まんがタイムきららキヤラツト二〇一九年九月號より二〇二四年四月號まで連載。
あらすじ
時は令和元年。桜川女学校に入學した藤川紡は、圖書室で地震に遭つて氣を失ひ、氣がつくと大正十年にタイムスリツプしてゐた。突然の出來事に困惑する紡であつたが、警察に捕まりさうになつたところを櫻川女學校の学生で、公爵令孃の末延唯月に偶然助けられる。
また紡の手元には、令和の時代で拾つた黑く煤けた古寫眞が殘つてゐたのであつた――
登場人物
- 藤川紡(ふじかわ つむぐ)
- 令和から大正時代にタイムスリツプした女子高生。警察から唯月に救はれ、末延家で女中として働きつつ、唯月の同級生として櫻川女學校に通ふことになつた。慣れない女中仕事や現代と大正の文化の違ひに戸惑ひつつも、女學校では旭や初野とも親しくなり、樂しい日日を送つてゐる。
- 末延唯月(すえのぶ いつき)
- 五爵の一番上の位である公爵令孃。櫻川女學校の三年生。才色兼備で學内での人氣も高いが、年相應にお茶目な部分もある。名家の一人娘として嚴格に育てられ縛られることも多かつたが、紡を連れてきたことで彼女の生活は一變する。
- 万里小路旭(までのこうじ あさひ)
- 伯爵令孃。紡や唯月らの同級生。唯月に想ひを寄せてをり、周圍からはエスと思はれてゐる。自分以外が唯月と結ばれるのは決して認めず、特に唯月と四六時中行動を共にしてゐる紡に對しては大きな嫉妬の念を抱いてゐる。
- 蜂須賀初野(はちすか はつの)
- 侯爵令孃。紡や唯月らの同級生。武家の出身で、日頃から短刀を攜へてゐる。讀書好きな大人しい性格。紡の正體を天女だと勘違ひしてゐる。八重子といふ妹が一人ゐる。
- 一条雪佳(いちじょう せっか)
- 男爵令孃。公爵家である一条家の分家にあたる。幼い頃は唯月と仲良くしてゐたが、末延家の都合で別れてしまつた。夏休みに唯月と再會して以來、彼女に對して複雜な想ひを抱くやうになる。
- 賀川七緒(よしかわ ななお)
- 末延家の老女、すなわち女中の筆頭であり紡の上司にあたる。面倒見は良いが割とサデイストなところがある。幼少期に母親を亡くした唯月のことを氣にかけてゐる。
- 蜂須賀八重子(はちすか やえこ)
- 初野の妹。物語開始時點で五歲。姉と違つて現實的で、紡のことを癡女だと思つてゐる。
- 久我千歳(こが ちとせ)
- 侯爵令孃。病弱で、元は京都の別邸に住んでゐた。雪佳とは付き合ひが長い。
關連動畫
關連静畫
參照情報
- 出版社による公式紹介
- 原作者の呟き
- 原作者の手記(最新話の告知や取材の裏話などが揭載されてゐる)
關連項目
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