マインドユアビスケッツ(Mind Your Biscuits)とは、2013年生まれのアメリカの競走馬である。栗毛の牡馬。
通算成績25戦7勝[8-10-3-4]
主な勝ち鞍
2016年:マリブS(GI)、アムステルダムS(GII)
2017年:ドバイゴールデンシャヒーン(GI)、スプリントチャンピオンシップS(GII)
2018年:ドバイゴールデンシャヒーン(GI)、ルーカスクラシックS(GIII)
父Posse、母Jazzmane、母父Toccetという血統。
父ポッセはアメリカのGII優勝馬で18戦7勝。同名のシェリフズスターの父とは別の馬であることに注意。
母ジャズメインは不出走。
母父トケットはアメリカ2歳GIのシャンペンS、ハリウッドフューチュリティの優勝馬で23戦7勝。
アメリカ・ニューヨーク州のジャンピングジャックレーシングで生産され、2014年のキーンランドのセールで4万7000ドルで取引された。
馬名の意味は「Mind Your Business(大きなお世話)」をもじったもの。
※出走はすべてダート戦。
8月10日のサラトガの未勝利戦でデビュー。しかしここでは1馬身半差で2着に敗れた。そのあと3戦するも2着・3着・4着と勝ち上がることはできなかった。
4か月のリフレッシュを経て4月9日の未勝利戦に出走。ここでは7馬身半で快勝、勝ち上がることに。そのあと3着・2着を経てアローワンスで勝利、続くアムステルダムS(GII・6.5f)でも勝利、初重賞を飾った。
5着・2着のあとブリーダーズカップ・スプリントでは2着入線馬の降着繰り上がりがあったが2着と好走。出世レースとしても知られるマリブS(GI・7f)ではSharp Azteca以下を半馬身差抑えてGI初制覇を果たした。
この年の初戦のGIIではクビ差で2着に惜敗。
この年のドバイゴールデンシャヒーン(首G1・1200m)に招待される。レースではスタートから後方に下げるが、コーナーで仕掛けると直線で他の馬を一蹴、世界のダート短距離王に輝いた。
そのあとアメリカに戻り返す刀でスプリントチャンピオンシップ(GII・7f)を勝利。しかしそのあとのダート短距離~マイル路線でフォアゴーS6着、ブリーダーズカップ・スプリント3着、シガーマイルH2着と勝ち切ることはできなかった。
この年の初戦オプショナルクレーミングではアタマ差で敗れた。
この年もドバイゴールデンシャヒーン(首G1)に招待された。1枠になったがレースでは前年と同じく後方に下げた。残り200mでも逃げ粘るX Y Jetとはまだ5馬身の差があったがそこからマインドユアビスケッツは猛追を見せ、ゴール前X Y Jetをアタマ差で差し切った。
サマーズ調教師は「この馬はゴールがどこかを知っている馬だし、絶対に諦めない馬だと信じていました。さすがに4コーナーを回ったときの10馬身のビハインドは諦めそうになりましたけど……」と語った。
5月には日本の社台ファーム吉田照哉氏が所有権の50%を獲得、引退後は日本で導入される運びとなった。
この年はその後距離延長し、8fのメトロポリタンHで2着、9fのホイットニーSで2着のあとルーカスクラシックS(GIII・9f)でこの年の2勝目を挙げた。ブリーダーズカップ・クラシックでは11着に敗れ、この年で引退した。
2019年に日本に輸入。スタッフが乗った感覚からは距離は問題なくこなすと感じとっていた。
2022年に産駒がデビューすると7月10日にワタシダケドナニカで産駒初勝利、10月20日にはマルカラピッドがエーデルワイス賞(JpnIII)で産駒重賞初勝利、12月14日の全日本2歳優駿でデルマソトガケがJpnI勝利となった。
この年にはファーストシーズンリーディングサイアーとなっている。また、初年度に勝ち上がった18頭のうち母父がサンデーサイレンス系なのが11頭とサンデー系繁殖牝馬と相性がいいことも示した。
2023年にはデルマソトガケがUAEダービー(首G2)で優勝、同年のBCクラシックでは2着に好走している。
Posse 2000 鹿毛 |
Silver Deputy 1985 鹿毛 |
Deputy Minister | Vice Regent | |
mint Copy | ||||
Silver Valley | Mr. Prospector | |||
Severn Valleys | ||||
Raska 1992 栗毛 |
Rahy | Blushing Groom | ||
*マインドユアビスケッツ Mind Your Buiscuits 2013 栗毛 |
Glorious Song | |||
Borishka | Roberto | |||
Queen Maud | ||||
Toccet 2000 鹿毛 |
Awesome Again | Deputy Minister | ||
Primal Force | ||||
Cozzene's Angel | Cozzene | |||
Jazzmine 2006 栗毛 FNo.A4 |
Charming Pan | |||
Alljazz 1992 鹿毛 |
Stop the Music | Hail to Reason | ||
Bebopper | ||||
Bounteous | Master Derby | |||
Mille. Quille | ||||
競走馬の4代血統表 |
クロス:Deputy Minister 3×4(18.75%)、Blushing Groom 4×5(9.38%)、Hail to Reason 4×5(9.38%)
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最終更新:2024/05/03(金) 11:00
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