『魔法少女おりこ☆マギカ』とは、カオス童話的東方同人誌でおなじみのムラ黒江による、『魔法少女まどか☆マギカ』の外伝となる漫画作品である。
『魔法少女かずみ☆マギカ』と違い、『魔法少女まどか☆マギカ』と同じ単行本のみでの発売となる。
全2巻
概要
『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物を、アニメとは別の視点から描いた作品となっており、新キャラクター3人を加えたオリジナルストーリーとなっている。
本来のアニメ放送終了後となる、2011年4月12日に発売予定だったが、発売日が延期されることが発表され[1]、ちょうど1ヶ月後の同年5月12日発売予定になった。
ストーリー
孤高の戦いにあけくれる佐倉杏子、正義を胸に見滝原市を守る巴マミ、静かに鹿目まどかに寄り添う暁美ほむら。交わることのないはずのそれぞれの魔法少女としての戦いが、『魔法少女狩り』という事件を中心に一本の物語を紡ぎ出す。
それは、彼女たちの運命を変えてしまうような事件――。それは、新たなる魔法少女物語の始まり――。
キャラクター
魔法少女
- 美国織莉子(みくに おりこ)
主人公。白い魔法少女。
詳しくは→美国織莉子にて
- 呉キリカ(くれ -)
詳しくは→呉キリカにて
織莉子の親友で黒い魔法少女、ヤンデレ。
- 千歳ゆま(ちとせ -)
詳しくは→千歳ゆまにて
第一巻表紙の緑髪の少女。
- 佐倉杏子(さくら きょうこ) →原作におけるそれは本人項で
万引きや不法侵入で生計を立て、ホテルを転々とし暮らしている不良少女。
一人ぼっちになってしまったゆまの面倒を見ることになり、彼女と共に生活を始める。
ドライな性格ながらも面倒見の良さは健在で、ゆまには亡くした妹の姿を重ね、打ち解けている。
魔法少女の仕事について誇りを持っておらず、ゆまには「魔法少女になるな」と再三警告していたが、その事が却ってゆまのトラウマを刺激し、契約に導いてしまう。
ゆまを唆した織莉子に復讐を誓い、「オトシマエ」をつけさせるべく彼女を探している。
マミとは以前から面識があったようであり、情報交換をする程度には悪くない関係の模様。
おりこ☆マギカ1巻は彼女の話が大半を占めていたため、あんこ☆マギカと呼ばれていることも。
- 巴マミ(ともえ - ) →原作におけるそれは本人項で
見滝原を守る魔法少女。この時間軸ではまどか達との繋がりは薄い模様。
キュゥべえから「魔法少女狩り」の噂を聞き、魔法少女狩りに関しての情報収集をしている。
その途中で出会った少女・呉キリカから、探し物を見つけた事で「恩人」と呼ばれクレープを奢ってもらうなどしたが、
直後に魔法少女狩りの犯人である彼女に襲いかかられ、彼女と戦闘になる。
ゆまにスカートを捲られマジ泣きしてしまうという一面も。
マスケット銃や拘束魔法はある程度隙がないと発射出来ないようで、キリカのような高速近接型とは非常に相性が悪いようだ。
ちなみに、今回で油断さえしていなければCharlotteを単独で撃破できることが判明。もう何も恐くない。
- 暁美ほむら(あけみ -)→原作におけるそれは本人項で
眼鏡なし、ロングヘアーの4週目以降のスタイルで登場。
どうもまどかとの平穏を重視しているようで、今回の事件は達観しており、関わらないと決めている。
魔法少女狩りについて警告するマミに対して、「私達に接触し(さわら)ないで」と脅迫じみた反応を示している。
よほど3週目に殺されかけたことを根に持っていたのかもしれない。
鹿目まどか(かなめ -)
契約をしておらず、ほむらやさやか・仁美との平穏を満喫中。何故かにぱー☆と言っていた。
その他
-
キュゥべえ
織莉子に協力しているようであり、ゆまと契約を果たす。
ムラ黒江氏により、異様に気持ち悪い容姿になっている、加えて空も飛んでいる。
杏子に何度も追い返されており、本編以上に空気を読んでない困った営業マンである。
また、今回で杏子からは以前から胡散臭く思われていたことが判明した。
-
シズル
-趣の魔女。2話で杏子と対決した魔女、非常に強力な魔女であり、全マギカ作品の魔女の中でも上位に位置すると思われる非常に強力な魔女。
見た目はクリーチャーそのものだが、やられても偽のグリーフシード(ハズレ)を出して油断させたり、攻撃にフェイントをかけたり、飛び出す血が呪縛となって相手の身体を切断するなど、知性も高く恐ろしい奇術的な戦法を使う。
杏子を四肢切断するほど追いつめ、彼女に死を覚悟させたが、ゆまの願いによって回復した杏子に粉砕される。
魔法少女姿は、大きなリボンをした可愛らしい女の子である。
「シズル」という名称と攻撃方法から、元ネタはリュウゼツラン科の植物であると思われる。
おりこ☆マギカの世界について
『魔法少女まどか☆マギカ』のどの周回の話かについてだが、確証はない。
ただし、以下の様子からある程度推測されている。
- 暁美ほむらがアニメ10話での4週目以降の容姿になっている
- 鹿目まどかが契約しておらず、ほむらと行動を共にしている
- 美樹さやかも魔法少女になっていない?
- 織莉子が未来予知の能力でアニメ第一話冒頭の戦い後出現したクリームヒルトらしき光景を見ている
- ほむらが過去の周回の出来事として、三周目でのオクタヴィア戦後の仲間割れを回想している。
- まどかが契約前に死亡。その時点ではマミ&杏子は生存←ネタバレ
以上のことから、おりこ☆マギカの世界は四周目以降(もしくは四周目のIF)であるといった予想が多い。
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試し読みコーナー
・おりこ☆マギカ1巻
・おりこ☆マギカ2巻
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おりこ☆マギカ関連項目
- 美国織莉子/呉キリカ/千歳ゆま/シズル
- 佐倉杏子/巴マミ/暁美ほむら/鹿目まどか/キュゥべえ
- トイヘルベッケ (作者HP)、PIXIV
関連項目
- 魔法少女まどか☆マギカの関連項目一覧
- 魔法少女かずみ☆マギカ
- 漫画作品一覧
脚注
- *「魔法少女まどか☆マギカ第3巻及び魔法少女おりこ☆マギカ第1巻発売延期のお知らせ」 まんがタイムきららフォワード編集部、2011年3月18日。