バリグナーとは、機甲戦記ドラグナーの前期OPアニメにおいて、大張正己氏が作画・デザインアレンジを施したドラグナー1型のことを指す
概要
大張正己氏が原画を勤めた機甲戦記ドラグナーの前期OPアニメでは、主役メカである「ドラグナー1型」を初めとして登場する全てのメタルアーマー(本番組における人型ロボット兵器)が、アニメ本編や設定画とは大幅に違うデザインに変更されている。
そのデザインというのは、設定画よりも頭身が高く筋肉質であり、ロボットと言うにはあまりにも人間的なフォルムを前面に押し出したものであった。
それに加えて強烈なパースやダイナミックなポーズを駆使した演出は大変完成度が高く、当時のアニメーターブームの風潮もあってか視聴者からは概ね好評だった。
しかしながら、あまりにも設定(およびプラモデルといった関連商品)のデザインから逸脱したフォルムは、スポンサーからの理解を得られず、14話以降のOPでは、頭部周りを中心とした一部のカットが本編に近いデザインのものに差し替えられている。
また、強烈なインパクトとケレン味を持ったバリグナーではあるが、そのあまりにも人間的なアレンジは「メタルアーマーは持つメカニック感を廃している」として、否定的なファンも少なからずいる模様。
そういった背景もあって、2007年にバンダイから魂SPECという完成品モデルでドラグナー1型の発売が告知された際には、設定画を忠実に再現した「ドラグナー1 with キャバリアー」と、大張氏の原画(いわゆるバリグナー)を再現した「ドラグナー1 from ”Opening Silhouette”」とが同時に発表されるという異例の自体となった。
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