キャストリアシステム/Wキャストリアシステムとは、スマホゲーム『Fate/Grand Order』における最短周回方法のひとつである。
概要
2名のアルトリア・キャスターのスキルによって、高速でNPをためながら強化されたA全体宝具を三連発し、3ターンで戦闘を終了させることを骨子とする。もともとNPが溜まりやすいのが特徴なArtsカードにさらに性能アップ+攻撃力アップ+NP獲得量アップのバフがつくため、容易に大量のNPを稼ぐことができ、宝具の連発ができてしまうのである
2022年12月現在のFGO環境において最速の周回方法の一つであり、構築できれば広く活用ができ、周回時間の短縮ができる。
また、システム構築に必要な概念礼装がなくイベントアイテム回収効率アップなどの概念礼装を大量に積む事も出来るというメリットもあるため、イベント周回にも向いている。
システム構築に必要なもの
サーヴァント
- 自前のアルトリア・キャスター
- フレンドのアルトリア・キャスター
- Arts多段ヒット宝具持ちのサーヴァント
概念礼装
魔術礼装
運用方法
事前に
アルトリア・キャスターのスキルは3つともレベルマックスが好ましい。
基本動作
- 1ターン目
二人のキャストリアの全スキル×2をA宝具持ちサーヴァントに使用。
NP100%になったらA宝具発動1回目で、1wave目の敵を全滅させつつNPを100%以上リチャージする。 - 2ターン目
A宝具発動2回目で、2wave目の敵を全滅させつNPを100%以上リチャージする。 - 3ターン目
A宝具発動3回目で、3wave目の敵を全滅させる。
注意点
スカスカシステムと同様に、敵編成やダメージ量によってはNPが100%以上回収できない場合や敵を倒しきれない場合がある。当然、その時にはシステムが破たんしてしまう。
そして、周回向けに3ターンで敵を全滅させることに特化したシステムであるため、3ターンで敵を倒しきれなかった場合のリカバリーが難しいのもスカスカシステムと同様である。
2022年のイベントではフリークエストにこれまでの上限だった「レベル90+推奨」のさらに上をいく「レベル90++推奨」のクエストが登場。通常のキャストリアシステムだけでは3ターン周回が不可能な場合も多いのでいろいろ工夫が必要になっている。
単体宝具でのシステム構築について
キャストリアシステムを使えば、単体Arts宝具サーヴァントによる宝具連打も割と容易に可能になる。
スカスカシステムでは、Q主体と言う前提故に敵単体ではNP回収量に不安があったが、キャストリアシステムでArts単体宝具持ちを運用すれば、NPを100%以上回収しきって宝具三連発出来ることもある。水着アルトリアや水着北斎などはこの運用が可能であり、高難易度やボスとの戦闘での応用が期待される。また、強化されたヴラド三世(Fate/Apocrypha)も単体相手でのシステム適正が高いといわれる。
2022年12月現在では、周回システム構築を警戒したのかイベントでのアイテム回収効率が良いクエストでの敵編成の人数が減るパターンが増えており、これまでの敵三体を相手取ってのNP獲得を前提としたシステムが構築しにくくなっている。しかし、キャストリアシステムならば、敵単体編成でもあっさり宝具連発可能になることがあるので、ぜひとも試してみてほしい。
キャストリアシステム亜種
自前のキャストリアがいなくとも、フレンドのキャストリアに自前の玉藻や孔明などを組み合わせて魔術礼装を工夫することでも疑似的なシステム構成は一応可能。
パターンは様々にあるので一つ一つは上げないが、キャストリアの優秀さがよく分かる現象である。
キャストリアシステム運用可能な代表的サーヴァント
代表的なところを上げると、
などがキャストリアシステムに最適のサーヴァントと言われる。その他にもArts多段ヒット宝具持ちなら工夫次第で誰でも組める可能性があるので、すべては上げられない。☆1のイアソン(Fate)なども魔術礼装の補助などまで含めればシステム可能になる場合もある。
また、キャストリアシステム以前からそれ以外のシステム構築が可能だった水着ジャンヌ・ダルク(Fate)、二代目レオナルド・ダ・ヴィンチ(Fate)、水着モードレッド(Fate)、陳宮(Fate)なども当然システム運用可能。キャストリアによる攻撃力アップ、Arts強化のバフが加わるためより強力になった。
2021年1月に実装された千子村正(Fate)も適性があるため、Fate/SNでのセイバー組を疑似再現できるという古参の型月ファンにはうれしい組み合わせもあって、採用する人も多いようだ。
キャストリアシステム構築に向けて
完成すればスカスカシステム以上の汎用性を誇るキャストリアシステムだが、やはりスカスカシステム同様に構築するにはかなり高いハードルを越えなくてはならない。
キャストリア獲得
最初にぶち当たるのが自前のアルトリア・キャスターの獲得である。2020年8月のFGOサービス開始5周年記念で実装された☆5のSSRサーヴァントであるアルトリア・キャスターは期間限定サーヴァントであり、実装直後のピックアップ召喚以外では入手はできなかった。2021年6月には第2部第6章配信記念、2022年5月に2500万ダウンロード記念、11月には第2部第7章直前メインクエスト応援キャンペーンで復刻されたが、このペースなら福袋召喚を除き一年に一度か二度、復刻するかしないかと思われる。
キャストリア育成
次に乗り越えなくてはならないのが、アルトリア・キャスターのレベルアップとスキルアップ、そしてそれに必要なアイテムとQPの収集である。
キャストリアシステムに必須な第3スキルが解放されるにはレベルを上げなくてならず、そのためには第2部以降かイベントでしか手に入らなかったアイテム「煌星のカケラ」が要求される。
さらに、キャストリアシステムを実現できるまでにスキルレベルを上げるにも、やはり第2部かイベントでしか手に入らなかったアイテム「煌星のカケラ」「真理の卵」が要求される。
2022年1月19日に行われたピュアプリズムの実装により、ゲームを始めたばかりのプレイヤーでも第2部以降に実装されたアイテムまで入手可能になったため、以前よりは難易度は下がったが、それでもこれらの要求に答えるには相当の苦労が要求される。FGOを遊び始めたばかりのマスターならアイテム不要で最終再臨できる「特別再臨」を使ってしまってもよいだろう。
キャストリアシステムに限った事ではないが、QPも不足しがちである。QPに関しては霊基再臨だけなら問題にならないだろうが、スキル上げに関しては数千万単位で必要になる。これを宝物庫周回でためるのは厳しいので、ボックスガチャやレイドイベントでためておきたい。
Arts宝具担当の用意
スカスカシステムとは違い、編成制限は多段ヒットArts宝具持ちという以外は割とゆるめなので、システムの相方役になるサーヴァントは誰かしら手持ちにいるだろう。敵のクラスに合わせてシステムに組み込むサーヴァントを決められるのはうれしいところ。
しかし、どのクラス相手にも安定したシステムを組める汎用性を求めるならバーサーカーの水着武蔵か水着伊吹童子、アヴェンジャーのスペース・イシュタルがほしい。残念ながら三人とも期間限定サーヴァントであるため、入手難易度は高い。
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関連項目
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