはいけない。)
性格は騎士とは程遠く、端的に言えば反抗期真っ盛りの不良少女。その上、傲岸不遜で自信過剰。聖杯にかける望みが『選定の剣に挑戦すること』なのも、「オレが引き抜けないはずがない!」と言い放てる自信ゆえ。
戦いにおいても正道とは言い難いもので、「要は勝てばいい」を地で行く戦闘スタイル。その為ならば騎士の命である剣をブン投げることも厭わず、殴るし蹴るし噛みついてもやるとのこと。ただし騎士として精神がないわけではなく、民草の無益な殺生を好まない騎士や王としての気質も持ち合わせる。
マスターである獅子劫との相性は、モードレッドの意見を立てていることもあってか中々良好である模様。
自身の父上に対する想いはかなり複雑な様で、彼女――もとい彼の口からは父親や円卓を憎んでいる節が見られる反面、今だ誇りを抱いている様子もある。モードレッドの宝具名『我が麗しき父への叛逆(クラレント・ブラッドアーサー)』にもその一端を感じ取れる。もっとも純粋なる誇りというよりは、ある種の怨念と化しているようだが。
確かなことは、モードレッドは彼の騎士王に強い影響を受けていた、ということだろう。
円卓の騎士だけあってその戦闘力は高く、また父親と同様に『魔力放出』のスキルによって肉体面に強力なブーストをかけることで、弾丸のごとき勢いで踏み込んだり、屈強な戦士相手に力押しすることが可能。
| 筋力:B+ | 耐久:A | 敏捷:B | 魔力:B | 幸運:D | 宝具:A |
| 対魔力:B | 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 |
| 騎乗:B | 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自由に操れる。ただし、運転が荒く、危険な操縦をするので、耐えられる乗り物は戦車ぐらいしか無いとマスターに言われてしまった。盗んだ戦車で走り出す。 |
| 直感:B | 戦闘時に常に自身にとって最適な展開を"感じ取る"能力。 視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 |
| 魔力放出:A | 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。 いわば魔力によるジェット噴射。 かの騎士王と互角に打ち合うほどの力量を持つ。 |
| 戦闘続行:B | 往生際が悪い。 聖槍で貫かれてもなお諦めず、騎士王に致命傷を与えた。 |
| カリスマ:C- | 軍団を指揮する天性の才能。 団体戦闘において自軍の能力を向上させる。希有な才能。 モードレッドのカリスマは、体制に反抗するときにその真価を発揮する。 |
円卓の騎士の一角で、アーサー王の息子だけあって高いパラメータを誇る。
幸運値以外は軒並みB以上と高水準であり、剣士のサーヴァントにふさわしい能力といえるだろう。
保有スキルは6つあり、どれも戦闘に特化したスキル構成となっている。
また「戦闘続行」を除いたスキルは彼の騎士王も所有しているものである。流石は親子だ、よく似ている。
「対魔力」、「直感」、「魔力放出」、「戦闘続行」によって対人近接戦では凄まじい戦闘力を発揮する。
モードレッド自身が好戦的なこともあり、戦いに生きるサーヴァントの典型例であろう。
ちなみに騎乗スキルはそれなりに高いが、モードレッドの気性ゆえかかなり荒っぽい運転をしてしまう傾向にある。
頑丈なアメ車でさえ、モードレッドの運転にかかればスクラップ一歩手前のボロ車に早変わり。
戦車でも用意しない限り、 モードレッドの騎乗スキルは生かさないほうが賢明である。
モードレッドに関するニコニコ動画の動画を紹介してください。
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最終更新:2025/12/12(金) 21:00
最終更新:2025/12/12(金) 21:00
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