概要
体長は30~50cm程度と、鮫にしては非常に小型の種。体色は背側が濃い茶色、腹側が白色、そして鰓孔のまわりには暗色の横帯がある。葉巻のようなずんぐりとした体型をしており、後方にある背鰭はかなり小さい。腹面に備えた多数の発光器で淡緑色の生物発光を行い、光に溶け込むことで影を消している。
しかし一番の特徴は何といっても、吸盤のように大きな唇と、大きく発達した強靱な歯を備えた口であろう。これを用いて獲物にかみつき、全身をよじって肉片を引きちぎってしまう。その噛み痕ははっきりとした円型になって残されるため、「クッキーカッターシャーク」という英名を持つ。恐ろしや…
人を襲うことはないが、海底ケーブルや潜水艦に噛みついて傷をつけることがある。迷惑な奴だ。熱帯周辺海域の深海域に生息しており、夜間には海表面で見られることもある。
関連動画
関連商品
関連項目
- 3
- 0pt