辺とは、以下のことを表す。
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人名
辺は、中国語圏、朝鮮の姓である。
漢字として
旧字体は邊。邊・邉に包摂される字形の多さは異常。
- 意味
- 辺境、国境、付近、端っこ、へり、隅、ほとり、そば、田舎。
- 〔説文解字〕の本字は𨘢で、〔説文・巻二〕に「垂崖を行くなり」とあり、崖っぷちとある。
- 字形
- 形声で、声符は臱(𦤝)。𦤝は〔説文〕に「宮に見えざるなり。闕」とあり、字形についての説明がない字。
- 白川静は、臱を自(鼻の象形)+台座の象形で、鼻の穴を上にした首を台座に架ける字としている。邊は、境界にさらし首を置いて呪禁とする字であり、そこから辺境の意味があるのだという。
- 音訓
- 音読みはヘン(漢音、呉音)、訓読みは、あたり、ほとり、へ、べ。
- 規格・区分
- 辺は常用漢字であり、小学校4年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 邊(辺)を声符とする漢字には、𤄺、𥸅などがある。
- 語彙
- 辺縁・辺涯・辺境・辺塞・辺際・辺陲・辺土・辺鄙・辺防・辺邑
異体字
関連項目