ゆうこりんが辿り着けなかった境地とは、デーモン閣下が今なお持ち続けている覚悟のことである。
概要
芸能人が自分を売り出すときに、キャラ付けをするのはよくあることである。
しかしキャラ付けの方向によっては、そのキャラが許されるのは若いうちだけということが起こり得る。
その代表的なものが「自分は悪魔だ」「自分は宇宙人だ」などの中二病もとい電波設定である。
かつてタレントの小倉優子は「こりん星出身の宇宙人である」と自称し、その上で不思議ちゃんとしてキャラ付けしていた。
しかし、1983年生まれの彼女は、20代後半を迎えるに当たりこの設定を完全に投げ捨ててしまう。
それまでもちらほらと設定にぼろを出すことはあったが、2010年に完全にキャラ付けと決別。
宇宙人であることをあきらめ、こりん星は爆破された。
それ以降は過去のネタとしていじられるだけにとどまっている。
しかし、デーモン閣下は違う。
閣下は御年10万歳を超えておられる悪魔でありながら、人間のミュージシャンのふりをなさり続けている。
同時に相撲評論家やコメンテーターとしても活動しておられるが、その時にも悪魔を装った人間の姿に身を包んでおり、決してそのスタイルを崩そうとしない。
おそらく閣下が地獄にお帰りになるまでそのスタイルは続くであろうし、それを認めさせるだけの覚悟を閣下はお持ちになられている。
基本的には信憑性が求められるWikipediaでさえ、生誕「西暦:紀元前98,038年11月10日」というアンサイクロペディアのようなプロフィールの記載を許してしまうほどである。
もっとも、10万歳を超える閣下にとっては高々30年程度しか生きていない小娘のキャラ付けと己が境地とを比べられること自体失礼かもしれない。この言葉を使う際には十分気を付けよう。
関連動画
関連項目
- 3
- 0pt


