SCP-2536-JPとは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『タバコと滋賀はお好きですか?』。
SCP-2536-JP | |
基本情報 | |
---|---|
OC | Safe |
収容場所 | サイト-8104の異常文書収容室 |
著者 | DrClipper |
作成日 | 2021年1月9日 |
タグ | are-we-cool-yet マナによる慈善財団 感覚 文書 精神影響 視覚 認識災害 |
リンク | SCP-2536-JP |
SCPテンプレート |
SCP-2536-JPは17枚のポスターであり、ポスターの画像は黒を背景に不規則に惹かれたカラフルな線で構成されており、そして以下の文書が右下に別紙のシールをはられたような形でついている。
マナによる慈善財団は
あなたの禁煙を応援します
賛同: Are We Cool Yet ?
SCP-2536-JP - SCP財団より,2022/06/02閲覧
マナによる慈善財団 (MCF)。一般的には貧困にあえぐ人を助けたり、紛争地の難民を支援したりする団体として知られているが、どうやら禁煙キャンペーンにも力を入れていたようだ。まあACみたいなものと考えればおかしくないのかもしれない。協賛した(そしておそらくはこのオブジェクトを実際に作った)Are We Cool Yet?は異常芸術家(アナーティスト)の集まりであり、これを見れば皆タバコを吸いたくなくなるような認識災害を受けるのだ。やったね。
SCP-2536-JPへの暴露回数 | 段階 | 状態 |
1~5 | 微弱 | タバコを嗜好しない人が煙全般に対して僅かな忌避感を覚える。 |
5~10 | 軽微 | 愛煙家がタバコ以外の煙に対して僅かな忌避感を覚える。 |
10~20 | 発露 | 暴露者の80%がタバコの主流煙に対して明確な忌避感を覚える。また、暴露者の30%が滋賀県に対し僅かな忌避感を覚える。 |
20~45 | 能動 | 暴露者の全員が煙の吸引と滋賀県に対して強い嫌悪感を抱き、喫煙を避ける。また、旅行先だった場合変更する、在住していた場合転出を計画するなどの具体的な行為に及ぶ。 |
45~60 | 憎悪 | 強迫された場合でも喫煙しない。滋賀県からの脱出欲求が高まり、短絡的な手段に訴えるようになる。 |
60~ | 危険 | 自分が滋賀県内に位置することを知覚すると脅迫性衝動に駆られる。 |
いや、なんで滋賀がそこで流れ弾くらってんの。滋賀県██町の人口減少速度が異様に高いこと、流出者の87.8%が県外に転居していることの判明を受けて財団が調査したところ、この町の駅の喫煙ルーム、構内掲示板、電子柱の広告といたるところにこれが掲出されていたのだ。これらは全て正当な手続きを経て掲出されていたが、カバーストーリー『住民からの苦情』を適用してこれを剥がした。これを実際に掲出していた、MCFのジャケットを着用した男の行方を財団は追っている。
財団がヘビースモーカーで滋賀県民のDクラスを連れてきて実験を行ったところ、くり返し見せることで自身の出身を三重県と偽って回答したりしていた。しかし「上半分だけ」「下半分だけ」見せる実験を行ったところ、上半分がタバコ、下半分が滋賀県への嫌悪感を煽る形になっていたようだ。更に、右下のシールを剥離剤で除去した上でDクラスに見せたところ、滋賀県への嫌悪感が喚起されなかった。
そこで財団は認識災害分析プログラムにこのSCP-2536-JPをかけてみたところ、視認した人間の深層心理に作用して、視認した画像の内容に従順にさせる認識災害レイヤを確認。そのレイヤを除去した画像を見てみると、……「ノー・スモーク ノー・シガレット」の文字が出てくる。ようは「レット」部分がシールで隠されていたため、タバコだけでなく滋賀県へのヘイトを喚起してしまったのであろう。
これだけなら「またMCFは無思慮でアノマリーなんか使って」で終わるところなのだが、上の画像からは下のノー・スモークノー・シガレットは読めない。MCFがこのレット部分にだけ的確にシールを貼るのは難しいはずだ。そして滋賀県といえば、財団世界ではSCP-1233-JPの隠されている場所であり、SCP-1300-JPに登場するシガスタン共和国とも関連が強い場所である。都合よく滋賀県に貼られていることといい、ただのギャグオブジェクトで終わらせて良いようには思えないが……。
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最終更新:2024/05/27(月) 05:00
最終更新:2024/05/27(月) 05:00
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