長とは、以下のことを表す。
- 長(おさ、チョウ) - 組織、集団を率いる人。代表者、トップ、リーダー。
- 長(チョウ) - 組織の代表者・トップであることを表す接尾辞。
- 長(チョウ) - 長さに関することを表す接尾辞。例:プランク長
- 長門国のこと。長州。
- 長(チョウ) - 発音記号の「ː」のこと。
人名
能登の長氏は遠江国長村発祥で、清和源氏の流れという。元々は長谷部姓であった。以仁王、源頼朝に仕え、能登大屋荘(現石川県輪島市)を領した。その後は能登畠山氏に仕えるが、上杉氏によって畠山氏が滅亡した後は織田氏、前田氏に仕え、江戸時代は加賀藩士となった。
現在、長姓は各地に分布するが、特に栃木県栃木市付近、福岡県糟屋郡粕屋町付近に多くなっている。粕屋町では1番多い苗字となっている。
- 長勇(1895年 - 1945年) - 日本の陸軍軍人
- 長新太(1927年 - 2005年) - 日本の漫画家
- 長克巳(1951年 - ) - 日本の俳優、声優
- 長義和(1953年 - ) - 日本の自転車競技選手
漢字として
長
- Unicode
- U+9577
- JIS X 0213
- 1-36-25
- 部首
- 長部
- 画数
- 8画
- 意味
- 年長・年寄り、長老、首長、(時間的に)長い、(距離が)長い、大きい、優れる、育つ、ゆったりとした、という意味がある。
- 字形
- 長髪の人を横から見たところの象形。そこから年寄りや長老を表し、代表者や長いもの全般を表すようになった。
- 〔説文解字・巻九〕には「久遠なり。兀に從ひ、𠤎に從ふ。兀は、高遠の意なり。久しければ則ち變化す。亡聲」とあるが、象形である。
- 音訓
- 音読みはチョウ、訓読みは、ながい、おさ、たける、たけ、かしら、つかさ。名のりに、いえ・つね・のぶ・ひさ・ひさし・まさ・まさる・ます・みち、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 長は部首である。長いことを表す意符として用いられる。主に偏に置かれ、镸の形になる。
- 声符
- 長を声符とする漢字に、倀、帳、萇、悵、張、棖などがある。
- 語彙
- 長歌・長官・長期・長広舌・長勤・長子・長者・長寿・長所・長女・長城・長身・長孫・長蛇・長大・長短・長髪・長編・長幼・長老
異体字
镸
- Unicode
- U+9578
- JIS X 0213
- 2-91-50
- JIS X 0212
- 69-93
- 部首
- 長部
- 画数
- 7画
- 仧は、〔説文解字〕にある古文。
- 镸は、〔説文〕の注や〔字彙〕にある古文。また偏旁に置かれる場合の字形。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𨱗は、〔説文〕の注や〔集韻〕にある古文。
- 𠤐は、〔説文〕の注や〔集韻〕にある古文。
- 𠑷は、〔玉篇〕や〔集韻〕、〔説文〕の注にある古文。
- 𠔊は、〔玉篇〕や〔説文〕の注にある古文。
- 𠑻は、〔説文〕の注や〔集韻〕にある古文。
- 𠑿は、〔説文〕や〔字彙補〕にある古文。
- 𡕣は、〔字彙補〕にある古文。
- 兏は、〔字彙補〕にある異体字。JIS X 0212補助漢字。
- 簡体字は长。
互換文字
関連項目
- 2
- 0pt
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