風鈴アスミとは、『ヒーリングっど♥プリキュア』の登場人物である。CV:三森すずこ
※今回は事情が事情故、2020年8月9日現在正式な名前が劇中ではまだ出ていませんが、先行する形で既発表済みの正式名で記事を作成しています。ネタバレに関わる箇所もあるので注意。
『ヒーリングっど♥プリキュア』第19話、「ラテを守って…!祈りの風と奇跡の少女」にて初登場。
上記の通り、該当話のエンディングクレジットでは「精霊少女」という名になっている。
それはある日のこと。連戦続きで疲労がたまりついには風邪をこじらせてしまったラテ。のどかたちの看病やお世話の甲斐もあり徐々に良くなっていったのだが、万全とは行かない。
そんなときラテは夢の中で母テアティーヌと話す。自分もプリキュアたちとお手当てしたい。力になりたいし、お返しもしたい。そういう切なる気持ちにテアティーヌはラテに「私たちは強くないといけない」と優しく諭した。
明くる日、バテテモーダがすこやか山をむしばんでしまう。ラテの調子が悪いため地球の異変に気づけなかったものの、直ちに急行して戦うプリキュアたち。しかし山をむしばんで力が強くなったメガビョーゲンには太刀打ちできない。絶対絶命の中ラテは母の言葉を思い出し、勇気を振り絞ってメガビョーゲンに立ち向かうが、未熟故か歯が立たず捕まってしまう。
その時である。娘の異変を感じたテアティーヌは先代プリキュアの像に向かって願う。その想いが届くかのように山に一陣の風。そうして現れたのは先代を同じようなコスチュームを着た謎のプリキュア。その圧倒的な力でメガビョーゲンを打ち負かし、グレース達にお手当を任せる。その後変身をとき風のエレメントボトルを携えてやってきた少女。一体彼女は。
-時を経て繋がる二つの風-
風鈴アスミが変身するプリキュア。オールスターズ方式で64人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと65人目)のプリキュアになる。
キュア「アース」と言うだけあり、またパートナーのラテは逆さに読むと「テラ」、つまりどちらも由来は「地球」なので大地属性……かと思ったら、なんと意外にも風属性のプリキュア。ラテと直接キュアタッチすることで変身し、白衣モチーフの初期3人とは異なり、左側にふんわりと生地が広がるドレス調のコスチュームを纏い、金髪から薄紫のウェーブが入ったロングヘアに変わる。
アイテムはある意味追加戦士恒例となった弦楽器タイプ、しかも久々のハープとなるアースウィンディハープ。これを奏でることでメガビョーゲンを浄化する。
さて、登場の経緯的には、劇中で昔のプリキュアの存在は語られていたとはいえ、名前が似通ったキュアエース同様の突然の登場からの覚醒となったわけだ。そしてネタバレ的な話になると、今回アースは一番すったもんだしたことに巻き込まれた形となった。
いつも通り2月に玩具が発売され、「おしゃべりラテ」の解析でアースの存在が判明、「ヒーリングバッグ」でも変身後の姿に加え、変身前のアスミの名前と姿も判明するのはいつも通りのパターンである。ダメ絶対音感テストでも「これ、みもりんじゃね?」と当てていた人がいるのはもちろんなのだが、それと共に講談社系幼児誌の公式Twitterアカウントが三森をフォローしていたことから「まさか?」と予想を立てていた人もいるというからびっくり。
ところが、作中世界がビョーゲンズに蝕まれるのと同時に、現実世界でも新型コロナウイルスの感染が拡大してしまう。
ここ数年のスケジュールから見ると、本来なら6月頭に追加戦士の情報解禁、6月半ばの東京おもちゃショーでお披露目、そして6月中から7月に作中初登場となると想定できたのだが、3月の映画『ミラクルリープ』の公開延期に続いて、テレビシリーズも第12話を持って制作が一時中断、2ヶ月もの間再放送を余儀なくされる。おもちゃショーも中止となり、各種展開面でも軌道修正を迫られる形となった。
ようやく緊急事態宣言も解除され自粛要請も緩和されたのを受け、6月末に再開が決まり、その前にやっとと言うべきかアースの情報解禁となったわけだが、やはり商品展開的にはタイムリミットだったのか、情報解禁前・各種商品発売前になし崩し的にあれこれ情報が出てしまう。
とまあ、公式非公式含めてあまりにも言い訳ができない状況となったのである。
挙げ句の果てに、公式発表を経て7月に入って本編未登場のまま関連玩具が先行する形で発売、さらに玩具公式サイトやCM、幼児誌において思い切り先行ネタバレという前代未聞の事態になってしまった。
結論としては「何もかもコロナが悪い」としか言いようが無いのだが……。
演じる三森すずこについてだが、発表当日のコメントやブログだけで無く、Animelo Summer Live2017の2日目テレビ放送のプリアラの場面での副音声コメンタリー、2019年末のアニソン!プレミアム!Fes.ではMCの鈴村健一、出演者の五條真由美や早見沙織を交えてのプリキュアトークでも話しているように、実は「声優となった以上プリキュアになりたい、プリキュアになるまで声優は辞められない」と、何年にもわたり幾度となくプリキュアのオーディションを受けていたことを明かしている。
第一志望は『ミルキィホームズ』からのイメージカラーであるピンク、つまり主人公だったものの、アニサマ副音声では「他の色でもかまわない」と語っていた三森。そんな彼女がピンクでも『ラブライブ!』等でのイメージが強い青でもなく、紫色ではあるもののプリキュア役に抜擢されたことでようやく悲願を果たしたことになる。
ちなみにアニソン!プレミアム!Fes.の時点では既にオーディション結果が出ていたわけなので、「次のプリキュア役である事を隠しながら話している」という視点で見直すと案外面白い見方ができるかも。
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最終更新:2025/12/12(金) 20:00
最終更新:2025/12/12(金) 19:00
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