8だいの機関車とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」(原題:The railway series)シリーズの第12巻である。
原題は「The Eight Famous Engines」。
概要
汽車のえほんシリーズ第12巻。英国では1957年に出版された。日本では1974年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。2005年に出版された新装改訂版が発売された。本商品は2010年12月に「汽車のえほん」シリーズ65周年記念として出版されたミニ新装版である。
この巻から挿絵の担当画家が変わり、ジョン・ケニーの挿絵となる。
収録作品
| 旧版邦題 |
新版邦題 |
原題 |
TVシリーズ対応回 |
| パーシーのとびこみ |
とびこんだパーシー |
Percy Takes the Plunge |
第37話 うみにおちたパーシー |
| ゴードン、ロンドンへ |
ゆうめいになったゴードン |
Gordon Goes Foreign |
未映像化 |
じゅうれん
|
ジェームスとトビーのじゅうれん |
Double Header |
第55話 ほめられなかったジェームス |
ふとっちょのきょくちょうの
機関車たち |
ふとっちょの局長の機関車たち |
The Fat Controller’s Engines |
第81話 トーマスととくべつなてがみ |
キャラクター
- パーシー:1話で前巻4話の話を別の鉄道の機関車たちに自慢していた。ヘンリーに水の中でも平気だということを示そうとして、桟橋で貨車に押してもらうことにするという相変わらずのアホの子ぶり。結果海に飛び込んでしまう。
- ヘンリー:1話で別の鉄道の機関車がハット卿の鉄道の機関庫にいることを咎める。その結果、パーシーに以前トンネルに引きこもったことをからかわれてしまう。
- ゴードン:2話冒頭ではダックたちとロンドンの駅といえばどこかで言い争いをしている。その後、国鉄側の機関車が横転事故を起こし、急遽ロンドンへと向かうことになる。相当話題になったらしく、新聞にも書かれたが、ゴードン自身はセント・パンクラス駅に到着して不満だったようだ。
- ダック:ゴードンたちとロンドンの駅といえばどこかで論争を繰り広げていた。ダック自身、パディントン駅で働いていたらしい。
- ジェームス:2話ではゴードンとダックの言い争いを朝まで聞かされていたらしく、うんざりしていた。3話では急行を牽くことになるが、トビーが立ち往生したためトビーを押して急行列車も牽くという事態になる。
- トビー:3話に登場。慣れない本線を走る。タンクの水が少なくなり、立ち往生してしまう。
- トーマス:4話に登場。別の鉄道の機関車にいいところを見せようとして事故を起こす。
- エドワード:4話にて他の7台の機関車と共にロンドンへと繰り出す。
モブキャラクター
- 別の鉄道の機関車:イギリス国鉄の機関車。ソドー島側に乗り入れしてきたらしい。ゴードンとダックと言い争いを始めるが、ユーストンこそロンドンの駅だと言って譲らない。
- ジンティーとパッグ:イギリス国鉄の機関車。ジンティーはサイドタンク機関車。パッグはサドルタンク機関車。ソドー鉄道を留守にするトーマスたちの手伝いにやってきた。パーシーとは顔見知り。
旧版と異なる点
本商品は1974年に出版された旧版のミニ新装版である。旧版は文中、題名に漢数字を用いていたが、本商品では算用数字となっている。
2話の解説
この巻の2話は、ロンドンの駅をネタにしているため、英国人以外には理解のしにくいものになっている。TVシリーズではそれが祟ったか映像化されていない。
- ゴードンはロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道で働いていたため、同鉄道が所有していたキングズ・クロス駅こそがロンドンの駅であると主張していた。
- ダックはグレート・ウェスタン鉄道(大西部鉄道)に所属していたため、同鉄道が所有していたパディントン駅がロンドンの駅であると主張。
- 別の鉄道の機関車はロンドン・ミッドランド・スコティッシュ鉄道に所属していたため、同鉄道のユーストン駅こそがロンドンの駅であると主張していた。
- ところが、ゴードンが実際にたどり着いたのはミッドランド鉄道が所有していたセント・パンクラス駅であった。
ちょっとわかりづらいね(´・ω・`)
関連動画
関連商品

![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
一番右の商品が旧版、中央の商品が新装改訂版である。
関連項目