ロアッソクマモト
ロアッソ熊本とは、熊本県熊本市をホームタウンとするJリーグ加盟並びにJリーグ・ディビジョン2所属のプロサッカーチームである。
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創設時から熊本県熊本市を本拠地としているチームである。一方、本格的なサッカークラブとしての歴史をも歩み始めたのは2005年からである。並行してこのチームはそのクラブのトップチームとなり、且つプロ化した。詳細は歴史の項目で。
なおクラブチーム化の際の運営法人設立はアルエット熊本時代から始まったが(アルエット熊本時代の運営法人は現在の運営法人とは別)、これはJFL在籍時にリーグ参入のルールとして、チームを運営する法人が必要であったためである。NTT西日本熊本FC時代までは実業団チームのため、会社(NTT西日本熊本支店)をそのまま運営法人の扱いにしても良かったために設立しなかった。
余談だが、元々熊本県のサッカー界では、東亜建設工業サッカー部を前身としたブレイズ熊本という同じく熊本市を本拠地としたクラブチームが先に、九州リーグ在籍時にJリーグ入りを目指していたが、メインスポンサーである東亜建設工業の経営難により、そのトップチームとユースチームが解散してしまった歴史がある。
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この年には兄弟チームだった日本電信電話公社関東サッカー部(現:大宮アルディージャ)も誕生している。
当時「NTT西日本熊本FC」として、社会人連盟の推薦によりJFL初参戦。初参戦は8位に終わる。来年までの親会社が西日本電信電話(NTT西日本)熊本支店ではあったものの、同支店が深く関わっていたのは実質この年までである。そのおかげでNTT東日本が親会社の大宮アルディージャからレンタル移籍という名の戦力提供を受けることが出来ていた。
そしてクラブチームに移行し、「アルエット熊本」にチーム名を変更する。しかし、親会社であるはずのNTT西日本熊本支店との関係も徐々に薄れ、最終的には支援を打ち切られてしまい、そのおかげで大宮アルディージャからのレンタル移籍も不可能になる。それらが最大の原因となってチーム力が低下していき、リーグ17位で九州リーグへと自動降格してしまう。なお、 何処ら辺に書いていいか分からなかったが、初めてJFLに参戦した時から応援し続けてきたサポーターグループが現在のウルトラアルデラスであり、創設者である(今も続けているか分からないが)リーダー及び他の面々が、当時のウルトラアルデラスのことを現在は廃刊となった『J'sサッカー』や『サッカーJ+』といったサッカー雑誌のインタビューで語っている。
なお、実は歴史的にはこの当時からJリーグを目指していたが、今ではすっかり忘れられている。この時、熊本県や熊本市に対して支援してもらおうと交渉していたが決裂した。一部ではこの交渉決裂の原因について「アルエット側におけるNTT色が強すぎたから」との推測が出ているが、真相は闇の中である。確か熊本日日新聞の過去記事に載ってあったと思うので、バックナンバーがある方は探してみてほしい。
アルエット熊本を前身とした「ロッソ熊本」として編成され、新しい監督として柏レイソルから池谷友良が招聘された。チームカラーもそれまでの青から赤へと変更した。編成前のセレクションでは最後までアルエットしてのこのチームに所属し続けてきた選手は誰1人受かることは無かったものの、過去にアルエット時代までにこのチームに所属していたことのある選手が何名かセレクションに合格していた。つまり古巣復帰ということになる。ついでにプロチーム(この年から選手全員プロ契約)へと衣替えする。九州リーグでは通算7度目の優勝を果たすものの、地域リーグ決勝大会では前身時代と同じくまたしても3位(自動昇格圏外)で終了してしまったが、JFL側の都合により再昇格が決定する。なお、新JFLへの再昇格はこのチームが最初であることを留意しておく。
この年からトップチームにおけるアルエットまでの歴史が、新しい運営法人によって黒歴史化…というかトップチームの前身なのに「全く関係の無い別チーム」扱いとされてしまっている。それに釣られるような形でなのか「アルエットとロアッソ(ロッソ)は別々の存在だ」と認識してしまっている者も中にはいる、あくまで2ちゃんねる上でだが。そもそも熊本日日新聞の紙面上では前年に「新チーム(ロッソ熊本)の中核チームにアルエット熊本が選ばれた」との記事が掲載されていたのだが、ロッソ熊本誕生までの経緯を一番よく知っているはずである当の熊本日日新聞は現在、この件に関しては紙面上で前身であると記述したりしなかったりと、ハッキリとした状態で取り上げようとしていない。
JFL再参戦。リーグ5位で終わり、J2参入(昇格)は見送られる。
シーズン終了後、TBSテレビ系列の熊本放送でチームの1年を振り返る特別番組が放送されたが、その放送では1年でJFLを突破できなかったことにより「ノー・モア、池谷!」と池谷監督の解任を求め叫ぶ多くのサポーター、そしてある1人のDQNサポーターが池谷監督に対して特攻真正面で喧嘩を売りに行くという模様が映し出されていた。当時のサポーターもフロントも、いくらJリーグより実力下のアマチュアリーグとはいえ、いつのシーズンにおいても(志すわけではないが)Jリーグ参入を決めても可笑しくないような(Honda FCなどの)強豪チームもひしめく全国リーグのJFLを、県内全体からのバックアップが有り且つ選手全員がプロ契約のチームでなら1年で抜けられると軽く考えていたのでは…と思わざるを得ない模様でもあった。(ちなみに池谷監督は就任時、「3年でJ2昇格」を掲げており、想定内であろう2年目でのこの扱いは心中どう思っていたのだろうか。)
リーグ2位で終わり、同年12月にJリーグ加盟並びにJ2参入(昇格)を承認されるも、愛称の「ロッソ」が先に商標登録されていたために今後一切使用できなくなってしまったため、「ロアッソ熊本」に改名。この改名当時、何も聞かされていなかったサポーターは急遽フロントに説明を求めた。しかしながら、何故フロントは愛称を決める際に前以って確認をしておかなかったのかは不明である。
J2初参戦。初参戦は12位でシーズン終了。8月から監督業とGM(ゼネラルマネージャー)を兼任していた池谷友良が、GM職を専任するため監督業を辞任(実際はGM職以外の職をもいくつか兼任していくという大変なことになるが)。後任はヘッドコーチだった北野誠が昇格し、次期新監督となる。
新しく就任した北野監督は攻撃的サッカーを掲げ、そのおかげで格上のチームを撃破することもあったが、反面守備が脆くなるという欠点もあったために、結果的に14位で終わったことを受けて解任された。ただし北野監督の掲げたこのサッカーは一定の評価を受けており、一部からは1年で解任されたことを惜しまれている。
また、このシーズンはチーム最多得点であったエースの木島が、若返りを図ろうとするフロント側の思惑により結果に拘らず解雇されてしまう。また、この解雇はスポンサーによる大人の事情が絡んでいたとの噂もあった。木島は翌年、JFL所属のFC町田ゼルビアに移籍した。
北野前監督に代わって、新たに「アジアの大砲」の異名で知られた高木琢也が監督に就任。北野前監督が掲げたサッカーを継承・発展させる形で、選手たちやその他関係者らと共に奮闘、過去最高の7位に躍進した。
引き続き高木琢也体制で挑んだ2011年。エジミウソンらを獲得し、KKウイングで開幕2連勝とスタートダッシュに乗り、6月まで6勝5分2敗と大きく勝ち越し、順位も5位まで上がり健闘していた。しかし、7月24日にFC東京に0-5と大敗してからチームの成績が低迷し始め、気づいたら2桁順位で争うロアッソ熊本に逆戻りしていた。結局このシーズンは11位で終了し、最終節のサガン鳥栖戦では目の前で昇格を決めた鳥栖に熊本サポーターから祝福の声が上がった。
高木琢也体制3年目のシーズンは開幕から出遅れる苦しい展開。5月には元日本代表FWの北嶋秀朗が加わるなどしたが、調子はなかなか上がらず。ようやく終盤戦になって初の5連勝を果たすなどしたが時既に遅し。高木体制下では最低となる14位に終わり、高木はこの年いっぱいで監督を退任することとなった。天皇杯ではベガルタ仙台を下して初めて4回戦に進出する、勝利後の定番となる「カモンロッソ」が始まるなど明るい兆しも無いことは無かったのだが……
新監督に吉田靖を迎えるが、今年も開幕ダッシュに失敗してJ3・JFL降格もちらつく苦しい展開に。6月には炭鉱スコアを食らい、7月には吉田監督に代わって池谷社長が監督を兼任することに(8月には社長を辞して監督に専念。社長は永田会長が兼務することに)。追い討ちをかけるように2012年から持ち上がった経営問題について、Jリーグから指導を受けるなど、前年以上に好材料に欠くシーズンとなり、過去最低の19位でシーズンを終えた。シーズン終了後には丸4年にわたってゴールマウスを守ったGK・南雄太の移籍が発表され、チームは転換期を迎えつつある。
掲示板
13ななしのよっしん
2013/05/01(水) 20:22:34 ID: sFVypbOc3R
カモンロッソについても書いてほしいなと思います。
http://b
14ななしのよっしん
2014/03/25(火) 22:24:10 ID: PKahizf3O/
15ななしのよっしん
2016/03/29(火) 14:56:32 ID: mS3xCbqLsk
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最終更新:2021/04/17(土) 03:00
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