月刊ミズタニとは、KONAMIの音楽ゲーム「SOUND VOLTEX」の譜面製作者である。
SOUND VOLTEXにおいて曲やジャケットと並んで重要な要素となっているエフェクター(譜面製作者)の一人。
絶対許さないで有名なPHQUASE、片手処理と鍵盤譜面で多くのプレイヤーを苦しめているTEK-A-RHYTHMが凶悪な譜面を作るエフェクターとして有名だが、「この2人の次に凶悪な譜面を作るのは誰だろうか?」という疑問に対する答えの一人として挙げられるのが、この月刊ミズタニであろう。[1] ただし2人と違ってまだ公式に許されない発言を受けてはいない。
鍵盤譜面とアナログデバイス譜面のどちらも作るオールラウンダーなエフェクターであり、最近は高速ボス曲の譜面を担当することが多い。
アナログラインの交差しそうで交差しない「フカセトラップ」の進化系である「ミズタニトラップ」をよりによって東方の人気アレンジ曲で作り出した人でもある。
他のエフェクターとコラボすることも比較的多く、週刊ボルテと称して毎週アップデートを行っていた時は週刊ミズタニと名義が変わっていたこともある。
TEK-A-RHYTHM同様、初代の比較的早い時期から譜面を作っているものの譜面製作の他に何をしているか・誰かの別名義か否か等は全く判明しておらず、謎の多い人物である。
ここでは月刊ミズタニが製作した、あるいは製作に関わったEXHAUST譜面・INFINITE譜面の中で特徴的な物を挙げる。
特筆しない場合、譜面についての記述はすべてEXHAUST譜面の物とする。
月刊ミズタニが初めてSOUND VOLTEXに登場した曲。
アップテンポなジャズ風のアレンジに合わせた変リズムの鍵盤譜面とアナログデバイス複合譜面でNEARが出やすく、鍵盤や片手処理の苦手なプレイヤーを苦しめる。天極のボス曲に5回も選ばれている。
「SDVXに東方参戦!」で配信された、KONAMI音ゲー初の東方アレンジ楽曲のうちの1曲。
非常に有名な電波曲だが、音楽に合わせた大量の直角アナログデバイスと16分トリル、16分階段、くの字階段、縦連打等の鍵盤譜面が襲いかかり、現在でもLv13の中で上位クラス、人によっては詐称クラスの譜面となっている。
「SDVXに東方参戦!第弐弾登場」で配信された曲。
サビまでは比較的楽な譜面が続くものの、終盤の時間差アナログデバイスとこの譜面で初めて登場したミズタニトラップがラス殺しとなっており、軽い気持ちで選曲したプレイヤーやアナログデバイスが苦手なプレイヤーを容赦なくCRASHさせた。
前述した譜面や他の初見殺し譜面(この2人のせい)の件もあり、「ボルテの東方楽曲は他の音ゲーの版権曲のような甘い譜面では無い。魔物が棲んでいる。」「エフェクターの実験場なのでは無いだろうか。」等と言われるように。
月刊ミズタニが初めて製作したLv15譜面。
FXロング・トリル・乱打の比重が高い鍵盤譜面であるが、フカセトラップや片方のアナログラインを端に寄せた後、違う方のアナログデバイスを回すトラップといったアナログデバイスに関するトラップもいくつか配置されている。
難易度のインフレが進んだ現在ではLv15でも比較的弱い方の譜面だが、最後のFXロングからCD→B→A→Bの繰り返しになる部分でERRORハマりしやすく油断は出来ない。
KAC2012オリジナル楽曲コンテストで採用され、前半に配信された楽曲。
KONAMI音ゲー初のBMS出身楽曲であり、曲線アナログラインが多用された初めての譜面[2]でもあったため、登場時のインパクトは非常に強いものであった。
難易度のインフレが進んだ現在はLv15の中で最弱クラスの譜面となってしまったが、16分チップ乱打や強化版dreamin' feat.Ryu☆地帯といった難所では十分な地力が要求される。
NEARが出やすい上にCHAIN数が少ないため、スコア難易度は現在でもかなり高い方である。
KAC2012オリジナル楽曲コンテストで採用され、後半に配信された楽曲。
高速乱打やトリルを中心とした鍵盤譜面に、直角アナログデバイスが絡む忙しい譜面であり、出張力が試される。
「東方アレンジ大量追加」で配信された曲。
サビが終わるまではLv14下位程度の譜面が続くが、終盤の強烈なアナログデバイス発狂が初見殺しのラス殺しとなっている。
当時はこれ程までにアナログデバイスが発狂しているLv14の譜面は無かったため、CRASHを繰り返すプレイヤーが多く、「Lv15をこんなにもクリアしたのに出来ない!」と深いトラウマを刻みつけられたプレイヤーや、クリアした/ULTIMATE CHAINした後に癖が付いて再度CRASHしだすプレイヤーまで現れる始末であった。
II最初期のINFINITE譜面の一つ。
EXHAUST譜面の「強烈なアナログデバイス譜面と若干のチップ譜面」という構成をさらに強化したような譜面になっており、歌詞に合わせてニンニク型ライン・天地返し+FXロング・ごちそうさま放置・各種トラップ満載で絡みあうライン等の強烈なアナログデバイス譜面を組みこんである。
アナログデバイスが苦手な人にとってはEXHAUST譜面同様、こちらの譜面も詐称に感じられるだろう。
コンテスト用の歌唱音源を本実装してしまった、音源自体が変化した曲の譜面。
ネタまみれの歌唱音源をさらに「ごりごりいるんだ」にする・半回転だけする直角アナログデバイスを入れる・ごりらキャンセルを盛り込む等、さらにネタまみれにしてしまった。
最後にしっかりミズタニトラップを仕込んでいるあたりも抜け目がない。
BPM200の高速曲に、密度の高い鍵盤譜面を詰め込んだ体力譜面。
アナログデバイスやロングFXとの複合も難しい箇所が多く、Lv14でも上位クラスの譜面になっている。
さらに速いBPM222の高速曲に、やはり密度の高い鍵盤譜面を詰め込んだ体力譜面。
フカセトラップやミズタニトラップをこれでもかと混ぜ込んだダブルレーザー地帯や、16分トリルのラス殺し等もあり、Lv15でも上位クラスの譜面である。
そのためか1分30秒と短い曲であるにも関わらず1944CHAINと、標準的なLv15のCHAIN数を軽く上回る。
さらに速いBPM225の高速曲に、今度はBT/FXロングや複雑なアナログデバイスを詰め込んだ譜面。
片手処理やアナログデバイスの操作がLv14を逸脱した詐称譜面であり、リズム難でスコアも出しづらい。
つぶやき魔法少女りむる等と同様、Lv14の難易度インフレを象徴する曲の一つと言えるだろう。
KAC2013オリジナル楽曲コンテストで採用され、Bangin' BurstとFor UltraPlayersが最後に待ち構えるボスラッシュ「――終わりなき… 剛力羅の戦い」の中堅として登場した。
作曲者・譜面製作者が共に同じであり、かつKACのオリジナル楽曲コンテストでの採用曲ということで「IIで進化したGott」のような曲・譜面になっており、Gottには無かったダブルレーザー地帯が序盤・中盤・終盤の各所に配置されている。
クリアレートこそLv15で最も高い譜面だが、超越してしまった彼女と其を生み落した理由のEXHAUST譜面をクリアしたプレイヤーが母数となっている見せかけのレートであり、実際の譜面難易度はかなり高い。
個人差も大きく、「ボスラッシュ最弱」「Last Concerto難民だけど一発クリア」という人から「やたら苦戦した」「序盤のダブルレーザー地帯に癖が付いてEXCESSIVE RATEだと即死する」という人まで様々。
そしてKAC2013オリジナル楽曲コンテストの最優秀楽曲の片割れにして、ボスラッシュ「――終わりなき… 剛力羅の戦い」の大将として登場、初めてLv16を与えられたこの曲の譜面も(3人での共同製作ながら)担当した。
DEADLOCK XXXよりさらに速いBPM234の高速曲にやはり密度の高い鍵盤譜面を詰め込んだストロングスタイルの体力譜面になっており、回し間違えるだけでゲージが吹き飛ぶダブルレーザー地帯や16分隣接同時押しからのFXロング→BTチップ同時押し等の殺し所も多く用意してある。
他のLv16の2曲と違う属性の譜面であるため、やはり「Lv16最弱」「速いだけのLv15」という人から「Lv16最強」「首切りされるせいで赤いまま」という人まで様々。
さらに癖が付きやすい譜面でもあり、最初は「Lv16も大したことないな」と思っていた人が「バンギン怖い」と言いだすことも珍しくはない。
「熱闘!BEMANIスタジアム」のボス曲。
密度が高くロングBTが嫌らしく絡む鍵盤譜面と要所要所に挟まるアナログデバイス譜面が終始襲いかかる、総合力を問われる正統派の体力譜面であり、イベントのボス曲らしいLv15でも上位クラスの譜面となっている。
しかしSDVXにおける当イベントの真のラスボスはイベント前半にあまり労せず解禁できたHYENAである。
「第一回ボルテキャラテーマ曲コンテスト」の第一回配信『週刊ボルテ巻頭グラビア特集★キミはどの娘と恋をする…?』のラスボスとなる曲。
おっぱい→ロリ→双子ロリ→クールで怖いお姉さんと来た後のマキシマのわがまま☆ココナツボディ♥︎のインパクトが強い当楽曲だが、譜面の方もそんなマキシマのわがまま☆ココナツボディ♥︎に負けないぐらいマッチョな体力譜面であり、鍵盤とアナログデバイスの双方がLv15最上位クラスの総合力譜面となっている。
|CD BC CD BC CD BC CD BC C C C C C C C C |
ついに手を組んでしまった二人。自重しない鍵盤譜面。自重しない縦連打。
…EXCESSIVE RATEでのクリア難易度はお察しください。
「東方輝針城リミックス楽曲コンテスト」のラスボスとなる曲。
原作では3面ボスの曲であるにも関わらず、BPM222の激しいアレンジ曲に高密度のリズム難鍵盤譜面・要所要所の取り辛い片手処理・連続直角アナログデバイス・片手で取らされるBT+FX(タバコ押し)ロングの連続地帯地帯等の難所が詰め込まれており、EXHAUST譜面の東方Project楽曲最強の座を前回コンテストボス曲の「U.N.オーエンは彼女なのか?haru_naba Remix」から奪い取った。
後付けの譜面を含めた場合も、ナイツINFより遥かに難しく現在の東方Project楽曲最強の座は揺るがない。
「GUMI限定!オリジナル楽曲コンテスト 第2回」のラスボスとなる曲。
前回コンテストで猛威を振るった金縛りの逢をEXHAUST譜面のAランク以上でのクリアがEXHAUST譜面のINPUT条件になるという強烈な条件に相応しい、超高速&超物量片手処理譜面になっており、比較的厳しいINPUT条件にも関わらずクリアレートが非常に低い。
物凄いシリーズが2年近い沈黙を破り、Lv15の新要素を詰め込んだ譜面で来てしまった。
どんな譜面かはお察しください。
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最終更新:2025/12/13(土) 07:00
最終更新:2025/12/13(土) 07:00
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