全国地域サッカーリーグ決勝大会とは、男子サッカーの地域リーグ所属のチームがJFL昇格をかけて戦う、熱くそして過酷な大会である。毎年11月下旬から12月上旬に行われる。
ニコニコ動画でのタグは「地域リーグ決勝大会」がほとんどである(→「地域リーグ決勝大会 OR 全国地域サッカーリーグ決勝大会」でタグ検索)。また2007年度までは「サッカー」の付かない「全国地域リーグ決勝大会」が正式名称であった。サッカーファンからは「地決」の通称で呼ばれている。
| 日本の男子サッカー第1種(プロ・社会人)の入替制度関連大会 <2014年シーズン> |
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| 降格 | 昇格 | |||
|---|---|---|---|---|
| J1 ↑↓ J2 |
自動降格3クラブ |
自動昇格2クラブ J1昇格プレーオフ大会勝ち抜き1クラブ |
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| J2 ↑↓ J3 |
自動降格1クラブ J2・J3入れ替え戦1クラブ |
自動昇格1クラブ J2・J3入れ替え戦1クラブ |
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| J3 ↑↓ JFL |
※J3ライセンス剥奪による降格有り | 最大2クラブ昇格 | ||
| JFL ↑↓ 地域 |
自動降格2クラブ | 全国地域サッカーリーグ決勝大会 (全国社会人サッカー選手権大会) |
←←← イ マ コ コ ←←← |
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| 地域 ↑↓ 都道府県 |
北海道ブロックリーグ決勝大会/北東北3県リーグチャレンジマッチ/ 南東北3県リーグチャレンジマッチ/関東社会人サッカー大会/ 北信越チャレンジリーグ/東海社会人トーナメント大会/ 関西府県サッカーリーグ決勝大会/中国地域県リーグ決勝大会/ 四国リーグチャレンジチーム決定戦/九州各県リーグ決勝大会 |
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| 都道府県 ↑↓ 市区町村 |
※多すぎるから詳しくはググれ | |||
後述するが、一次でも決勝ラウンドでも3日連続で試合をこなすとても過酷なものである。故にこの決勝大会を1度突破したチームの選手でも「地決は二度とやりたくない」とのこと。ただ、一度JFLから降格して、再びこの大会を突破してJFL再昇格を果たしたチームもいる。(ココとココ)
かつてはJFAが、地域リーグおよびそれ以下のリーグからJFL昇格を希望しかつJリーグ入りを目指している実力のあるチームを推薦出場させる飛び級制度「Jリーグ加盟を標榜するクラブに対する優遇措置」があったが、2011年度大会をもって廃止された。この制度を利用したチームはザスパ草津(現:ザスパクサツ群馬)とS.C.相模原の2チームであり、内、JFL昇格を果たしたのはザスパ草津のみである。
また、リーグ優勝チームが諸事情で辞退してリーグ2位チームが繰り上がったこともある(例:2011年大会は四国1位の愛媛FCしまなみ(現:FC今治)が出場辞退)。
最初に出場12チームを4チームずつ3グループに分け中立地で総当たりの一次ラウンドを行う。4チームの総当たり戦なので各チーム3試合を行う必要があるわけだが、これを3日で連戦するという過酷な日程である。
1次ラウンドのグループ首位(勝ち点で決まるが並んだ場合は得失点差、総得点、該当チームの試合結果等々)と、各グループ2位の最上位チーム(勝ち点、得失点差、総得点差などの順で決定)の4チームが決勝ラウンドに進出する。決勝ラウンドでも同様に3日連戦で4チーム総当たりで戦い、上位に入ったチームにJFLへの昇格枠が与えられる(詳しい昇格ルールは後述)。
勝ち点計算がJリーグやJFLとは異なり90分勝ちが3、PK勝ちが2、PK負けが1、90分負けが0のため、PK勝ちやPK負けの差いろいろなドラマが…なんてことが起こる。
2007年大会より昇格は2.5枠となっている。決勝ラウンドの1位と2位が自動昇格。3位はJFLの16位のチームと入れ替え戦を行う。ただし、JFLからJ2への昇格やJFL所属チームの解散、合併等々でJFLのチームが減少する場合は、そのぶん自動降格のチーム数が減少する。JFLから3チーム減った場合は入れ替え戦も行われず、決勝ラウンドの3位チームは自動昇格となる(近年では2007年、2008年、2011年、2014年)。
近年のJFL昇格チーム
元々は全国リーグの昇格大会として、地決以前にこの大会がその役割を果たしていた。しかし、地域リーグや都道府県リーグが整備された結果、それらが全国リーグの下部組織として成立していき、結果地決に取って代わられてしまい価値を失った、ある意味悲劇(?)の大会でもある。なぜなら上位入賞チームに地決出場権が与えられるまでは国体のリハーサルを行うための大会としてしか機能しなくなっていたからだ・・・。その上、5日間連続で試合が行われるというのだから、地決とはまた一味違う半端ない苛酷さも特徴である。
さて、現在では地域リーグ以下に所属し、且つ地域リーグ優勝が出来ずにいながらもJFL以上の全国リーグへ駒を進めたいチームにとっては『事実上の第一次昇格プレーオフ大会&飛び級制度相当の大会』である(※ここで「相当」と表現したのは、この大会が『飛び級制度でもあること』が事実上でありながらも明言されていないため)。また、名前とその役割故に、第一種区分でも全国リーグ所属チームと各種学生サッカーの連盟に所属するチームは出場不可である(※この場合クラブ単位ではカウントされていないので、社会人登録の学生チームは出場可)。但し、1999年だけは特別に、JFL初年度参加の9チームもこの大会に出場した。
手っ取り早く言うと『各都道府県予選→9地域各予選→本選』と行った具合である。各都道府県予選の内約については個人的な編集時間の制限上、この項目作った人間は誰かが勝手に付けてくれると信じて作らないでおくので、以下から9地域の各予選について簡易的に説明する。
・・・この地域予選代表・計31チームと開催県代表の合計32チームで本選は争われることになる。
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最終更新:2025/12/13(土) 22:00
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