MOTHER4とは、海外のゲームファンによって構想されているPC用RPGである。
概要
2006年の『MOTHER3』発売後、原作者の糸井重里は「MOTHERシリーズは3で終わり。4はない」とシリーズの終了を宣言したが、「NINTENDO DREAM」2006年8月号で糸井氏は「誰かから『4』をつくりたいんだけどって言われたら、俺、『いいよ』って言っちゃうかも(笑)。」「『MOTHER4』があったら(プレイヤーとして)やりたいねえ。」と発言していた。
この発言を言質に、海外のMOTHERシリーズのファンが非公式の「MOTHER4」を作ろうという構想が2010年代頃より浮かんでは消える状態が続いている。
その中でも最も有名な物としては、2011年頃にインディー制作チーム「O197X」が立ち上げたもので、2015年を目途にリリースの予定だったが、最終的にMOTHERシリーズと無関係のオリジナル作品「Oddity」に企画が変更された。
また、2017年には日本のファンにより精神的続編「WONDER」が立ち上げられたが、ネット上で猛烈な非難を受けて開発中止に追い込まれている。
2021年には別の海外ファンにより「MOTHER4」が立ち上げられている。
プロジェクトが中々進まない理由としては、何よりも「任天堂法務部から公開停止命令を出される可能性が高い」ことが挙げられる。先のOddityがオリジナル作品に変わったのも、同時期に任天堂のファンメイド作品が法務部により次々と公開停止措置を取られたことが大きい。なお2021年発表版の製作チームは任天堂による公開中止措置の懸念について「まったく心配していない。任天堂はリメイク作品か物議を醸すようなゲームだけを対象にしており、『MOTHER4』はそれらにあたらない」と主張している。
また、「糸井氏によるあの世界観をファンメイドで再現できるのか」といった点もあり、結局MOTHERシリーズのファンによる非公式ゲームが完成、公開にこぎ着けたのは、現在に至るまでSテル氏の「東方星母録」「東方星母続録」を除き皆無となっている。
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関連項目
外部リンク
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