SecondLifeとは、米リンデンラボ社が運営する3Dオンラインゲームである。略してSLとも呼ばれる。
ユーザーには決まった目標やクエストはなく、それぞれの人が楽しみ方を見つけるゲームである。例えるなら、「どうぶつの森」がリアルなネットゲームになった感じ。
ゲーム内には、友達同士が集まって会話できるカフェ、多数の人がダンスし、DJが音楽を流すクラブ、ミュージシャンがストリーミングオーディオによって行うライブやコンサート、土地を持っていなくてももの作りができるサンドボックス(砂場)など、いろんな活動のための場所が存在する。現在のところ、チャットや趣味を実現する場として利用するユーザーが多い。フリー商品も多く出回っており、日本ユーザーは一切金をかけずにプレイする人も多い。
他のユーザーとのコミュニケーション方法は普通の文字チャットと、Skypeみたいにマイクを用いたボイスチャット機能がある。また、文字チャットはGoogle翻訳を利用して、内容を即座に別言語に変換する機能もあり、他言語のユーザーともある程度コミュニケーションができる。
セカンドライフはほとんどのオブジェクトがユーザーによって作られており、著作権も作ったユーザーに帰属する。オブジェクトとは、家や乗り物などの3Dオブジェクトや、テクスチャ、サウンド等のあらゆる物を指す。LSLという、Javaに近いスクリプト言語でオブジェクトを制御することもできる。
全世界で約2000万のアカウントが登録されており(1人で複数のアカウントを持つ人もいる)、そのうちアクティブユーザー数は約140万人。日本では2~3万人がアクティブにプレイしている。
見た目がゲームっぽい一方、すごく自由度が高いため、ゲームであるという意見とゲームではないという意見が存在する。ネットサービスとしては仮想世界(メタバース)に分類され、ネットゲームとしてはMMOSG(MMO social game)に分類される。
ものづくりはセカンドライフ内制作ツールだけでも作れるので、簡単なものなら作った経験のあるユーザーが多い。作ったものは配布、販売、あるいは他人の製作物を貰う、購入することも可能である。
ゲーム内通貨であるリンデンドル(L$)は、270L$≒1米ドルに相当し、いつでもリアルマネーとゲーム内通貨の交換が出来る。ユーザーはこの通貨を使ってゲーム内での取引、商行為を行う事も出来る。
世界はSIMと呼ばれる256m四方の土地単位で区切られている。多くのSIMがつながったメインランドと呼ばれる大陸と、単体か関連SIMのみで構成されるプライベートSIMとがある。総面積は東京都と同じくらい。
SIM丸ごとや小さな土地までいろんなタイプの土地が存在し、借りることもできる。これらはリアルマネーやゲーム内通貨によって取引されている。安い小さな土地なら1000㎡で月々700円程である。一部のベテランは初期費用3万~10万円、土地の維持費月々1万~3万5千円をかけてSIM丸ごとを借り、イベントやカフェやショッピングモール作り等、自分のやりたいことを存分に行っている。大半のライトユーザーは土地を持たずに公共のアクティビティを利用して遊んでいる。
RMT(リアルマネートレード)が可能なので、2006~2007年ごろには、アメリカでSecondLife内の土地取引で多額の財産を築いた人が現れ、その話題で日本でも多くのユーザーや企業がSecondLifeを始めた。でも大体は失敗し、現在に至るまで継続的な成功を収めている例はまれである。人生甘くないよね。
運営元のリンデン・ラボ社は中立を重んじているので、特定の企業と手を組むことはない。企業方針を一言で言うと「ユーザーによる遊びもクリエイトも、企業ビジネスも自由にやってね。私たちはSIMレンタル料とかで地道に収益を得ます。」である。2011年の今も手堅く黒字経営を続けている。
2007年当時は「セカンドライフは動作が重い」といわれていたが、現在はサーバーが安定し、ユーザーのPCもハイスペックになってきたため徐々に改善されている。執筆者の経験上、2008年製のミドルクラスパソコンでも大体大丈夫である。
1.とりえずソラマメを見るのがおすすめ。メタバース専門(ていうか実質セカンドライフがほとんど)のブログサイトで、日本ユーザーの多くがここを利用している。
2.セカンドライフ日本語公式ページから登録できる。16才以上でメアド持っていればおk。そしてビューワをDL&インストールしてログインできる。16~17才はマナー重視のPGエリアのみ行けて、18才以上はどのエリアにもアクセスできる。アダルトエリアは年齢認証が必要である。
3.日本人がいる場所はすりんくやLIVESでも検索できる。例えば、Akiba SIM北東にあるArare Cafeはゲーマー、プログラマー、車オタク、アニメオタク等、いろんな人々が集まるチャットが盛んな場所で有名である。
MADではない
SecondLifeの内容を歌詞としている アニメーションの基本的な作り方の解説動画
SecondLife内で音楽活動、コンテンツ構築を行うChouchouのライブ映像など
原題「The Making of Second Life」。大げさなビジネスの話は無く、リンデンラボ試行錯誤の歴史など。
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最終更新:2025/12/14(日) 00:00
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