ゲート難とは、ゲート入りや発走に難を抱えてる事である。
概要
競馬のスタートはゲートの中に競走馬を入れて、各馬収まり体制完了を確認した上で前扉を一斉に開け発走させる。
各馬すんなり収まって、各馬すんなり発走するのが理想だが、中には枠入りを嫌ったりゲートをくぐる・出遅れる・そもそもゲートから出ない等々問題が起こる場合がある。
困った事にそれを常習的にやらかす競走馬がいるのも事実で、その事例を「ゲート難」と言う。
酷い場合はゲート試験を再度課される事もある。それをパスしても再度やらかす仔もいるが…
ゲート難で引退する事例も存在する(ブチコ等)
主なゲート難
ゲート入りを嫌がる
何らかの理由によりゲート入りを渋ったり、暴れたりしてゲートに入ろうとしない事。常習性がある競走馬は目隠しをする・一番最初に入れる等の対策も係員側が施すが、それでも中々入らず発走時間が遅れる事がある。[1]
スイープトウショウがその最たる例で、気に入らなければとことん入ろうとせずに発走時間を度々遅らせ、度々ゲート試験を課されていた。大一番(2006年有馬記念)でも盛大にごねて発走時間を遅らせている。
発走前にゲートをくぐる、破壊する
発走前にゲートをくぐる、もしくは破壊して外に出てしまう事。発生した場合、馬体検査が行われる事が多くその分発走時間が遅れる。走り去ってしまった場合は捕まえる為に更に遅れ、次のレースの発走時間も変更される事態になる事もある。
最たる例はブチコがその常習犯で、事を起こす度に自ら負傷したり騎手を骨折させたりしていた。最終的には陣営が調教を諦め前述のとおり引退させた。
ゲート内で暴れる
文字通りゲート内で暴れる。落ち着くのを待って発走にこぎつけられればまだ良い方で、騎手を振り落としたりして全馬枠入りし直しになったり、馬体検査が行われて発走時間が遅れる事がある。最悪の場合、骨折して予後不良になる危険性もある。
出遅れる・ゲートから出ない
何らかの理由ですんなり発走する事が出来ずに出遅れる。最悪の場合ゲートから1歩も出ない時もある。[2]当然競走としては不利な状況ではあるが、それでも勝っちゃう競走馬はいるもので、GⅠ馬でも出遅れ常習犯が存在する(ルーラーシップ、デュランダル等)
そんな中、何故か出遅れ代表としてゴールドシップを上げる人達がいる。理由としては春の大一番で盛大にやらかしてしまったからだろう。その事件はもはや語り草になっており、アニメやゲームアプリで再現される程である。
関連動画
関連静画
関連項目
- 競馬
- フェラーリ
- 気性難
- ゴールドシップ / 120億円事件
- スイープトウショウ
- セイウンスカイ
- デュランダル(競走馬)
- ブチコ
- ペルーサ
- ユメノホノオ
- ラガーレグルス
- ルーラーシップ
- ゲート難(ウマ娘) / ゴールドシップ(ウマ娘)
脚注
- *ゲート入りを嫌がる馬に対してすべての馬に目隠しの対応をするわけではない。目隠しで見えなくなることでかえってパニックで暴れたり、逆に委縮して動かなくなることもあるので、獣医師資格もある3名の発走委員(スターター)の判断でつけるかどうかを決めている。
- *ゲートから全くでない状態は競走中止の扱いとなる。この場合の説明は「膠着したため」と案内される。
- 0
- 0pt