折れた竜骨とは、米澤穂信によるファンタジーミステリ小説である。
魔法が存在する十二世紀末のヨーロッパを舞台にしたミステリ。
剣と魔法の世界を舞台としながら、本格的なロジックミステリとして仕上がっている。
第64回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した。
2013年に文庫化され、創元推理文庫より上下巻で出版されている。
ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。
その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。
ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。
自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、「走狗(ミニオン)」候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年――そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?
魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?
2015年3月より、無料ウェブコミックサイトのファミ通クリアコミックにて連載が開始された。
作画は佐藤夕子。
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最終更新:2024/04/27(土) 02:00
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