伝説のバンド<QUEEN>
彼らの音楽を唯一超える
<彼>の物語―
ボヘミアン・ラプソディとは、2018年10月24日に公開されたロックバンド、QUEENの伝記映画である。
日本では11月9日に公開された。134分カラー。
概要
配給は20世紀フォックス、監督は『X-MEN』シリーズのブライアン・シンガーが当初担当する予定だったが、製作途中で降板。デクスター・フレッチャーが後任となっている。
飛行機の荷物運びの青年であったファルーク・バルサラが、後に“QUEEN”と名付けるバンド「スマイル」と出会い、やがて自身の名前をフレディ・マーキュリーと改め、世界的なスターとなっていき、そして病魔に冒されてもなお音楽を続ける様を描く作品。
史実での出来事としては、デビュー前から1985年の「ライヴエイド」までをベースにしている。
フレディ・マーキュリー役にはラミ・マレックが起用され、モーショントレーナーに師事したトレーニングも相まってQUEENでのライブパフォーマンスを見事に再現。
タイトルとなっている楽曲『Bohemian Rhapsody』のオペラ・レコーディングも同様で、レコード会社との対立の上での発売、後の批評なども描かれる。また、フレディの赤裸々な性生活も描かれ、女性、男性双方の恋人役が存在している。
エンドロールではフレディがエイズによる肺炎で死去したことが文字で表記された後、エイズ撲滅活動を続けるマーキュリー・フェニックス・トラストのロゴが入るほか、フレディの遺作『The Show Must Go On』が流れる。
このような本作は公開された米国や英国はもちろん、過去にQueenブームを巻き起こした日本でも高い評価を獲得。2019年度のゴールデングローブ賞では作品賞、マレックが主演男優賞を受賞。同じ年のアカデミー賞でも作品賞を含め主要含む5部門にノミネート、マレックが主演男優賞2冠を達成し、音響編集賞、録音賞、編集賞の4部門と同年度最多部門受賞を果たしている。
日本国内では2018年年度の興行収入を1か月弱で塗り替える大ヒットを記録。最終的には125億を超え、それまで音楽・ミュージカル映画としては日本歴代No.1だった『美女と野獣』の興収124億円を上回り、歴代トップに躍り出た。
また、彼らのアルバムが再び売れるようになるなど、リバイバルブームを引き起こしている。
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関連項目
- 映画
- Queen
- Bohemian Rhapsody(楽曲の記事はこちら)
- 20世紀フォックス
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