アニメタル(ANIMETAL)とはアニメソングと特撮ソングをヘヴィメタルにアレンジして演奏する異色のヘヴィメタルバンドである。
概要・来歴
1996年、野村義男と久武頼正の二人が酒の席で「アニメソングをヘヴィメタルでやったらアニメタルじゃない?」と冗談で語っていたところ、久武が本気で構想を始めるようになる。
その後、久武の考えた企画を売り込んだ結果、とりあえずファンハウス(現BMG JAPAN)と契約にこぎ付けた。
しかし、肝心のメンバーが決まっていなかったので久武は自身が希望していた元ANTHEMの坂本英三にオファーをする。当時の英三は練馬マッチョマンを休止してまもない頃であり、サラリーマン生活を送ってたが英三は承諾。
1996年10月、ファンハウスより「アニメタル」でデビュー。「宴会芸ソング」として話題となり、15万枚以上の売上げを記録。このヒットを機にソニーと契約し、メンバーもギターに元ガーゴイルの屍忌蛇、ベースにココバットのTAKE-SHIT、ドラムにガーゴイルのKATSUJIを起用し、2ndシングル「This is ANIMETAL」を発売。
その後、アルバムリリースに伴い、ベースを元ジャクソン・ジョーカー~シャイ・ブルーのMASAKI、ドラムにリアクションの梅沢康博を向かえ「アニメタルマラソン」をリリース。30万枚もの売上げを記録した。梅沢はその後脱退し、サポートドラマーにKATSUJIを迎えた。
その後は特撮を中心とした「特撮で行こう」、元ピンクレディーの未唯を擁したアニメタルレディー、樋口宗孝が参加した「アニメタルサマー」、劇場版るろうに剣心のED曲「永遠の未来」、「アニメタルマラソンⅡ ~特撮編~」「アニメタルマラソンⅢ ~円谷プロ編~」等をリリースしてきたが、1999年7月に活動を休止。
2001年に再始動し、エイベックスより「アニメタルマラソンⅣ」をリリースするも、屍忌蛇の脱退が発表される。数年後に屍忌蛇が自身のHP上で脱退ではなく解雇されていた事を告白し、久武との関係が悪化していたことを暴露した。
屍忌蛇の後任にGALNERYUSのSYUが加入。2003年に「アニメタルマラソンⅤ」をリリース。
2004年にED曲や劇場版主題歌を集めた「アニメタルマラソンⅥ」、2005年に特撮ヒーロー中心の「アニメタルマラソンⅦ 〜戦え!メタル・ヒーロー〜」を発売。
しかし、メンバーのスケジュールの多忙さにより2006年に2度目の活動を休止した。
影響
アニメタルのヒットは様々な2匹目のドジョウを生み、「アニ○○」や「○○メタル」等の企画物を多発させた。
アニメソングをパンク調にした「アニパンク」、テクノ版「アニテクノ」、ユーロビート調の「アニユーロ」、英三と同じANTHEMの柴田直人による「メタルフォークジャンボリー」「モスラメタル」、福田洋也による「演歌メタル」、森川之雄による「まんが日本メタル話」、元X-RAYの藤本朗による「メタルっち」などがある。
2011年には元LOUDNESSのマイク・ヴェセーラらによる「アニメタルUSA」が結成された。
米版アニメタル“アニメタルUSA”結成へ ニコニコニュース2011年9月5日
作風
単にヘヴィメタルにアレンジしている楽曲あれば、メタラーならどこかで聴いた事あるようなリフやフレーズをほぼそのまま使ったりと一種のお遊び的なアレンジが多い事でも知られている。
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関連項目
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