花寺のどかとは、『ヒーリングっど♥プリキュア』の主人公である。CV:悠木碧
すこやか市に引っ越してきた中学2年生の女の子。誕生日は3月9日。由来は「サンキューの日」なんだろうか。ピンクがかった茶色のボブカットで、右前髪にはヘアピンを付けている。
性格はおっとりマイペース。でも芯が強く前向きなところがあり、いろんなことをやりたい気持ちであふれている。また、誰かのために役に立ちたいという優しい心の持ち主でもある。感動したら「ふわあ~」と発してしまう。前作と30分後に続いてまたフワですか。あと「生きてるって感じ〜」も口癖の模様。
引っ越して早々街をあちこち歩いているときに怪物が暴れている場面に出くわす。草原に向かうとヒーリングアニマルたちが危機的な状況に。彼女たちを助けたいという気持ちからラビリンとともに戦うことを決意しプリキュアへと変身することになる。
ところで第1話の時点で意味深な描写が。のどかが出て行ったときに両親のたけし(CV:花輪英司)とやすこ(CV:村井かずさ)が「やっと自由に走れるようになったんだから」と話し合う。さらにのどかの回想では酸素マスクをつけて病院のベッドに横たわる姿が。
それもそのはず、第2話で早々に明かされたのだが、元々病弱で幼い頃から長らく病院で過ごしてきたという、歴代主人公の中ではかなり珍しい過去を持つ。ようやく病気を克服して歩けるようになるなどある程度人並みに生活できるようになったのだが、いかんせんこういう生活だったため、運動がろくにできないどころか体力が全くない。事情が事情なので仕方が無いとは言え、運動音痴なつぼみ以上のどんくささとはこりゃある意味すごい。
こうした事もありやすこはトラックドライバーの仕事を辞めてのどかの看病や面倒を見るようになっていた。そしてのどかの回復とともにやすこの故郷であるすこやか市に転居、リフォームを専門とする建築家のたけし自ら設計した新居に住むこととなり、やすこも再び運送ドライバーとして復職することとなる。
だが、のどかの体力のなさをさすがに見かねて(のどかを戦わせると危険にさらしかねないという本心もあるのだが)ラビリンがコンビ解消を通告するが、のどかには揺るぎない信念があった。「両親やお医者さん、たくさんの人たちに励ましてもらい助けてくれた。自分はそのお返しがしたい。みんな病気になってしまうなんて辛すぎる。私は地球のお手当がしたい!」病気を患いそれを克服できたからこそ、病いからくる苦しさと命や人から支えられることの大切さ、のどかはそれが分かっている。その上での覚悟だった。そしてラビリンとも理解し合いようやくバディとなったのである。
……しかし、実はのどかの病気にはある重大な秘密があったのだった、しかも敵側の少年にも関わる形で。
-重なる二つの花-
花寺のどかが変身するプリキュア。オールスターズ方式で61人目(オールスターズ映画のキュアエコーを含むと62人目)のプリキュアになる。
本作のプリキュアは、「地球のお医者さん」というモチーフ設定がなされており、ヒーリングガーデンからやってきたお医者さん見習いのヒーリングアニマルをパートナーにして、共に戦う形になる。ということでコスチュームも白衣的な感じに。
キュアグレースは花のプリキュア。うさぎのヒーリングアニマル、ラビリンをパートナーに変身するが、本作では久しぶりに妖精が変身アイテムになる形式で、ヒーリングアニマルが宿ったステッキ・ヒーリングステッキを用いてエレメントボトルをセット、パートナーとともに「スタート!プリキュアオペレーション!」の掛け声で変身シークエンスが開始、キュアタッチと呼ばれる肉球型のボタンをタッチしてステッキを振ることで変身が完了する。この時プリキュアだけでなくヒーリングアニマルも変身の名乗りに加わるのがポイント。
グレースは髪がウェーブがかかったピンクのロングヘアとなり、コスチュームも花の意匠が取り入れられたデザインになる。
また今回新たな要素として変身アイテムがそのまま攻撃アイテムになっており、肉球ボタンをタッチしてヒーリングアニマルの力でメガビョーゲンの素体となったエレメントさんの位置を調べるキュアスキャン、ヒーリングアニマルが任意にシールドを発動するぷにシールドが使え、決め技もエレメントボトルを装着しステッキを振ってエレメントの力をチャージ、肉球ボタンを数回タッチして各自の技を発動する形となる。
演じる悠木碧は『映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』でパティシエのおばけ・クック役で出演して以来、もちろんテレビシリーズもプリキュア役も初。で、そのプリアラでは一視聴者としてキュアショコラこと剣城あきらに思い切りすっころび夢女児となってしまった経緯もあり、就任時のコメントで……
プリキュアは、観るだけで夢や希望をチャージしてくれる、栄養剤のような作品です。私がプリキュアシリーズにハマったのは、大人になってからでした。子供の頃は呼吸するだけで生み出せていた希望ですが、大人になるとかき集めなければ手に入らなくなってくる。それを、大人も子供も関係なく皆に提供してくれる作品。それが、プリキュアシリーズの一貫した魅力だと思っています。
キュアグレース/花寺のどか役の悠木は「プリキュアになるための生き方をしてこなかった私が、プリキュアになっていいのでしょうか」と迷いもあったというが「でもこんな私でも、変身して世界を救ってみたいんです」と前向きに作品に臨めるようなったという。
うむ、前作のえいたそやすみぺといいなかなか正直でよろしい。大きいお友達の皆さんも安心して見ることにしましょう。
また、悠木が演じる「名前が○どかでピンク髪の変身する少女」と言えば、代表作の一つである『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか。案の定これに関するネタも増えてしまっている。→魔法少女のどか☆マギカを参照
まどかもだが、悠木はニチアサ的には『仮面ライダーゴースト』のユルセン役も演じたため、その辺のネタも。
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最終更新:2024/11/08(金) 02:00
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