概要
かつての国鉄バスのバス事業を継承したJRグループ各社の子会社のバス事業者の総称。当初は各JRの直営事業だったが、1988年にJR東日本、JR東海、JR西日本の3社はそれぞれ子会社(ジェイアールバス東北・ジェイアールバス関東・ジェイアール東海バス・西日本ジェイアールバス・中国ジェイアールバス)を設立し、事業を譲渡。JR北海道、JR四国、JR九州のいわゆる3島会社と呼ばれる3社は経営状態を勘案し、JR北海道は2000年まで、JR九州は2001年、JR四国は2004年まで直営事業としていた。
国鉄バス時代の性質(鉄道路線の先行・培養)もあって、他の民間バス会社のようにその地域のバス輸送を独占するようなものではなく、赤字路線も多いことから撤退が相次いでおり、JR東海バスでは2009年に一般路線バスを全廃した。
一方、各社都市間高速バスをドル箱路線と考えて力を入れており、昼特急号やドリーム号などを多数運行している。中には親会社の特急列車を全廃に追い込んだ路線もある。(※JRバス関東・関鉄バス・京成バスの共同運行路線であるかしま号。鹿島線の特急あやめの補完を目的に運行を開始したが、利便性ではかしま号の方が圧倒的に上で、最終的に特急あやめを廃止に追い込んだ。)
ちなみに、車内放送では停車するバス停の事を「停車駅」と表現する。
JRバス一覧
各社の社名は登記簿に依っている。
JR北海道
JR東日本
JR東海
JR西日本
JR四国
JR九州
各社の車番
JRバスグループ各社では車両ごとに登録番号とは別に車両番号が付与されており、それを見ることで年式はいつで、どんな設備を持ったどの目的の車両か(意味の分かる人には)一目で理解できるようになっている。各社で車番の付番法則はバラバラで、国鉄バスの法則をそのまま引き継いだところもあれば、全く新しい付番法則に切り替えたところもある。
- ジェイ・アール北海道バス・西日本ジェイアールバス・中国ジェイアールバス:国鉄バスの付番法則をほぼそのまま使用
- ジェイアールバス東北・ジェイアールバス関東・ジェイアール四国バス・JR九州バス:国鉄バスの付番法則から一新
- ジェイアール東海バス:国鉄バスの付番法則をベースに、年式の桁数を2桁に増やす
関連動画
関連項目
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