A.I.VOICEとは、株式会社エーアイが販売する個人向けキャラクター音声読み上げソフトのブランドである。略称はアイボス。
エーアイが開発した音声合成エンジン「AITalk5」を使用する。AITalk5は、 話者の収録音声を合成する従来型の「コーパスベース音声合成方式」と、深層学習を応用した「DNN音声合成方式」を利用シーンに合わせて選択することで、さらなる人間らしさ・豊かな音声を追求した音声合成エンジンである。(2021年2月の時点ではA.I.VOICEはコーパスベース音声合成を採用[1])
また、AITalk5で実装されている「ボイスフュージョン」が利用可能になっている。これは、別のA.I.VOICEのライブラリの口調や音高を模倣できる機能で、たとえば結月ゆかりに琴葉茜でボイスフュージョンを行うと、関西弁調で話す結月ゆかりの音声で出力できる。また、ボイスフュージョン後に再調整することも可能。
これまでは、AITalkにキャラクターを付加した個人向けの製品は「VOICEROID」や「○○Talk」という名称でサードパーティーから販売されていたが、A.I.VOICEについては、他社キャラクターの製品化[2]も含めてエーアイ社が直接手掛けることになる。
2021年12月10日に「A.I.VOICE Kotonoha Akane & Aoi English」がリリースされ、英語音声が作成できるようになった。エディタは従来の日本語エディタにアップデートの形で追加されるが、英語音声用のエンジンはAITalkとは異なりテクノスピーチが開発する音声合成エンジンを新たに採用している。[3]
また、歌声合成についてもA.I.VOICEブランドでリリースされる予定になっている。[4]
キャラクター | 性別 | スタイル | 特別収録ボイス(スタイル非対応) | 言語 | その他 |
---|---|---|---|---|---|
琴葉茜・葵 | 女声 | 喜、怒、悲 | 琴葉茜(蕾)、琴葉葵(蕾) | 日本語、英語 | |
伊織弓鶴 | 男声 | 喜、怒、悲 | 伊織弓鶴(冥) | 日本語 | |
結城香 | 女声 | 喜、怒、悲 | なし | 日本語 | ※ |
日ノ出賢 | 男声 | 喜、怒、悲 | なし | 日本語 | ※ |
潮崎かずき | 女声 | 喜、怒、悲 | なし | 日本語 | ※ |
風見壮一 | 男声 | 喜、怒、悲 | なし | 日本語 | ※ |
羽ノ華 | 女声 | 喜、怒、悲 | 羽ノ華(雫) | 日本語 |
キャラクター | 性別 | スタイル | 特別収録ボイス(スタイル非対応) | 言語 | その他 |
---|---|---|---|---|---|
結月ゆかり | 女声 | 喜、怒、悲 | 結月ゆかり(雫) | 日本語 | |
紲星あかり | 女声 | 喜、怒、悲 | 紲星あかり(蕾) | 日本語 |
キャラクター | 性別 | スタイル | 特別収録ボイス(スタイル非対応) | 言語 | その他 |
---|---|---|---|---|---|
足立レイ | 女声 | 喜 | なし | 日本語 |
キャラクター | 性別 | スタイル | 特別収録ボイス(スタイル非対応) | 言語 | その他 |
---|---|---|---|---|---|
GUMI | 女声 | 喜、怒、悲 | なし | 日本語 |
中小企業や個人コンテンツホルダー向けに、初期制作費用を抑える目的で用意された参入プラン。
製品版ではJuniorの表記は付かず、A.I.VOICEとして販売される。
キャラクター | 性別 | スタイル | 言語 | その他 | 企画元 |
---|---|---|---|---|---|
タンゲコトエ | 女声 | ハイテンション、ローテンション | 日本語 | 丹下琴絵project運営 | |
式狼縁・式大元 | 男声 | 非対応 | 日本語 | 株式会社MUGEN | |
RIA | 女声 | 非対応 | 日本語 | リア(個人) | |
来果 | 女声 | 非対応 | 日本語 | SPROCAT | |
青山龍星 | 男声 | 日本語 | VirVox Project | ||
夜語トバリ | 女声 | 日本語 | ニコライ・ボルコフ(個人) |
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最終更新:2024/05/15(水) 14:00
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