うたスキ動画とは、カラオケ「JOYSOUND」で撮影した動画をアップロードして他のユーザーに公開することができるシステムで、現在は「動画」の文字がなくなり、「うたスキ」と呼称されている。かつてはニコニコ動画への連携を行うことが出来るようになっており、このシステムを利用してJOYSOUNDからニコニコ動画にアップされた動画には「うたスキ動画」のタグがついていた。なお、つけない事も可能となっていた。2022年11月30日をもって連携が終了、現在はニコニコへのアップロードは出来なくなっている。
概要
うたスキ動画は、JOYSOUNDのコミュニティ「うたスキ」の機能の一つとして、2008年の10月にJOYSOUNDの機種「HyperJOY WAVE」に設置することによって撮影が可能になった。当時は周辺機器が必須だったが、2009年10月発売の「CROSSO」、2012年6月発売の「F1」には標準装備されている。その後のMAXシリーズ(MAX、MAX2、MAX GO)でももちろん標準装備されている
JOYSOUNDで配信されている約31.5万曲の9割以上で撮影が行うことができる。方法としては、「JOYPadキョクナビ」と呼ばれる曲を選択するためのタブレットでログインを行った後、歌いたい曲を調べる。予約の一歩手前の画面まで表示をした曲予約画面でうたスキ動画撮影「ON」を選択して予約ボタンを押す。これで準備は完了である。
予約した曲の順番になるとメロディの始まる前にカウントがあり、動画として撮影される状態を確認することができる(カメラで言うスタンバイモード)。そのカウント中に注意事項等が流れる。
歌が終わると動画を再生する、動画を保存する、動画を「一般公開する」、「会員公開する」または、「非公開で保存する」などのコマンドが表示されるので、目的に応じて選択をする。ニコニコ動画にアップロードをする場合は、動画を保存もしくは公開した後にJOYSOUNDのHPで「一般公開設定」を行う。詳しくはこちら。
一般的なニコニコ動画の「歌ってみた」とは違い、姿を出すことが条件であるためハードルは少し高い。マイクの角度を変えて、姿が映らないようにする事は可能。ただし、マイクが動かせないからと言って、物を置いたり部屋の照明を落としたりで映像の内容を真っ暗にする行為は望ましくない(うたスキガイドライン6より)。また、替え歌や商品を映すことも禁止事項となっている。音声の編集もできないため、歌ってみたで行われる音声の編集は一切行えず、完全に実力勝負となる。しかし、撮影場所はカラオケボックスであるため歌うのに適した環境である上に、ボイスチェンジャー機能も使える(一部機種除く)、手軽に投稿できるなどのメリットも存在する。動画を公開せずに自分や一定の人のみが見れる状態にすることもでき、自分で歌のチェックを行ったり知り合いに見せることもできる。
ニコニコチャンネルの「うたスキチャンネル」にてうたスキでピックアップされた動画がニコニコ動画でも再生できるようにはなっていたが、2014年7月のアップデートによってニコニコ動画をはじめとするSNSサイトへの投稿ができるようになった。
ただし、ニコニコ動画の場合は投稿から90日が過ぎた時点で再生数が100回を超えないと自動的に削除される。(ぶっちゃけ、100回くらいなら自演でどうにかなるよね。)
うたスキ動画の機能を使って公式にニコニコ動画に投稿する場合は生音源スタンダード(スタンダード)音源の動画のうち権利上問題のないものしか投稿できないので、あげた動画はクリエイター奨励プログラムに登録可能である。
2021年11月16日にJOYSOUNDから「うたスキサービス一部サービス終了のお知らせ」が発表、2022年11月30日をもって、ニコニコ動画との連携が廃止されることとなった。投稿済みの動画は削除されない。予定通り、2022年12月1日にリニューアルが行われ、同日以降はうたスキ動画のニコニコへの新規投稿は出来なくなっている。なお、キョクナビアプリを利用したYouTubeへの投稿は引き続き可能。
関連動画
関連チャンネル
関連項目
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