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だったらちょうだいよ、あんたの足――――!単語

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だったらちょうだいよ、あんたの足――――!とは、"アイドルマスターシャイニーカラーズ"に登場する名もなきアイドルの台詞である。

概要

ごうごうひびく

G.R.A.D.に出場することになった霧子だったが、同時に進路について教師と相談を続けていた。そんな時、ある現場の控室でアイドルが癇癪を起こしているところを目撃する。どうやら足を痛めているようだ。霧子は声をかけるが、アイドルは逆ギレする。それでも何か手伝えることはないかと続ける霧子だが、アイドルは

「だったらちょうだいよ、あんたの足――――!」

とヒステリックに叫ぶ。そして霧子がG.R.A.D.に出場することに言及し、妬むような言葉をかける。このアイドルもG.R.A.D.を目指して、努力を重ねてきたのだ。だが、この足の怪我ではその夢は叶わないだろう。だからこそ、運良く怪我一つなく出場することのできる霧子に嫉妬し八つ当たりをしてしまったのだ。
彼女は前十字靭帯を損傷しているのだと、そのアイドルのマネージャーは語り頭を下げた。医学を志す霧子は、それが簡単に治る怪我ではないと理解していた。

この言葉がきっかけになり、霧子は自分が如何に恵まれているか、周りに助けられているか、そしてその施しに報いる結果を出せているのかと思い悩むようになる。G.R.A.D.編は各アイドルの在り方をあらためて問うという内容であり、霧子の場合は周りに何を返せばいいのかを模索する物語となっている。

この名もなきアイドルは、ファンから前十字靭帯さんと呼ばれている。

うまく輝くことができない存在

霧子をはじめシャニマスでプロデュースできるアイドルは、プロデューサーと一緒にオーディションを勝ち抜き、アイドルとして羽ばたいていく。裏を返せば、彼女たちの成功の影にはオーディションに落ちた人、望んでいる成果を出せない人、業界で嫌な思いをしている人などが確かに存在しており、前十字靭帯さんのようにこのような形で登場することがある。