ニコニコこども放送局は、アニメ関係の動画を中心に広まっていた検索タグ。
「放送局」と言っても、それらしい用途では使われていなかった。
最も多い時期で3500以上の動画があったが、現在は激減し、ほとんど残っていない。
過去の概要
荒らされて使えなくなった「ニコニコ子供劇場」の代替タグだったようである。意図としては「子供が楽しめる動画」につけられる検索タグとして考案されたようだ。「大人が子供の頃に見た映像」によく付けられたため、動画の傾向は「おっさんホイホイ」と似ていたが、新しい作品も対象としていた。
また、子供向けとは思えない作品も少なからず引っかかったのも特徴。
タグ使用をアニメに限定する意図は無かったようだが、使用状況はアニメに偏っており、その中でもOP、ED、映画のPV、公式配信の第一話、名場面集のような動画に絞ってつけられていた。
激減するまでの経緯
タグの使用状況や掲示板でのやり取りから、このタグは発案者が一人で増やし、維持していたものだと考えられている。以下のような問題が起きていた。
当タグが削除された(置き換えられた)場合、当タグ発案者の手によってほぼ確実に復旧される。その際、発案者が不要と判断したタグが削除されることもある。タグを必要以上に削除・置換する行為は認められていないが、この状況では、逆に「タグを自由に削除する」という1ユーザーの権利を侵害しているといえる。
検索用途のタグを目指していながら、その利用方法について、発案者から客観性のある基準が何一つ示されていない。そもそも示す意志がない。このことは、実質的に発案者一名の基準によってのみタグ付けが行われていることを意味している。このために、概要に示される偏りが生じている。
発案者による定義としては「子供が楽しめる動画」となっているが、「子供」という当事者不在の状況下で、発案者の感性のみによってそれを規定することへの矛盾が指摘されている。また、そのネーミングセンスや、作品を一方的に子供向け扱いされること対する生理的反発。
この他に、「子供向け」「懐かしむリンク集」といったタグを同時につける複数タグの占有行為や、関連タグを海外タグに仕込む不適切な行為が確認されている。
当記事で上記の問題が指摘されたのちも収束することなく、動画数は不自然な増加を続けていたが、ある日を境に急に増えなくなる。
続いて、今度は一定ペースで不自然に減少を始め、数ヵ月かけてほぼすべての動画から除去されるに至った。この減少も非常に不自然な推移だったが、除去されたものを復帰しようとする動きも起きなかったようだ。
関連項目
- ニコニコ子供劇場 : 現在は荒らされていない。
- 第1話&短編リンク集 : 同一ユーザーが保守に関わっていたと言われている。
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