お祈りとは元々就活用語で不採用を示すが、最近はネット上なら不採用全般に対して使われる。
この記事では儀式としての「祈り」については触れないので注意。
概要
就職活動を行うと、このお祈りに遭遇しない者はまずいない。最初に受けた企業が超ブラックなど自らハードルを思いっきり下げたり、学歴成績等が非常に優秀だったり、ものすごい幸運に恵まれない限り、即座に(しかも志望通りの企業へ)内定獲得というのはまずありえないのが現代の就職活動だからである。
そのため不採用通知は大抵の人がもらうものだが、通知の最後に必ず「あなたのご活躍をお祈りいたします」といった一文で〆られており、そこから生まれた言葉だと思われる。
現在は就職活動もWeb上でかつ企業とのやりとりも電子メールで行うことが普通なため、就職活動生の間で不採用通知を「お祈りメール」と呼んでいる。お祈りにしろそうでないにしろ、通知まではおよそ1週間待たされるためその間やきもきさせられた挙句にお祈りメールが来た時の精神的ダメージは半端ではない。しかし、こういった挫折を乗り越えていかなければならないのが就職活動なのである。
活躍を祈られたって仕事がなきゃ活躍できねーよとか、祈るだけでなんで採らないんだというツッコミは誰もがしただろう。まあうん、はっきりと「お前はうちの会社じゃ使えねーから不採用」だとトゲが立つから書けないが、かといって遠回しに書いても祈られた側としてはすっきりしない。日本語とは難しいものである。
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関連項目
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