道徳の樹海（オリジナル曲）/Vocaloid-MEIKO (sm7012231) [動画記事]

『道徳の樹海』とは、Asaki No'9・OPAによる、MEIKOオリジナル曲である。
動画作成はシバションP。

概要

2009年 5月11日01時35分投稿。『週刊VOCALOIDランキング#85』で、初登場26位を記録している。

より哲学性を深めたAsaki No'9の詞、心地良い渋さを醸し出すOPAの曲、そして優しくもはかないシバションPの映像が、鋭く、柔らかく響くMEIKOの歌声に乗せて、きわめて抽象的な楽曲の世界観を演出する。

作詞を手がけたAsaki No'9により、世界観を同じくしたSS(ショートストーリー）が公開されている。
　→　PIAPRO(ピアプロ)|テキスト「道徳の樹海　（ショート・ストーリー）」
後にこの曲が元になった書籍「製造業と道徳の樹海」が文芸社より一般発売された。

また、JOYSOUND・DAMよりカラオケ配信も行われている。

2013年 10月26日 21時43分、10万再生を達成しVOCALOID殿堂入りを果たした。

歌詞

作詞：Asaki No'9
作曲・編曲：OPA
歌：MEIKO

黒い雪が降り積もる頃
裸で深い樹海　彷徨えば
人間だって獣になる
生命の為に獣になる

崇高だけ取り除いても
それを生きていると　言えるのか
今の教育に問い掛けて
無視されただけまだマシだった

いつからか決められた
他人に決められた
私の個性では　誰も慰められない

首輪の代わりにぶら下げた道徳
外せば直ぐに人間をやめれます
それでもまだ外せない
遺伝子が泣いてる・・・

冷めた雨と　無に包まれた
あの日々を大切に　彷徨えば
後悔だって樹海になる
未来の為の資源になる

いつからか決め付けて
自分で殺してた
私の人格は血が決めているのだと

人間もいつか海に還るだろう
その理由はその時に分かるだろう
それでもまだ進化する
アナタが悪魔なの？

絶え間なく続く争いの途中で
この深い樹海を抜け出したからか
この先もまだ許せない
景色が流れてる・・・

黒い雪が降り積もる頃
裸で深い樹海　彷徨えば
魂だって犠牲になる
次世代の為の犠牲になる

―――動画より書き起こし