やばたにえんとは、「やばい」と言う意味の日本語の俗語である。
インディーズゲーム『やばたにえん』についてはやばたにえん(ゲーム)の項目参照
概要
おそらく「やばい」という言葉に、食品メーカー「永谷園」の名の響きを合わせた言葉であろう。
類似のものとして「笑った」という意味の「わろたにえん」や、「つらい」という「つらたにえん」と言った言葉もあるようだ。これらいずれにも共通して、同じ意味で使用される「やばたん」「つらたん」「わろたん」といった俗語が以前から存在する。そのため「~たん」として使用されていた言葉を「~たにえん」とさらに崩すことで成立した俗語だと考えられる。
流行した時期・経緯
Twitterで「やばたにえん」で検索すると(非公開ツイートや既に消されているツイートは検索結果に出てこないものの)、おおよその流行時期を調べることはできる。
その方法で最も古い使用例を探ると、2010年に1名のTwitterユーザーが使用している形跡がある。しかしこれは偶発的なもので、その後数年間は誰も使用していなかったようだ。
そして流行し始めるのは2013年。3月から7月にかけて数件の使用例が確認できるようになり、特に7月の末頃には
という情報を含むツイートがされていることは注目に値する(ツイート主が個人のため直接の引用は避ける)。
そして2013年8月に入ると「やばたにえん」の使用例は急増し、その後定着していった様子がわかる。
Twitter以外では、2013年12月に個人ブログで美味しい食事に対して「やばたにえん」を使用している事例が確認できる(個人ブログのためリンクは避ける)。
2016年にはモデルプレスに掲載された「ギャル流行語大賞」の7位となった。ちなみに2017年版の同大賞ではランキング入りしていない。だがこの賞は一度ランクインしたものは対象外としている節があるため、「2017年には既に廃れていた」というわけでもなく、2017年や2018年に入ってもネット上での使用例は多かった。
その後2018年5月に、「からかい上手の高木さん」などの作品で知られる漫画家「山本崇一朗」が、この「やばたにえん」という言葉を漏らす少女のイラストをツイートした。
このツイートは多くの「いいね」とリツイートを集めて拡散され、これを発端として他にもツイッター上で女の子が危機的状況で「やばたにえん」と呟いているイラストを描く人々が複数現れた。
関連項目
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