武部沙織とは (タケベサオリとは) [単語記事]

武部沙織（たけべさおり）とは、アニメ「ガールズ＆パンツァー」の登場人物である。CV：茅野愛衣。

MF文庫Jより発売されている『小説版　ガールズ＆パンツァー』（著者：ひびき遊）では主人公を務めており、彼女の視点から物語が語られる事になる。（詳細は後述）

プロフィール

所属校：大洗女子学園
学年：普通一課2年A組（16歳）
所属チーム：あんこうチーム
搭乗戦車：Ⅳ号戦車（D型→F2 型→H型）
戦車内での担当：通信手
身長：157cm
誕生日：6月22日（かに座）
血液型：O型
出身：茨城県大洗町
家族：父（磯三）、母、妹（詩織）

好きな戦車：M26パーシング
好きな花：ピンクの薔薇
好きな食べ物：ドーナツ（ショコラフレンチ）、納豆
苦手な食べ物：辛いもの
好きな教科：家庭科
苦手な教科：数学
趣味：結婚情報誌を隅々まで読むこと
日課：5分できれいになれるヨガ
座右の銘：女の一念岩をも通す
パネル設置店：手作りお総菜の店カワマタ

私の概要が知りたいって？やだもー！

県立大洗女子学園に通う2年生。西住みほ・五十鈴華とは同じクラスであり、冷泉麻子とは幼なじみの関係にある。得意教科は家庭科で料理も得意。
視力が悪く、普段はコンタクトレンズを付けているようで本編2話ではコンタクトからメガネにチェンジする彼女の姿が見れる。料理など、家にいるときは眼鏡を掛けていることが多い。
あんこうチーム＜Ⅳ号戦車D型＞では通信手を担当。また、決勝戦を前に第二級アマチュア無線技士免許を取得。（アマチュア無線技士の資格ではこの手の通信はアウトのような気がするし、陸技・陸特・総通とかの資格ではないとダメな気がするが気にしてはいけないのだろう。）

引っ込み思案のためいまいち友達が出来なかった西住みほに友人である五十鈴華と共に声をかけ、その後すぐに打ち解けるなど人付き合いが上手い。みほのことを「みぽりん」と呼んでいることから、ファンからは「さおりん」の愛称で親しまれている。
通信士というポジションに収まったのも誰とでも仲良くなれるからとのみほからの意見によってである。（最初の訓練時だけくじ引きの結果車長をしていた）
西住みほが生徒会によって強制的に戦車道を選ばされそうになった時は五十鈴華と一緒に文句を言いに行ったり、朝が弱い冷泉麻子のためにわざわざ迎えに行ったりと面倒見が良い。
戦車に関しては物語開始当初、全くの素人でありドイツ語で戦車前進を意味するパンツァーフォーを「パンツのアホー！？」と聞き間違えたり、汚れるからとの理由でⅣ号戦車を土足禁止にしようとして冷泉麻子に「やり過ぎだ」と突っ込まれたりしていた。
学生寮で暮らしているが、実家には両親と妹がいる。しかし、あんこうチームの中で唯一家族が登場しておらず、彼女の家庭環境は意外に謎が多い。

彼女の特別目立った面としては、非常に恋愛願望ならびに結婚願望が強いと言うところがある。
そのせいか何でも恋愛ごとに絡めて例えたりしているが、実際のところの恋愛経験は皆無のようで所謂『恋に恋している』状態である。1年生には彼氏がいたかを聞かれて落ち込み、後輩たちに慰められる一面もあった。
そもそも、戦車道を始めた理由も「モテモテになれそうだから」だったり、高校2年生ながら結婚情報誌を読むという30代独身女性のような趣味があったり、男を落とすために料理スキルを磨くなど色恋事に対していかに重度の憧れを抱いているかが伺える。
極めつけは公式で配信中のサウンドドラマ（武部沙織編）であり、彼女の人となりが遺憾なく発揮されたその様はまるで婚活中の女性かなにかのようである。そのため、ネットでは婚活戦士ゼクシィ武部と呼ばれることも･･･
ついでに言うと彼女のキャラクターソング CDの歌詞もこれまた壮絶にピンク色なものになっているので興味がある人は調べてみるといいかもしれない。

と、モテるために日々努力を重ねている彼女だが、残念ながら劇中では浮いた噂すら立ったことがない。本人の女子力は高いのだが、最大の原因は女子校の学園艦故にそもそも周りに男がいないことだと思われる。若い男には縁遠い一方、後輩の女子生徒や、大洗町の商店街の爺さんたち、極めつけには三毛猫（全部雌）と、若い男以外ならモテまくっているのだが･･･。なお、ウサギさんチームからは、戦車を探しに学園艦内部で迷子になって以来大変慕われており、その姿はもはや母親のようである。
ちなみに、中の人たちには「妹の方が先に結婚しそう」「一番結婚遅れそう」とか言われてしまっている。だが、大洗町看板娘コンテストでは1位を獲得するなど、実際のファンからの支持はかなり高く、リアル嫁にしたい人も少なくない模様。がんばれさおりん、きっと君ならいつか素敵なお嫁さんになれる日が来るぞ！

小説版では主人公だよ！モテモテになったらどうしようー！

大百科冒頭でも書いた通り、小説版では沙織が主人公である。
彼女の一人称視点で話が進むため本文も「ばーばばばーばばばー！」とか「きゅらきゅらきゅらきゅら！」など非常に女子高生らしい文章で書かかれておりSAN値がガリッと削られそうな完成度である。
しかし、過去のトラウマを抱える西住みほへの気遣いや通信手となった後の向上心や創意工夫について描写されており、アニメ版よりも彼女の働き振りを見ることが出来る。ただし、小説版でも恋愛についてはさっぱりである。
目次の各章タイトルの時点で既にいろいろオチが付いていたりもする。