浜川崎駅とは、神奈川県川崎市川崎区にあるJR東日本・JR貨物の駅である。
概要
浜川崎駅 | |
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はまかわさき - Hama-kawasaki | |
基本情報 | |
所在地 | 神奈川県川崎市川崎区 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道 |
所属路線 | ■鶴見線 ■南武線(支線) 東海道本線 |
駅番号 | JI 08(鶴見線) JN 54(南武支線) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
開業年月日 | 1918年5月1日(貨物) 1930年3月25日(旅客) |
備考 | |
駅テンプレート |
元々東海道貨物線の貨物駅として開業した後、戦時中に買収された「南武鉄道」(南武線の前身)、「鶴見臨港鉄道」(鶴見線の前身)により駅が別々に開設された歴史的経緯から、鶴見線の駅が「神奈川県川崎市川崎区南渡田町1-2」、南武線の駅が「神奈川県川崎市川崎区鋼管通五丁目9-1」と所在地が異なっており、駅も同じ名前ではあるが駅舎や改札口は道路を挟んで別々に設けられている。
このため、当駅で両線を乗り換える場合は一度改札外に出て横断歩道を渡る必要があり、またSuicaなどのICカードを使って乗り換える場合、簡易改札機にタッチしてはいけない(タッチしてしまうと運賃計算が打ち切られてしまう)ので注意が必要。なお無人駅で南武支線側の自動券売機も2022年2月末をもって撤去されているため、ICカードを使わない場合は乗車駅証明書を取る必要がある。
また、そもそも両路線ともに日中の本数は少なく、特に鶴見線扇町方面の電車は2時間間隔の時間帯が存在するためその点にも注意。
かつては同様の構造の国鉄・JRの駅が石巻駅(石巻線と仙石線)、尼崎駅(東海道本線・福知山線本線と福知山線支線)、宇美駅(香椎線と勝田線)とあったが、石巻駅は駅が統合され、尼崎駅と宇美駅は片方の路線が廃線になったため、現在では全国でこの駅のみである(新幹線と在来線が別扱いの駅は各地にある)。
また、南武支線は東海道貨物線の一部でもあるので、駅に隣接しJR貨物の貨物駅が所在している。
また南武支線の駅の北側において川崎貨物駅・東京貨物ターミナル駅に向かう路線が分岐するほか、この操車場内で鶴見線と東海道貨物線・南武支線の線路自体も繋がっていて、鶴見線の車両が南武線本線にある鎌倉車両センター中原支所で検査を受ける際に走行する。
なお、南武鉄道・鶴見臨港鉄道ともに貨物駅として先に開業している他、駅自体の所属線は「東海道本線」とされている。
隣の駅
路線 | 隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
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■鶴見線 | 武蔵白石駅(JI 07) | 浜川崎駅 (JI 08) |
昭和駅(JI 09) |
■南武線 (支線) |
小田栄駅(JN 53) | 浜川崎駅 (JN 54) |
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駅周辺
駅近くは人通りが少ない工業地帯だが、駅の南側には旧日本鋼管(鋼管、NKK)であるJFEスチールの工場があり、鶴見線側の橋上駅舎の南側出口はJFE構内に繋がっている。
市街地は駅北側を並行する首都高速横羽線北側に広がっている(南武支線の駅の住所である鋼管通というのも駅北側を起点とする通り)。かつては川崎市電が駅にほど近い場所に「日本鋼管前」電停を置いており、ここから東側は東海道貨物線を乗り入れさせるため狭軌(国鉄)+標準軌(市電)の三線軌条で運行していた。併用軌道区間だった道路の名前にその名残を残している。
関連動画
関連項目
リンク(JR東日本サイト)
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