風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス 単語

フウライノシレンファイブフォーチュンタワートウンメイノダイス

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風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイスとは、2010年12月9日にチュンソフト(現:スパイク・チュンソフト)から発売されたニンテンドーDS用ゲームソフトである。

2015年6月4日にPlayStation Vita専用ソフト(PlayStation Vita TV対応)として移植版『風来のシレン5 Plus フォーチュンタワーと運命のダイス』が発売された。2020年12月3日にはNintendo switchへの移植、Steamでも発売される。

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概要

風来のシレンシリーズ最新作。前作である4の発売日が2010年2月25日なので10ヶ月も経っていない。
時系列的にはGB2(DS2)と3の間だと思われる。今作ではなんと通信対戦がプレイ可能。

今度の冒険は山奥のイノリの里と呼ばれる村が舞台。そこには「仙境にそびえるフォーチュンタワーに登り、運命神リーバの創りし"3つの運命のダイス"を手にした上で、リーバに会ってその賽を振ることが出来れば、どんなに不遇な運命をも変えることができる」という言い伝えが残っていた。本当に運命を変えることができるのか? シレンとコッパは新たな目標を見つけタワーに挑むことに・・・。

登場人物

シレン
毎度おなじみ三度笠と縞合羽がトレードマークの主人公。
4から衣装が変化してるのでそれに合わせてドット絵も少し変化している。
今回主人公なのにメインストーリーでは若干影が薄いが、その点はSFC版に近いとも言える。
コッパ
毎度おなじみ言葉を話す語りイタチの相棒。
例によってシレンのかわりに様々なことを喋る。
おユウ
不治の病にかかってしまった少女。このままでは死を待つだけだが・・・?
今作のヒロイン的なポジションかと思ったが残念ながら既に恋人がいる。
タヌキ
ホテル・ネコマネキに集うタヌキたち。くじ引きや合言葉、さまざまさ商売を行っている。
運命神リーバ
シレンの世界の人々が信仰している、今まで属神であるはずの旅の神クロンより露出が少なく目立たなかった
リーバ八獣神の主神。運命を司る神で、フォーチュンタワーに住んでおり、そこまでたどり着けた者は己の運命を変えることができると言われている。

仲間

仲間は一度に3人までしか加入させる事が出来ない。既に3人いる状態で新たな仲間を加える場合、誰か1人とその場で別れなければならない。別れた仲間はその場で消滅し、以降その冒険では登場しない。

タオ
フォーチュンタワーのガイドのアルバイトをしている少女。仲間にするには毎回1500ギタンが必要。うっかり断った後に再度頼み込むと、足元を見て2000ギタンに吊り上げてくるなど、金に関してはかなり抜け目がない。
パンダの被り物とエセ中国人のような「~アル」といった口調が特徴。
直接攻撃以外にもブーメランを使って攻撃してくれる。ブーメランは固定ダメージであり、「四角形」という今までの飛び道具にはなかった独特の弧軌道上にいるモンスターを一斉攻撃できる。一定レベルに達すると与えるダメージが増え、射程距離が伸びていく。おまけに壁の中のパコレプキンにも届くため、通路で一方的にやられることがない。ただし直接攻撃以外まともにダメージが通らないギャザーにはめっぽう弱い。
さらに困ったときに話しかけると、1フロアにつき1回だけだが状況に対応した道具を定価の5倍額=ボッタクリ価格良心的価格で売ってくれる。タオちゃんマジかわいいアル!
ジロきち
不治の病にかかってしまった恋人・おユウの運命を変えて救うため、フォーチュンタワーに挑む少年。
所謂熱血系主人公を絵に描いたような姿と性格をしている。ストーリー上もシレンを差し置き実質主人公に近い
倒されても消滅/強制送還されず墓に変化してその場に踏み止まり、シレンが回復系のアイテムを投げると全快で復活できるという特徴がある。ただしジロきちが墓のままダンジョンの先に進もうとしても進めず、階段へ行くとシレンだけ脱出することになる。風来人ですら逆らえない【不思議のダンジョン内で殺られたら即強制送還】【倒されるか踏破するか脱出巻を読むかしない限り絶対後戻り出来ない】といった禁を破るこれらの特徴は、コッパ曰く『ジロきちの不屈の意志と執念がフォーチュンタワーの不思議な力と共鳴し、倒れてもなおその場に踏みとどまらせているのかもしれないな』とのこと。
ようするにシレンの最高到達階層から絶対に下へ降りず、またこいつを連れないと上には上がれないので、こいつを復活させながらタワー頂上まで押し上げてやるのが本作品の目的となる。
また先にシレンが倒れた場合、やられたフロアに居残ってタグの付いていない剣盾を確保しておいてくれる。
ダメージをくらうとだんだん顔が面白い悲惨なことになってくる。
ストーリーに直接関わってくる影響か、特技こそ無いもののレベルアップ速度やステータスは総じて高い。当初の目的が理由でストーリークリア後は仲間にできなくなる。ただ、ジロきちでないとできないことというものもないため特に問題にならない。
小次郎太さま
イノリの里の金持ち長者の息子。「さま」までが名前で、シレンとコッパを家来1号、2号と呼ぶ。
お金持ちなので通常攻撃以外にギタンを投げつけて攻撃する。一定レベルに達すると投げつけるギタンの額が増え、射程距離が延びる。ちなみにこのギタンは袋が特注品のためか「山なり遠投」の特性を持ち、投げ物を燃やすはずのフラッシュバード種相手だろうが、投げ返すカッパ種相手だろうが、飲み込むマゼルン相手だろうが、関係なくクリーンヒットするが、地面に落ちず消滅するため拾う事が出来ない。ギャザー種やガマラ種などごく一部の敵を除いて有効であり、対パコレプキンを筆頭に使いどころが多く、レベルアップすると相当強力。最終的には、全盛期のデブートンをも思わせる人間砲台と化す。
今回の仲間NPCで唯一、眠りもしくは金縛り状態以外のモンスターを見つけると倒しに向かっていく脳筋AI。
そのため、女性NPCより高いHPや攻守を持つ割にはピンチに陥りやすいので、動きの制御や呼び寄せ手段必須。
4のガルなんとかさんと同じく突然ふらっと居なくなることがあるが、ある条件を満たすことで居なくならなくなる。
おコン
キツネの姉妹の姉。父親の仇を討つために旅をしていたが、その途中妹と逸れ、ワナに掛って動けなくなっていた所をシレンに助けられ、そのお礼にと一緒に冒険することになる。
特技としては、モンスターに化けて固有能力を使うことができる。ただしンフーやバナナ王子などのようにシレンが任意でラーニングさせる事は出来ず、レベルアップによって覚える変身能力は最初から決まっている。
低いLvのうちは先行き不安になるほど弱いか使いにくい特技ばかりだが、流石にレベルが上がるごとに習得特技も強力なステータス異常系や仲間支援・回復系が充実してきて、頼りになるようになる。
弱点としては、レベルアップしてもHP守備ともかなり打たれ弱いため、戦車やドラゴンの固定ダメージであっさり餌食となってしまう。仲間として連れていく場合は細心の注意が必要。他にもモンスター特技が主力技であるため、シレンとはぐれた際のギャザー種&すいだすゾウ種とのタイマンは禁物。
コハル
キツネ姉妹の妹。おコンと出会った後、いつの間にか登場する。今回の現地妻
一時的に武器か盾に化けてシレンの装備になってくれる。化けた装備は投げたり合成したりメッキしたりはできないものの、使い込むと成長し修正値も付く。天の恵みの巻物や地の恵みの巻物を読めば当然修正値が強化される。装備として鍛えた分の性能は彼女の生身での戦闘力に反映され、武器もしくは盾が成長することで仲間NPCとしてのレベルが上がる(=人間姿のままいくら敵を倒して経験値を得てもレベルアップしない。天使の種も無効)という特殊な方式となっている。具体的には、【剣盾のレベル:コハル自身のLv表記とHP】【剣の修正値(+値):コハルの攻撃力】【盾の修正値(+値):コハルの守備力】にそのまま反映される。化けた装備は成長することによって固有の強力な印が追加されていくのも特徴。但し成長速度は他の武器、盾と比べるとかなり遅い。全部をLv8の+99まで鍛え尽くせば、見ててものすごく恥ずかしい装備名になってしまう引き換えに、装備化解除することで今作最強の攻守を持つNPCに成長する。欠点として、姉同様最大HPは高くないので対固定ダメージに注意。
ゲンさん
恰幅の良い渋い風貌のマタギのネコ。マタギの名の通り、狩りの本番である夜になると火縄銃で戦ってくれる。
ただし銃は夜の敵専用で、昼間は近接攻撃のみである。夜銃の方も、前作ミリィのように連射は出来ず射線のズレた相手は狙えない直線範囲限定であり(火縄だしね)、エドナのように貫通して直線上を一網打尽に出来るわけでもない等、制約は多い。代わりにLv1時点から固定50ダメージと威力は非常に高く、仕留められなかった場合も攻撃力低下や鈍足化といった追加効果が高確率で出る。当然ながらレベルに応じて威力や追加効果確率が上がる上に、弾数は無制限である。シレンの技が切れた際には心強いこと極まりない。
また、見た目通りで仲間NPCの中では一番のタフネスの高さを誇るため昼も死ににくく、移動ルーチンや飛び道具の範囲にクセがなく、「余計なモンスターにちょっかいを出しにくい」ため、連れ歩く分にはジロきちに次いで安定だったりする。

前作との違い・新たな追加要素

前作のエンジンを流用してるのか見た目や根本的なシステムはほぼ4と同じである。

昼夜もあるし、武器盾の成長も引き継いでいる。ただ装備成長や基本印数は調整がなされ、それぞれ若干成長しやすく印数も多めになった。また、特殊能力のある特攻剣やステータス異常剣は基本値が低めな代わりに最初から印数が多く成長も早めで合成しやすい、特殊能力が無いが腕輪2個共鳴を使えるベース向け装備は、高性能と引き換えに成長させても印が若干少なく合成でどうしても能力が足りなくなりがち…といった傾向が強くなった。

何より気配察知、回復、壁抜けが出ないため2個共鳴の重要性は下がっており、様々な特殊能力つき装備を使って戦うことができる。モンスターの攻撃力が抑えられ、これらの強力な腕輪がないと消耗が激しすぎるという事態からは多少は抜け出せている。

道具&モンスターの追加・調整

フェイクアイテム

名前がそっくりなアイテム。まず概念自体がポケダン探検隊(空)の「そっくりどうぐ」そっくりである。

これまでも「ごんぼう」「聖城の巻物」「いかすしの巻物」「白発白中の腕輪」などがあったが、今回は特に数が多く、やりなおし草にそっくりだが特に効果のない「やりなおせ草」(=やりなおせません/大人しくやりなおせ)のような腹の立つ代物から、石かと思いきや右方向にしか飛ばない「右」のように効果までネタなもの、気配察知の腕輪と同じ効果だが敵が視界に入るとダメージを受ける「気配察血の腕輪」などなかなか良調整なもの、直線投げしたアイテムがより遠くに飛ぶようになる(=遠投になる)「ドラコン草」のように元道具と全く違う効果が期待できるものなど様々。

更には、店の商品を容赦なく全品タダにしてしまう泥棒神ギトーも真っ青な禁断道具「タダの巻物」や、要するにパルプンテを発生させる「バクチの巻物」など、元道具を遥かに超えるナグラロクな代物まで数多くが追加されている。

新しいモンスター

シレン4のモンスターはバナナ変化以外続投しているが、新モンスターも追加されており序盤からかなり登場する。その場から動こうとせず面倒くさそうに上下方向へ体当たりをするもざらし系、草を拾って身にまとい周囲に撒きちらす針子鳥/草子鳥系、壷に土を投げ入れて封じるが、やがて土から芽が出て草を入手できるスコッピー系など一筋縄にはいかない敵が多い。

過去作からはシャーガ(と、にぎり変化)が復活、4系列は盾が弱いため恐怖そのものである。

新種道具

今までに無い全く新しい効果を持った新種の道具を作ることができるシステム。任意の道具をネコマネキ村にある秘密の龜に入れると、現実世界の1日ごとにランダムで効果が追加されていく。例えば草なら飲めば無敵になってレベルが上がったりする道具も作成できるし、剣盾は合成のベースにしかできないが、通常の印よりも強力な効果が付与されることが多い(もちろんマイナス効果も)。

最大64コまで登録でき、ダンジョンに潜った際にランダムで6種類が登場するようになる。すれちがい通信で他人に道具を配信したり、貰ったりできる。

ダンジョン

運命の小道~奇跡の塔

今回のストーリーダンジョンで、タワーの見た目通り序盤で過去の塔、現在の塔、未来の塔と3つに分かれているため、クリアするためには最低3回ダンジョンに挑む必要があり、上に上がってからもかなりの長丁場となる。ボス戦も2度発生するが、一度勝てば以降戦う必要はなくなる。

クリア後もイベントがあるので何回か登ることになる。

石像の洞窟

前作と同じく、石像をマークのある床まで全て運ぶパズルダンジョン。前作より問題数は大幅に増えて150問ある。

地底の館

もっと不思議のダンジョンを細切れに分割し、任意に途中からプレイできるようにしたようなダンジョン。

1区(1~10階)、2区(11~20階)、…10区(91~100階)のようにに10階毎に区画が分かれており、好きな区画を選択すると挑戦する階層に相応のレベル、装備、道具を支給された状態でスタートし、そこから10階層降りればクリアとなる。クリアするとクリア時に持っていたアイテムから4コまで(壺除く)持ち帰ることができる。もっと不思議等の99階ダンジョンの深層の立ち回りの練習のためのダンジョンと思われる。

常時昼間で視界明瞭、アイテムは未識別ながらマイナスアイテムほぼ無しなど一見簡単そうだが、ガチンコするとジリ貧になる位の絶妙な装備品支給であり、特に5区以降は支給品が使い捨て装備になるため、闇雲に戦っていると武具がすり減っていき必ず不利になる。モンスターハウスも出るので、逃げ時と、戦ってでもアイテム回収する時の見極め、普段とは若干異なる立ち回りが必要。

全区画をクリアすると1~99Fを通しで遊ぶ「地底の館 全区」が登場。実質「もっと不思議のダンジョン」となる。視界明瞭で11階以降の下1桁に1がある階に必ず店がある反面マゼルンが出現しないため、久々に合成の壺が貴重品に返り咲いている。

爆発の岩場

今作2つ目のパズルダンジョン。初級・中級・上級と3つに難易度が分かれている。ダンジョンの壁がもろく、素手で叩いただけで壊れるが、爆発の罠があった場合ダメージを受けてしまう。地面に書いてある数字を参考にしながら爆発の罠を避けつつ階段を目指すという見た目+ルールがまんまマインスイーパ。しかし、本家とは違い以下のような制約がある。

  • レベル1スタート・持ち込み無し・5Fでクリア。初期手持ちは四二鉢2コと大きなおにぎり。
  • 爆破の罠のある壁を破壊すると爆発して、HPが1になる。1のときに喰らったらアウト。もちろん踏んでもアウト。HPの自動回復はしない。
  • たまに爆発の罠とモンスターが一緒に発掘されることがあるが、その場合は爆発しない。うまいこと倒せばレベルアップしてHP回復も。
  • シレンの隣接している壁しか掘れず、ナナメ堀も不可。「見渡す」コマンドで爆弾マーカーを置ける。
  • 階段まで辿りつければいいので全ての罠を見つけなくてもよい。

道中出てくるアイテムや、爆発した時に出来る焼きおにぎり(HP回復)、詰み状況を壁と爆弾ごと消して無かったことに出来る四二鉢を上手く使ってゴールを目指したい。

シレンは縦と横の壁しか殴れない+途中や向こう側から先回りしてアタリを付けることも出来ない+爆弾マーカーは置けても「安置マーカー」は置けない+本家より爆弾の密度が高い…といった事情で本家より難易度は難しめ。難易度が高いほど部屋が広くなり爆弾の密度が上がる。上級は殆ど打開用のアイテムが手に入らず、実質4階までに2回しかミスを許されない。

イノリの洞窟

クリア後に手に入るようになるキャットストーン7種を持って42階以降に現れる魔方陣にたどり着いて、願いをかなえるのが目的となる。逆にキャットストーン7種を持ち込まないとあまり意味がない。

モンスターテーブルは1階が運命の小道1階に対応、2階が運命の小道2階に対応…とゲームクリア前のダンジョンと対応する形で設定されており、43階以降は独自テーブルとなる。

人生の落とし穴

前作の「あがらずの森」とほぼ同じのレベル1固定で強力な装備品を作って補うダンジョン。初回クリアは25階。

違うのは最初に大きなおにぎりと合成の壺〔5〕が貰える、最深階は99階、名前の通り上っていく、途中壁が無く水路で構成されてるフロアもあること。合成に使えるアイテムが豊富にある、アイテム増殖に向いたフィーバーの壺があることから、浅い階層でわざと倒れて救助待ちの冒険で周回を重ねると、簡単に装備品の強化が行える。

旧道

持ち込み不可のダンジョンで、満腹度がターン経過ではなくリアルタイムで減ってゆき、3フロア進むごとに最大満腹度も減少するダンジョン。初回クリアは38階。

一見リアルタイムで満腹度が減ると焦りそうだが、1分間に4パーセントなので基本的に焦る必要は無く、寧ろその満腹殿減りが遅くターンの影響を受けないため重装の盾と足踏み回復がが大活躍する。

初回は最後でボス戦があるが、このダンジョンを出現させてしまうと初回クリアまでおコン・コハル・ゲンさんが戻ってこない。誰か1人はレベルを上げず、残りの2人を十分鍛えてから出現条件を満たすようにすると初回攻略は多少楽になる。

おにぎり穴 

ルールがかなり特殊なダンジョン。初回クリアは20階。

階段の位置やマップの形状がわかっているかわりに、店と階段部屋以外は出たら部屋が埋まって入れなくなってしまう。そのためルートを誤ったり強制移動を食らうと出られなくなってしまうので、詰み対策の道具の保持が重要となる。その一方、打開アイテムがあるなら強いモンスターは部屋を崩して対処することができるという点は楽。

また、おにぎりは奥に転がって行ってしまったのか、桃しか床落ちしていないため食糧確保が問題となる。

天上の池

前作の「置けずの洞窟」と同じ一度置いたアイテムは消滅するダンジョン。初回クリアは28階。

前作のような「もっと不思議超え」という位置づけではないようで、徘徊NPCもいるので前作より難易度はマイルド。新種道具も出現する。池なだけあり、水路で構成されたフロアである。

ゲンさんのシマ

シレンシリーズ恒例の罠ダンジョンと仲間モンスターダンジョンが融合して一つのダンジョンになった。初回クリアは30階。

ダンジョン内では常に罠師状態であり、過去の罠ダンジョンのように相手を罠に掛けつつ進んでいくのだが、このダンジョンにしか出ない「決闘のワナ」という罠を上手く使うことがカギとなる。決闘のワナを踏ませた状態でモンスターを倒すとまれに「仲良しの証(〇〇の証と書いてあるモンスター名は異なる)」というアイテムが手に入る。この証は

  • 所持していると書いてあるモンスターとその同系統はダンジョン中シレンに協力してくれる。
  • 証を所持しているモンスターはシレンを攻撃せず、ダンジョン内の証を所持していない他のモンスターを攻撃してくれる。
  • 証は壺に入れたり地面に置いたりすると効果を発揮せず、手放した瞬間から襲いかかってくる。
  • 間違って証を所持しているモンスターを攻撃すると友情が壊れ、そのモンスターの証は消滅する。
  • フロアを移動するとランダムで友情が白紙になり、証が白紙の巻物に変化する(ただしそのモンスターが出現しないフロアでは白紙にならない)。

これを利用することでモンスターを無力化しつつ白紙の巻物を稼いでいき、それらをうまく使ってクリアする。

異次元の塔

持ち込み不可で、さまざまな条件をクリアしていくダンジョン。最大階層は45階で、クリアしても変わらない。

例えば「3階の間、草しか落ちていない」とか「2階の間、必ず店が出現する」といった条件のフロアを好きな順番で進んでいき、すべての条件をクリアするとゴールになる。ただし、例えば武器が落ちている条件の場合、深層に行けば行くほど良い武器が落ちているので、クリアする順番がカギである。

原始に続く穴

今まで通りのもっと不思議のダンジョン。初回クリアは50階。前作同様昼のみ。

アイテムの種類が豊富で様々な攻略法が可能。難易度は前作の「浜辺の魔洞」よりは低い。

迷いの井戸

最初から強いモンスターが出現するシレン2の「あかずの間」的なダンジョン。初回クリアは30階。

深層に行くと「ギタンマムル2」のように最高レベルからさらにレベルが上がったモンスターがウロウロしているため、最強装備でも即死する可能性がある。

運命の地下

昼夜ありのもっと不思議のダンジョンで、今作の最難関ダンジョン。初回クリアから99階が目標となる。解放のためにはイノリの地下で願い事を行う必要があるため、クリア後ダンジョンの中ではひと手間必要となる。

原始に続く穴との違いとして気配察知の腕輪や白紙の巻物などの有用アイテムが高級店限定で、特殊効果付きの武具が他のダンジョンに比べて落ちていない。マゼルンを使った合成も夜にしか行えない。より厳しい条件でダンジョンに挑むことになる。

通信要素

 DSの無線通信を利用して近くの人と協力や対戦ができる。なおパッケージに「wi-fiで対戦・協力可能」と書かれているが、これは印刷ミスで、wi-fiでは風来人救助しか利用できない。対戦・協力プレイはDSワイヤレス通信のみである(2014年5月20日をもってDSのwi-fi通信サービスが終了してしまったので、インターネットによる救助は不可能)。

今回は風来救助の他に「風来救援」というものがある。今作はストーリー上のダンジョンが道中枝分かれしている仕様上の問題から、(運命の小道~奇跡の塔)で死んだ場合にwi-fiやパスワードで風来救助を依頼する事ができないが、その代わりにDSワイヤレス通信限定で他のプレイヤーから「復活の草」または「やりなおし草」を受け取る事によって復活することができるというものである。ちなみにこのアイテムの受け取りは相手がシレン5でなく、シレン4からでの通信であっても可能である。

また、前述のとおり自作した新種道具をすれ違い通信で交換できる。

PlayStation Vita版

2015年6月4日に発売された。Play Station Vita TVにも対応しているので、据え置き機でプレイ可能なシリーズとしてはWiiの3以来である。

基本的にはごく一部分を除いてオリジナル版と全く一緒であるが、画面がPSPの4+以上にワイド表示になり、また文字サイズも変更可能になる、倉庫や蔵にアイテムを預けて移動してもセーブ画面が出ないのでテンポが早くなるなど、若干の改良はなされている(ゲームバランスなどに手を入れることは意図的にしなかったと開発者は述べている)。

すれ違い通信は機能自体がVitaに無いので、新種道具交換やフー消しの要素は削除されてしまった(龜の拡張はストーリーダンジョンをクリアすればすぐ可能になった)。

追加ダンジョンが5つ(+ファミ通限定ダンジョン1つ)収録されており、無料アップデートでさらに10のダンジョンが配信された。これらダンジョンの挑戦はダンジョンセンターから行えるのでクリア前からプレイ可能。

2015年4月17日(PS Plus会員限定。一般は24日)からPlayStation Storeで体験版が配信されており、アイテムや所持金は製品版に引継ぎが可能である が、DL版では銀行に預けてあるギタンが消滅するバグが存在する。公式に回避方法が載っているので修正されるまではこちらを参照。

商人の隠れ家

消費アイテムが殆ど落ちていない。その代わりに床落ちしている装備品や壺が非常に豪華で、店の出現率が高め。初回クリアは50階。

持ち込み可能だが素潜りでもクリア出来るくらいのバランス。

警告の谷

ダンジョンから強制送還させるクロンの風が非常に早く吹く。初回クリアは50階。

1階から敵が強いため持ち込み前提のダンジョンになっている。画面の右下に強制送還までのタイムリミットが表示される。

青春の1ページ

「困った時の巻物」の偽物である「国った時の巻物」がたくさん落ちており、それを使ってモンスターに告白をして証を手に入れながら進むダンジョン。初回クリアは29階。最深部は50階。

告白に失敗してもダメージは受ける代わりに敵は消滅するので緊急回避手段としても使える。ちなみに困った時の巻物も普通に落ちているので、読み間違えると悲惨 とまではいかないが結構焦る。

ハンターの池

床にアイテムが落ちていない代わりにモンスターを倒した時にアイテムが出やすい。初回クリアは29階。最深部は50階。

アイテムが稼げるのでたくさん敵を倒したいが、モンスターの湧きは非常に悪い。フロアが水路で構成されているので浮遊系の敵に囲まれない立ち回りも必要。

わくわくパラダイス

楽しそうなダンジョン名だが、モンスターの出現速度が非常に早く、特定モンスターは頻繁に出現するし、常に1体はその時点では場違いなほどに強いモンスターが徘徊している過酷なダンジョン。更にレベル上げ防止のためか風がかなり早く吹く。初回クリアは50階。

モンスターからの攻撃が苛烈な一方、強力なアイテムは多めに出る、敵をたくさん倒せるのでスーパー状態にはなりやすい利点を生かせるかがポイントとなる。

ファミ通の挑戦状

2015年6月4日発売の週刊ファミ通に掲載されている合言葉をホテルネコマネキにいるタヌキに伝えると挑戦できるようになるダンジョン。シレンGB2の「壺の洞窟」的なダンジョン。初回クリアは10階。

1階から場違いなほど強いモンスターがバンバン出現し、レベルが上がらず、手に入るアイテムもやりすごしの壺や高飛び草など逃げ用のアイテムしか手に入らない。よってアイテムでやり過ごしながら逃げ続けることとなる。このダンジョンのみ投擲は必中になっているので遠投の腕輪+やりすごしの壺で何体でも動きを封じられる。

本作では激レア品である透視の腕輪が普通にゴロゴロ落ちているが、一度クリアすると99階まで拡張される上に救助が出来ないので、初回はぜひ手に入れてからクリアしたい。

深層に行くにつれ、アイテムでの対処が困難なギャザー種の出現率が上昇するのでより逃げ辛くなる。

ガマラの逆襲

2015年6月11日のアップデートで追加されたダンジョン。初回クリアは29階。最深部は50階。

剣と盾が攻撃する、される度にギタンが減る「金食い虫」系しか落ちておらず、全階層にガマラ種が出現する。ギタンも比較的よく落ちており、床落ちの壺がほぼ「換金の壺」しか落ちていない(他の壺は保存の壺しか出ない)。

モンスターの出現テーブルはかなりぬるめで、固定店の数も多く、泥棒用の道具も数多く手に入り、41階以降は泥棒して下さいと言わんばかりに周りが全部水路で視界明瞭。更に金食い虫装備の優秀さもあり(お金さえあれば)持ち込み不可ダンジョンとしてはクリア難易度はかなり低い。

2015年6月末までこのダンジョンをクリアした時のスコアを競い合うスコアアタックキャンペーンが実施されていて、上位1000人にはシリアルナンバー入りのキーホルダーが進呈された。

玄人の足跡

2015年7月9日のアップデートで追加されたダンジョン。モンスターテーブルや階層はほぼ原始に続く穴だが回復アイテムを殆ど拾うことが出来ない。初回クリアは50階。

復活の草や、やりなおし草は普通に落ちている。ダメージを受けない立ち回りや焼きおにぎりによる体力の回復が重要になる。

二撃の道

2015年8月6日のアップデートで追加されたダンジョン。「二撃の洞窟」同様、ダメージを受けるとHP1に、HP1でダメージを受けると倒れるルールが自分も敵にも適用されている。初回クリアは50階。

ルールは4の二撃の洞窟と同じだが、51階以降は視界不明瞭になったり、アイテムやモンスターテーブルが調整されていたりと4よりも若干難易度が高くなるように設定されている。

オーラの遺跡

2015年8月6日のアップデートで追加されたダンジョン。自然発生するモンスターが全てオーラを纏った状態で登場する。対してシレンも覚醒状態に非常になりやすいが階層を移動するごとに解除されてしまう。初回クリアは10階。最深部は30階。救助は不可能。

非常に短く手軽にプレイ可能。階層降りた直後の戦闘をどうするかがポイントとなる。

眠りの大地

2015年8月6日のアップデートで追加されたダンジョン。お天道様が眠っているため夜が明けない4の常夜の洞窟的なダンジョン。初回クリアは29階。最深部は50階。

この追加ダンジョンは技を1個も覚えていないと入ることができないので、技を覚えられる仙人の庵まで進める必要がある。

食いしん坊の森

2015年9月10日のアップデートで追加されたダンジョン。持ち込み可能で特製おにぎりがよく出るダンジョン。初回クリアも最深部も50階。

4~5階ごとに似たようなモンスターがまとまって出てくるのが特徴で、1階から25階まではレベル3、26階以降はレベル4のモンスターが出る。特製おにぎりで発生する効果は同じものが選出されないので、同じ階でまとめて食べれば狙ったものを引きやすい。

あらしの森

2015年10月8日のアップデートで追加されたダンジョン。畠荒らし種が4階以降、ンドゥバ種が10階以降の全フロアに出現してアイテムをろくに使わせてくれないダンジョンとなっている。初回クリアは50階。

原則的に床落ちアイテムが1フロアごとに1つしかなく、敵からのドロップ、光る床、モンスターハウスなどほかの手段でアイテムを稼いでいく必要がある。

また、下1桁が4のフロアは畠荒らし種、ンドゥバ種、ぬすっトド種、マムルのみが初期配置された大部屋モンハウになっている。ここには多数アイテムがあるが畠荒らしに雑草へと変えられる可能性が高いのでそれをどうするかも課題となる。

畠荒らし種はうまく活用すれば満腹度回復に利用できる。満腹度最大値上げをしておけば効率よくダンジョンを回れる。

モンスター集会所

2015年10月8日のアップデートで追加されたダンジョン。初回クリアは50階。
下一桁が9のフロアが必ず大部屋または中部屋のモンスターハウスになっており、その多くが特殊ハウス。
99Fまである配信ダンジョンには珍しくレベル4超えのモンスターが出ないのが救い。

ワナ師の箱庭

2015年12月1日のアップデートで追加されたダンジョン。初回クリアは10階。ゲンさんのシマとは違い純粋な罠ダンジョン。経験値は罠を使わないと得られない。

まともに戦闘ができないので罠に頼ることになるが、腕輪が強力。壁抜けの腕輪で逃げ回る、ヘタ投げの腕輪で強引に罠にかける、遠投の腕輪で複数体に罠の効果を浴びせるのは容易。

初回クリア10階で便利な鑑定士の腕輪が手に入るありがたいダンジョンでもある。自信のある人はクリア前に手に入れて楽々ゲームクリアを狙ってもいいかもしれない。

波乱の岩場

2015年12月1日のアップデートで追加されたダンジョン。モンスターハウスが出やすい。初回クリアは50階。

まずは1階で必ず発生するので、ここで一通りアイテムを確保して以降の突発モンスターハウスなどに備えることとなる。このダンジョンだけの話ではないが、床落ちアイテムに物忘れの草や忌火起草などの実質冒険失敗アイテムが落ちているので鑑定の際は気を付けること。

無刃の荒野・死線の回廊・運命神の裏庭

Switch版追加ダンジョン。

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