錆白兵とは、西尾維新作『刀語』およびそれを原作とするアニメに登場する架空の人物である。
年齢、二十。職業、堕剣士。所属、無所属。身分、浪人。身長、五尺三寸。体重、十一貫五斤。趣味、剣法。
刀語最強の剣士にして「薄刀・針」の所有者。日本最強の剣士で「剣聖」の称号を持つ。
長い白髪と、女性のみならず男性をも虜にする美貌を持つ。CVは緑川光。
決め台詞は「拙者にときめいてもらうでござる」。
技は非常に多彩。
などなど。そして針の特性を最大限に生かした事で彼のみが放つ事が可能な限定奥義:薄刀開眼などがある。
物語が始まる前、とがめと組んで薄刀『針』の所有者、傷木浅慮から薄刀『針』を奪うことに成功。直後、逃亡した。この結果、真庭忍軍のこととあわせて、幕府内におけるとがめの地位は決定的に低下し、これにより虚刀流が再び世に出る遠因となる。ちなみに逃亡した原因について、とがめは最初、刀の毒に当てられたのだろうと予想していたが、巌流島での決闘の後は、彼には彼なりの理由があって幕府を離反していると推察している。
原作では、奇策士とがめの語りによって絶大な強さと壮大な戦闘が予期されていた。
が、
なんと戦闘シーンが丸々カットされ、「薄刀・針」を奪取したとがめと七花が茶屋で錆の強さとそれを打ち破った互いを讃え合うのみというとんでもないオチが待っていた。
アニメ版では、次回予告で錆と七花の壮大な戦闘シーンが展開され「おお!これは原作ブレイクして戦闘か!」と原作既読者を期待の渦に巻き込んだ。
が、
やっぱり予告シーンは釣りでしかなく、第四話は真庭忍軍・虫組と鑢七実にオイシイところをすべて持って行かれ錆は1カットだけ出て終了という原作通りの展開・見事な予告詐欺であった。ちなみに予告編だけで恐ろしいほどの作画枚数だったという。詐欺白兵とか嘘刀『釣』とか釣り針とか言うな。
宇練銀閣がスタンド能力を発動したわけじゃない。断じて。
上記の経緯により、アニメ放送時は、既読者は「やはりか……」と半ば納得しながら、未読者は( ゚д゚)ポカーンとしながら第四話を観終え、そしてその両方から「やはり姉ちゃんはいい」という感想が排出されるなど、絶賛と否定とそれ以外の何かが忌憚なく論じられた。
ちなみに原作未読者に説明しておくと、彼の実力は作中に登場した剣士の中でも冗談抜きに最強クラスであり、その才覚は(七花が八話までで対戦した相手の中では)「七実>>(越えられない壁)>>錆白兵>>(越えられない壁)>>他」というくらいの開きがあるのである。決して見かけ倒しではない。
しかし、この刀語世界の約150年後に誕生する、とある幕末最後の剣士(沖田総司)の方が才覚も上であると黒幕によって明かされていた。なんだそのインフレ。
その名の通り錆白兵の一族の持つ力の事で、鑢一族の虚刀「鑢」と共に完了形変体刀の候補となっていた。全刀の特性は「棒状のものなら何でも剣として扱える」というもので、薄刀・針は白兵のもとに渡るべくして渡った事が解る。ただし四季崎記紀には失敗作として見限られていた様子。
なお、虚刀や真庭一族と同じく、歴史の改竄による時間の流れの歪みから生じた一族である。
白兵の母、黒鍵は歴史上最強の剣士で勿論この特性を持っており、その力量は数十km以上離れた相手を爆散させる「突き」や、素振りで地を割り天を裂き全てを吹き飛ばす暴風を生み出す程。
これは当時7歳の鑢七実相手に半年戦い続ける事が出来た程のものであった。「子供相手かよ!」と思ってはいけない。見稽古を完成させてないが故に彼女は、当時ほぼ完全体の状態であったと思われる。
掲示板
78 ななしのよっしん
2018/10/23(火) 23:05:42 ID: OflbZcexBM
たまにどうしようもなく錆白兵戦がどこかに実は存在しているんじゃないかと思ってどうしようもなく見たくなるけど、これが未完の作品特有の心残りな感じをわざと再現しているんだとすれば西尾維新は本当に面白い作家だよなぁと
79 sage
2018/12/16(日) 23:52:58 ID: OpREpuBZ2L
原作も戦ってないんだったら読者は予想通りで物足りないだろうし
そうでなくてもカットは物足りなさ過ぎるから
予告の振りは絶妙だったと思う
80 ななしのよっしん
2022/01/26(水) 20:51:40 ID: nbtzQnkV6/
薄刀開眼とあるから刀身の角度を微妙に調整してプリズム的な効果でも得るのか…?
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最終更新:2024/05/08(水) 16:00
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